本格的なカレーやスイーツを楽しめる和テイストカフェ

喫茶店・カフェ編
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京都爽庵カフェ

京阪「出町柳駅」に到着したのが22時。何だか無性にカレーが食べたくなったものの、22時を過ぎてもカレーを食べられるお店は多くありません。比較的遅くまで営業しているインド料理店に行こうか、それとも久々のココイチでいいか?!と思案していたのですが、ふと“あそこなら営業しているかも知れない”と思いたち、原付で白川通今出川をめざしました。

時刻は22:15、「京都爽庵カフェ(きょうとそうあんかふぇ)」に到着。市バスのバス停「銀閣寺道」のそばにあるこちらのカフェは、銀閣寺哲学の道など京都有数の観光スポットにも近く、多くの観光客で賑わっています。また、近隣には京都大学京都芸術造形大学京都府立医科大学などもあり、学生からも人気の和テイストなカフェ。管理人は2回ほど訪問したことがあるだけですが、確か23時近くまで営業していたハズです。幸い営業中の看板がかかっていましたので、早速店内へ入ってみます。

閉店間際だけあって、お客さんはサラリーマン風の男性お一人様が出て行かれるところでした。柔和で愛想のいいマスターからメニューを受け取ります。と、今度は大学生風の男性お一人様が入ってこられました。“閉店間際はお一人様率高し”も飲食店あるあるですので、しっかりと覚えておいてください。ではメニューを確認してみましょう。

和テイストなスイーツも豊富に用意されていますが、こちらのフードメニューのイチオシはカレーです。トマトのベジタブルカレー「トマトカレー(通称:赤カレー)」とフルーティーな芳醇さの「ブラックカレー(通称:黒カレー)」の2種類。2種類の合いがけで小説「赤と黒」で有名な小説家・スタンダールをもじった「スタンダールカレー(レギュラー)」¥800があるほか、トッピングも豊富でガッツリとカレーを楽しむことができます。

最上級トッピングの「ステーキカレー」¥1,300も人気メニュー。こちらは「スタンダールカレー」に牛ステーキが乗っている超豪華版です。また「伝説黒カレー」¥1,800は通常の黒カレーとは異なり、かなり時間がかかるとのこと。親切なマスターに「伝説黒カレー」についていろいろと教えていただいたのですが、すっかり忘れてしまいました。

「ハンバーガー」各種は女子にも人気のメニューです。ご飯物やアラカルトも揃っていて、大人数でのグループ客にも対応できます。夜はカフェだけでなくバーとしても利用できますので、飲む人も安心です。「伝説黒カレー」にも興味があったものの、今回は2種類のカレーとステーキが味わえる「ステーキカレー」と「アイスコーヒー」のセット¥1,500を注文してみました。

ワンプレートがもの凄いことになっています!まず付け合せにはナス、大根、カボチャのピクルスにレタス、ニンジンとタマネギのグラッセと、付け合せも手作りで気合十分。赤カレーはトマトの爽やかな酸味と旨味が心地いいカレーです。王道の欧風カレーといった感じで万人受けすると思います。一方、黒カレーは“赤味噌を入れた?!”と思わせる少しクセのある濃厚なおいしさ。よく味わうとフルーツを煮詰めたチャツネのような味で、少し和テイストにも感じます。万田酵素を食べたことがある方はおわかりでしょうが、あの味です。そしてステーキも実は2種類。右側がハラミとよく似た味わいのハンギングテンダー(サガリ)、左側は岩手牛のモモ肉だそうです。まずはモモ肉をいただきます。

密度の濃い深い赤身肉の味わいです。モモ肉ですので少し固めの食感ですが、肉を食ってる感じがします。外国のステーキはだいたいモモ肉などのランプが主流で、日本でもお安くステーキを食べるにはうってつけの部位。サーロインやロースなどの柔らかさと脂の旨味はありませんが、モモ肉ならではの赤身肉のおいしさを十分に堪能することができました。次にハンギングテンダーを試してみます。

こちらはハラミとほぼ同じ食感・味わいで柔らかかつ旨味も十分。価格的に外国産牛だと思いますが、国産牛に負けていないおいしさです。ハンギングテンダーもハラミ同様、内臓(ホルモン)に分類される部位で、その分安く食べられるのが魅力。しかもバラ肉など脂の味一辺倒の単調な味わいではなく、肉本来の旨味を楽しむことができます。カレーのトッピングとしては豪華すぎですが、「ステーキカレー」¥1,300はコスパ的にもかなり優秀ではないでしょうか。食べている間にもマスターから“カレーもう少し入れましょうか?”や“ご飯もう少し入れましょうか?”など、実の親よりも親切にされて驚きました。それとも管理人の体型を見て気遣っていただいたのかも知れません。今回はお気持ちだけありがたく頂戴しておきました。

セットドリンクのアイスコーヒーは焼き菓子付き。こちらのアイスコーヒーはまろやかな苦味ながらコーヒー自体のコクはしっかりと味わえる本格派。カフェであることを改めて認識できました。カレーやステーキの口をやさしく爽やかに洗い流してくれます。観光地によくある見かけだけのカフェではない、本物の味を追求されているお店です。また、音楽や落語などのライブといったイベントも頻繁に開催されています。今年の8月で5周年を迎えられるそうですので、銀閣寺などのお近くに来られた際にはカフェ使いや食事に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

[2019年5月22日訪問]

京都爽庵カフェ
●住所…京都市左京区浄土寺西田町78 アンソレイユ神楽岡1F
●TEL…075-200-4985
●定休日…木曜日
●備考…店内禁煙
●ホームページ…https://soan-cafe.jimdo.com/

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