堀川商店街の活性化を目的として生まれたダイナー

洋食編

KYOGOKU DINING

京都市内には大小さまざまな商店街があります。観光スポットとして人気の大規模な商店街から、地元の人々の台所として利用されているこじんまりとした商店街まで、50前後はあるでしょうか。そんな中でも今回はコンパクトな「堀川商店街」へ伺いました。現在は堀川通上長者町から堀川通下立売までの西側約500mほどの商店街で、堀川団地に併設されるカタチで1951年(昭和26年)に再興。一時は衰退していましたが、近年では新しいお店が増えて活気を取り戻しつつあります。そんな商店街活性化の切り札として期待されている1店が「KYOGOKU DINING(きょうごく だいにんぐ)」です。

2014年10月に開業した新しいお店で、現在では常にお客さんで賑わう人気店へと成長しました。こちらのお店と隣接する「NEW STANDARD CHOCOLATE kyoto」は、発達障がい・精神障がい・知的障がいのある人の就労支援を行うNPO法人「!-style(エクスクラメーション・スタイル)グループ」により運営されています。気軽に立ち寄れる街のレストランとしてだけでなく、近年では二条城などの観光ついでに足を伸ばして立ち寄られる方が増えているように感じました。では店内へ入ってみましょう。

14時過ぎにもかかわらず、お客さんで盛況です。モダンな店内は若者からシニアまで老若男女に好まれる雰囲気で、人気店なのもうなずけます。ランチやディナーだけでなく、カフェやパブとしても利用できる通し営業のお店なのも高評価の理由でしょう。では改めてランチメニューを拝見してみます。

本格的な洋食をリーズナブルな価格でいただけるメニューラインナップです。フレンチでもイタリアンでもなく洋食、というのも老若男女を惹きつける理由だと思います。今回はいろいろな味を楽しめるコンビネーション ランチ プレート「ハンバーグ、鶏もも肉のからあげ&カニクリームコロッケ」¥1,280を注文してみました。

ボリュームたっぷりなコンビネーション ランチ プレートです。赤だしも洋食店クラスの本格派な味わい。白菜の漬物、ひじきの煮物、レタス菜と水菜のサラダは一転して京都らしさを演出しています。鶏もも肉のからあげは下味がしっかりとついている竜田揚げ風で、まさに洋食店の鶏からあげです。ご飯のオカズとして申し分ありません。ハンバーグも手作りでしょうか、牛肉の旨味がダイレクトに味わえる一品。軽めに仕上げられたデミグラスソースが今風で、素材の味を殺さないタイプとなっています。

そしてぜひ味わっていただきたいのがカニクリームコロッケです。丁寧に作られたベシャメルソースはなめらかの極みで、さらにカニの風味をしっかりと味わうことができる逸品と言えるでしょう。ひょっとすると既成品かも知れませんが、これだけの味はなかなか食べられないと思います。サクサクの揚げ加減といい、ベテランシェフが調理をしていてもおかしくないクオリティだと感心しました。

一流ホテルの洋食ランチレベルの味わいを¥1,000ちょっとでいただける貴重なお店です。地元の方だけでなく、遠方からわざわざ来られるのもわかります。堀川商店街の活性化という地域貢献と、障がい者の就労支援という社会貢献を同時に実践されている、これからの京都になくてはならない飲食店ではないでしょうか。もし堀川商店街近辺まで来られた際には、昼でも夜でもぜひ洋食やお酒を満喫してください。

[2019年4月21日訪問]

KYOGOKU DINING
●住所…京都市上京区堀川通出水上ル桝屋町28 堀川商店街内
●TEL…075-432-7563
●定休日…月曜日
●備考…店内時間分煙(17時以降喫煙可)
●ホームページ…Instagram

コメント

タイトルとURLをコピーしました