京都のコーヒー文化に寄与する喫茶店チェーン

喫茶店・カフェ編
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小川珈琲 本店

喫茶店をこよなく愛する京都人にとって、最も馴染み深い京都発祥の喫茶店チェーンと言えば「小川珈琲」かも知れません。喫茶店自体、昨今は外資系カフェや個人経営のカフェに押され気味ではあるものの、地域の憩いの場としてまだまだ頑張っていただきたいと願っています。今回は、京都発祥の喫茶店チェーンの雄とも呼べる「小川珈琲」の総本山「小川珈琲 本店(おがわこーひー ほんてん)」を訪問しました。

場所は西大路五条の「イオンモール京都五条」から300mほど南に行ったところにあり、「小川珈琲株式会社 本社」と併設されています。現在、直営店だけでも京都市内に6店舗、大阪府・滋賀県・神奈川県・埼玉県に各1店舗を展開。小川珈琲のコーヒー豆などを卸している喫茶店やカフェは数え切れません。創業は1952年(昭和27年)と京都発祥の喫茶店チェーンとしては比較的古く、京都の地にしっかりと根づいています。では店内に入ってみましょう。

売り物ではなさそうですが、高そうなポットやソーサー、カップなどが陳列されています。

ケーキ類も充実のラインナップで、ティータイムには特に幅広い年齢層の女性がケーキを注文されていました。もちろんテイクアウトもOKで、ロールケーキはお土産としても人気があります。

窓が大きく外光をふんだんに取り入れた明るい店内。落ち着いて読書をしたり、友人と会話をしたりと優雅な昼下がりを愉しむことができる雰囲気です。ここではノートパソコンが無粋に見えるから不思議。何となくですが、仕事をしたり勉強するのには似つかわしくない場所に思えます。特にお店から禁止されている訳ではないでしょうが。ゆったりとくつろぐには最高の喫茶店であると言えるでしょう。早速メニューを確認します。

コーヒー豆の本場である中南米をフューチャーした「中南米フェア」は期間限定だと思いますが、しっかりとしたランチメニューから軽食、スイーツまで幅広くラインナップされているようです。この辺りにも京都の喫茶店らしさが表れています。どれも食べたいものだらけでかなり悩ましいのですが、今回は少し贅沢をしてサンドウィッチとスイーツを両方楽しめる「アフタヌーンセット(ドリンク付)」¥1,600を注文してみました。

貴族キター

英国式のアフタヌーンティーですよ。イギリスの貴族は毎日3時のオヤツにこんなものを食べているのでしょうか。そしてオッサンひとりで頼むにはかなり恥ずかしいメニューに感じますが、実は今回は女性の知り合いと来ているのでセーフ。いかにも女性が食べるテイで注文しましたので、店員さんから怪しまれることもありませんでした。いつものようにお一人様での訪問であれば、「季節野菜の雑穀米ビーフカレー」¥1,300とドリンクを注文していたハズです。上段は手前からコーヒーゼリー、プリン、フランボワーズのアイスクリーム。下段はフィナンシェやクッキーなどの焼き菓子とカップサラダ、ミックスサンドウィッチの豪華ラインナップです。下段が見えにくいので寄りの写真をご覧ください。

ミックスサンドウィッチは玉子・ハム・トマトとツナの2種類が2切れずつ。ボリューム軽めのミックスサンドウィッチとカップサラダ、後はすべてスイーツという女子大人気のセットとなっています。サンドウィッチやサラダはもちろん、どのスイーツも間違いのないおいしさです。さすがは京都の老舗喫茶店チェーンの本店、と言ったところでしょうか。洗練されていながら手作りの良さも感じられる味わいは、¥1,600という価格以上の満足感があるように思いました。

そしてやはり触れない訳にはいかないコーヒーの味わいです。こちらはセットのブレンドコーヒーではなく、単品の「カフェラテ(HOT)」¥550ですが、コーヒーの風味はさすがの逸品。コーヒーの豊かな香りと味わいがしっかりと感じられる「カフェラテ」です。「小川珈琲」が日々当たり前のように提供するコーヒーのクオリティの高さには感動するレベルであると感じました。

京都のコーヒー文化に貢献している1店でもある「小川珈琲」。京都に来られた方にはぜひ一度お試しいただきたい喫茶店チェーンです。京都市内に6店舗の直営店が営業されていますので、「小川珈琲」の名前を見かけられた場合は休憩がてらにでも立ち寄ってみてください。寺社仏閣とは違う角度での京都の文化を味わうことができるハズです。

[2019年4月27日訪問]

小川珈琲 本店
●住所…京都市右京区西京極北庄境町75
●TEL…075-313-7334
●定休日…年中無休
●備考…店内分煙
●ホームページ…https://www.oc-creates.jp/shop/kyoto_honten/

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