蕎麦の甘みをしっかり味わえる大山そば店

和食編

手打 大山そば 響

日中は日差しも強くなり、汗ばむ季節がやってきました。特に女性の方は日焼けが気になるのではないでしょうか。個人的に昨今の美白対策は超大企業群の陰謀だと思っていますが、皮膚ガンや熱中症対策として長時間の直射日光は避けた方がよさそうです。そして冷たいものが恋しくなる季節でもあります。そこで今回は冷たい蕎麦を食べるため、京阪「出町柳駅」の向かいにある「手打 大山そば 響(てうち だいせんそば ひびき)」へ伺いました。

時刻は14時、「商い中」の札が出ていればまだ大丈夫ですので奥へ入っていきましょう。

里山に蕎麦屋を思わせる雰囲気の玄関です。「大山そば」とは鳥取県の大山(だいせん)山麓で収穫された蕎麦のことで、約800年の歴史をもつ郷土料理。鳥取県などの山陰地方は蕎麦が名産の地方が多く、蕎麦好きにも高い評価を受けています。実はたまにこちらの前を通るのですが、ランチタイムはだいたい行列ができている人気店。駅前という立地のよさもさることながら、その実力も確かなのは間違いありません。早速店内へ入ってみましょう。

14時を過ぎているにも関わらず、ほぼ満席状態です。カウンター5席と4〜6名座れる座敷1組とコンパクトなお店で、ひっきりなしにお客さんが入ってきます。京都の蕎麦店はだいたい男性が蕎麦打ちや調理をされることが多いのですが、こちらのお店は女性数名が蕎麦打ちから調理、接客まで担当される珍しさも特徴と言えるでしょう。ではメニューを確認してみます。

「もりそば」¥1,080など、少しお高めの価格設定ですが味に自信がある証しでしょうか。「大山そば」の真髄を味わうなら「三種わりごそば」¥1,280がオススメです。管理人は今回初めていただく「特製盛りそば(温泉玉子、おろし、天かす、青じそ)」¥1,380を注文してみました。

野趣あふれるたたずまいの美しいビジュアルです。こちらの蕎麦にワサビはつきません。備え付けの“一味唐辛子”を振っていただくのが響流。見た目ぶっかけ蕎麦ですが、まず数回はざる蕎麦のようにツユに浸して食べ、その後ぶっかけで食べてください、とお店の方に指示されました。青ネギや大根おろしをツユに入れて、一味唐辛子を適度に振って食べてみましょう。

まず蕎麦は角がしっかり感じられる少し硬いめの仕上がりです。俗に“田舎蕎麦”や“山家蕎麦”とも呼ばれる挽きぐるみで、蕎麦の野趣あふれる甘い風味をしっかりと味わうことができます。一味唐辛子が心地いいピリ辛のアクセントとなり、ワサビとは異なり蕎麦の甘みが引き立つおいしさだと感じました。蕎麦の味を理解できたところでツユを蕎麦にぶっかけます。温泉玉子や天かす、青じそなどの旨味と蕎麦が渾然一体となったおいしさです。京都で主流の白い更科系の蕎麦にはない旨さを存分に堪能することができました。

色白な更科系の蕎麦、色黒な挽きぐるみの蕎麦と、それぞれにおいしさはありますが、黒ギャル好きがブレない管理人は挽きぐるみの「大山そば」がかなり気に入っています。蕎麦の甘さがストレートに感じられる挽きぐるみを提供する京都の蕎麦店は多くありませんので、京阪「出町柳駅」近辺に来られた際は、ぜひお立ち寄りください。ランチタイムは並ぶことも多いため、少し時間をずらして訪問した方がいいかも知れません。

[2019年5月12日訪問]

手打 大山そば 響
●住所…京都市左京区田中下柳町20
●TEL…075-791-2597
●定休日…月曜日および第3火曜日(祝日の場合は翌日休業)
●備考…店内禁煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「響」で検索してください。

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