屋台の味が真夜中の胃と心にしみるラーメン店

中華編

ラーメン天龍

管理人が生まれ育った左京区下鴨エリアにはラーメン店が多いようです。“ようです”と地元民のクセに推量の助動詞を使っているのは、ほとんどの店に行ったことがないから。もちろん前は通っているので存在自体は知っているのですが、ラーメンを食べる機会がほとんどなかったこともあり断定しませんでした。そんな地味にラーメン店が多い下鴨エリアにあって、かつて高木町で屋台にてラーメンを提供していたお店があったそうです。“あぁ…あったかも知れない”レベルで申し訳ないのですが、現在は堀川北大路の交差点近くで店舗を構えている「ラーメン天龍(らーめん てんりゅう)」。深夜3:15ラストオーダーという深夜族にはありがたいお店です。休み明けの5月13日は深夜0時に京都へ着きましたので、そのまま原付で訪問してみました。

高木町の屋台時代は知らないものの、こちらのお店には過去に数回伺ったことがあります。確かかつての京都ラーメンの主流であった醤油豚骨スープだったと思うのですが、真夜中の飲食は何を食べてもおいしい背徳の味ですのであまり覚えていません。ちなみにランチタイムに伺ったことはないものの、前を通るとかなり繁盛されている感じでした。こんな深夜にラーメンなんて…と躊躇するフリをしながら、いそいそと店内へ入ります。

ラーメン店らしい店内は、5〜6名座れるカウンター席と4名テーブル席2組、座敷4名卓2組と、意外と多くのお客さんを収容できる規模。もともとは屋台で商売されていたことを考えると、かなり大きなお店と言えるでしょう。本日は月曜日の深夜ということもあり、お客さんは若い男性2名1組だけでした。しかし週末などは前を通る限り、0時を過ぎていてもお店の前の堀川通に車が2〜3台停まっていることもあり、お客さんで賑わっています。ではメニューを確認してみましょう。

ラーメンスープは4種類。醤油豚骨は「天龍ラーメン」¥650と「中国ラーメン」¥700の2種類で、「天龍ラーメン」は醤油味強め、「中国ラーメン」は豚骨味強めだった記憶があります。そしてメニューを見てさらに思い出したのですが、チャーシューがとってもおいしかったハズ。そこで今回は一品を注文すると食べ過ぎになる反省から、「ラーメンスジ定食」¥950のラーメンを「チャーシューメン」¥900に変更した「チャーシューメンスジ定食」¥1,200を注文してみました。えぇ、何も反省していませんとも。

まずは牛スジ煮込みとライス(小)が到着。管理人はてっきりラーメンの中に牛スジが入っているものとばかり思い込んでいました。結局、一品を注文するのと同じ結果になっています。管理人を太らせようとする闇の勢力の存在が、ちっとも体重が減らない原因だと確信しました。なぜ闇の勢力が管理人を太らせようとするのかについては、それを知った人すべてが太りますので公表できません。残念ですが。牛スジ煮込みは赤身肉の部分が多いスジ肉で、牛肉の大和煮のような仕上がりでライスにぴったり。もちろんビールのツマミとしても有能でしょう。

いよいよ「チャーシューメン」が到着しました。“これでもか!”と入っているチャーシューがうれしいですね。醤油のいい香りがスープから漂ってきて食欲をそそります。そしてメンマ、青ネギもたっぷり。まずはスープからいただきます。濃厚な醤油味が屋台のラーメンっぽいです。一般的な京都ラーメンに比べると醤油味強めだとは思いますが、はるか昔、受験勉強中に深夜食べた屋台のラーメンを思い出す懐かしい味わい。47歳のオッサンには少し塩っぱく感じましたが青春の味と言えるかも知れません。では麺をいただきましょう。

細めのストレート麺で豚骨や醤油ダレの濃厚な味わいによく合います。特別な麺ではありませんが、“THE ラーメン”という王道的なおいしさです。しかも一玉が少し多いように思うのは気のせいでしょうか。それとも闇の…イヤ、気のせい気のせい。気にせずチャーシューをいただきます。

意外だったのですが、チャーシューはあっさり味でした。濃厚なスープと合わせて最適な味となる計算されたおいしさです。豚バラ肉をたっぷり使ったチャーシューは、脂の甘味と肉の旨味を兼ね備えた絶品と言えるクオリティではないでしょうか。ラーメン店が作るチャーシューのおいしさに匹敵する中華店や精肉店はあるのかと思うほど、毎回ラーメン店のチャーシューには驚かされます。スープに浸して温かくして食べるのもおいしさの秘訣かも知れません。

夜中につい食べたくなるラーメンだと思います。そして間違いなく食べ過ぎてしまいます。そんなリスクはありますが、それでも味わってみたい方はぜひ「ラーメン天龍」を訪問してみてください。地下鉄「北大路駅」から徒歩10分ぐらいのところにありますので、運動がてらの散歩ついでにめざしてみてはいかがでしょうか。

[2019年5月13日訪問]

ラーメン天龍
●住所…京都市北区紫野上鳥田町59
●TEL…075-491-8880
●定休日…年中無休
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…twitter

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