昔ならがの札幌風ラーメンが味わえるラーメン店

中華編
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ラーメン・餃子 てうれ

もう何十年もご無沙汰のお店があります。そのほとんどがなくなっているのですが、まだ営業されているお店もわずかながらあり“近々行かねば”と思いつつ、何となく足が向きません。もちろんそのお店が気に入らない訳ではないのですが、前を通るたびに“また今度”となってしまうのです。自分でも理由はよくわからないものの、一つ思い当たる節があるとすればタイミングでしょうか。店の前を通ったときに限って全然違うものが食べたいから別の店に行くとか。久々に行ってみようかなと思ったときに限って休業していたり。そんなすれ違いが重なるときは重なるもので、今回訪問したラーメン店も実に30年ぶり。毎度毎度行列といった明確な理由ではなく、しょっちゅう前を通っているのに30年間伺うことがなかったお店です。

東大路通東鞍馬口通交差点を東へ500mほど行ったところにある「ラーメン・餃子 てうれ」。京都造形芸術大学から近く、ランチタイムには造形大の学生で混雑するお店です。夜は他大学の学生や仕事帰りのサラリーマンなどからも人気となっています。こちらは今年で46年となるかなり古いお店で、管理人も子どもの頃から知っていました。高校生ぐらいのときはたまに訪れていたのですがいつしか疎遠になっていて、今回は昔ながらのあっさりラーメンが食べたいと思いたち伺ってみることに。時刻は21:15、店内へ入ってみましょう。

お客さんは誰もいません。まず壁にかかっているメニューを確認します。“安っす”と思っていると大将から話しかけてこられて最初はテキトーに相槌を打っていたのですが、だんだん話に夢中となって…おかげで全然撮影できませんでした。しかも注文そっちのけで15分ぐらいしゃべってしまいました。“30年ぐらい前はちょくちょく来てくれてたなぁ”という話ならドラマになるのですが、残念ながらイチゲンさん扱い。最初、大将は管理人のことをラーメンマニアだとなぜか勘違いしていて京都のラーメンの話題となり、そして変な客の話で盛り上がり…。このままでは何も食べられないと恐怖を感じ、「バターラーメン」¥450と「餃子(6ヶ)」¥230を注文しました。

「バターラーメン」が着丼。あっさり鶏ガラ塩スープにほのかに香るバターの風味が高校時代を思い出します。麺は中太の少しウェーブがかった中華麺、具はモヤシ、タマネギ、ニンジン、チャーシューという札幌ラーメン風。モヤシなどの野菜の甘みがスープに溶け込み、これまたあっさり味ながら旨味たっぷりのチャーシューも文句なしのおいしさです。最近では主流の濃厚スープなラーメンとは対極の味わいながら、どこか懐かしく奥深い旨さが感じられるラーメンではないでしょうか。大将は“ウチはどこにでもある、何も珍しいことのないラーメン屋やで。珍しいのはエアコンがないことぐらいやと謙遜されていましたが、いやいや大将、京都ではあっさり味の昭和のラーメンは珍しいですよ。しかも今どき¥400〜ラーメンが食べられるお店はほとんどありません、とまた話が盛り上がってしまいました。

いつの間にか「餃子(6ヶ)」が到着。こちらはラーメンとはうって変わって、ニンニクとニラがたっぷり入ったヘビー級の味わいです。これぞまさに正統派の焼餃子といった、本格的なおいしさ。これはビールでもいいでしょうし、ご飯にも合うでしょう。餃子の皮も極薄ですので妙な満腹感もなく、ペロリと完食できました。ノンアルコールビールさえあれば完璧だったと思います。

管理人はプライベートコミュ障ですので普段、飲食店でお店の方とほとんどお話はしません。女性店員さんから話しかけてこられた場合は積極的に話す心構えはしていますが、実際にそんな経験はほとんどありません。しかし今回は開業46年の大将の話に不覚にもついつい引き込まれてしまいました。いつもお客さんにしゃべりかけているかは知りませんが、やはりある意味珍しい個性的なお店だと思います。スープをゴクゴク飲める昔ながらのラーメンと餃子を味わってみたい方は、一度出かけてみてはいかがでしょうか。驚きの安さと大将のお人柄も魅力ですよ。

[2019年5月27日訪問]

ラーメン・餃子 てうれ
●住所…京都市左京区田中東高原町33
●TEL…075-721-0848
●定休日…火曜日
●備考…店内禁煙(?)
●ホームページ…なし
※詳細については食べログ「てうれ」を検索してください。

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