昼夜ともお客さんが絶えない新進気鋭の洋食店

洋食編
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洋食とワインのお店 浅井食堂

管理人が住む下鴨エリアは、地域の古老(母)いわく“商売が繁盛しない街”なんだそうです。確かに昔は他地域に比べて繁盛店の数がものすごく少なかったような気がします。“下鴨の人はケチンボだから”とか“下鴨の人は感じが悪いから”とか“下鴨の人はケチンボで感じが悪いから”とか、さまざま?な理由があったものの、1994年(平成6年)に下鴨神社世界遺産に認定されてから風向きが変わってきました。以前は正月と葵祭、その他下鴨神社のイベント日以外は閑散とした神社でしたが、今では休日になると何目的かは知りませんが常に観光客であふれていて、周辺のお店も繁盛しているようです。実際、飲食店数も増えており、人気店も昔に比べれば格段に増加しています。今回はそんな人気店の中から、オープン4年目を迎えられた新進気鋭の洋食店「洋食とワインのお店 浅井食堂」を訪問しました。

“下鴨の洋食”と言えば、かつては京都洋食ナンバーワンとの呼び声も高かった名店「グリル富永」をはじめ、現在でも有名店が何軒か営業されています。そんな隠れた洋食激戦区の下鴨にあって、「洋食とワインのお店 浅井食堂」は昼夜を問わず賑わっている人気店。休日のランチタイムなどは行列が当然で、自宅から徒歩8分の管理人はその様子を眺めながらスルーしていました。夜はさすがに行列は見かけないものの、店内はほぼ満席。本当はストック店としてまだまだREPORTしたくなかったのですが、知り合いからどうしてもと誘われ、勝手に予約までされてしまったため、仕方なく日曜日の19時に訪問してみました。

日曜日の夜って、外食よりも自宅で食べませんか?翌日、ほとんどの人は仕事でしょうから、家でノンビリ過ごさないのでしょうか?と、自分のことは棚に上げつつその混雑ぶりに驚いてしまいました。日曜日を定休日としている飲食店が多いのも、いわゆる“日曜日は客が来ない”という経験則に基づくものなのでしょうが、そんな通説とは無縁の繁盛っぷりです。予約しておいてもらって本当によかった、と思いながらメニューを確認します。

メニューのところどころからイタリアンの香りが感じられるのは、こちらのシェフがイタリアンの修行を積まれたから。看板メニューは「浅井食堂ハンバーグ(サラダ、パンorライス)」¥1,400で、ほとんどのお客さんはハンバーグがらみのオーダーです。しかし今回はこちらで食べたことがないミンチカツが気になったこともあり、ミンチカツ(100g)・エビフライ(1尾)・エビクリームコロッケ(1コ)がセットになった「Mixフライ(サラダ、パンorライス)」¥1,500を注文してみました。

色鮮やかな今風の洋食プレートです。サラダ生野菜がみずみずしく、手作りのフレンチドレッシングが爽やかさを引き立たせます。中サイズのエビフライはカラリと揚がって、エビの甘みと旨味を楽しめる一品。(ノンアルコール)ビールもグイグイ進みます。エビクリムームコロッケはなめらかなベシャメルにエビの旨味を存分に味わえる、レベルの高い贅沢なクリームコロッケです。特にベシャメルの粘度が硬過ぎず、柔らか過ぎず、バターの風味も香るちょうどいい仕上がりでした。そしてメインは肉々しい肉の旨味たっぷりのミンチカツ。軽めのデミグラスソースとの相性も抜群で、女性客に特に人気なのもうなずける味わいです。濃厚な昭和洋食ではなく、子どもからシニアまで多種多様な客層に喜ばれそうな現代の洋食と言えるでしょう。

いつもお客さんでいっぱいの人気洋食店の味を十分に堪能することができました。下鴨神社から徒歩3分程度と、観光のついでにも気軽に立ち寄れそうな立地です。最近では京都の情報誌など各種メディアにも頻繁に登場されていてランチ、ディナーとも混雑するお店なこともあり、可能であれば予約した方がいいでしょう。イタリアンの修行を積まれたシェフが作る洋食は各種ワインにも合うそうですので、ワイン好きな方にもオススメですよ。

[2019年6月16日訪問]

洋食とワインのお店 浅井食堂
●住所…京都市左京区下鴨松ノ木町43-1 富山コーポ1F
●TEL…050-3494-5957
●定休日…月曜日および第2・第4火曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休業)
●備考…店内禁煙
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