本場四川の味わいを体感できる麻辣燙専門店

2019冷やし中華

麻辣燙麺 BAOBAO

有名店から大手チェーン店、新進気鋭の店舗まで、さまざまなラーメン店が軒を連ねる一乗寺ラーメン街道。自宅の近所でありながら、なぜこんな何もないような普通の住宅街にラーメン店が集まっているのか不思議でなりません。ラーメンの超激戦区だけあって新陳代謝も激しく、短期間でさまざまなラーメン店に変わっている鬼門のような場所もいくつか存在します。例えば「お食事処 髙嶋」の向かい側。いろいろなラーメン店が開業しては閉店し、別のラーメン店になる、立地的には悪くないのでしょうが、なぜか店が続かない場所。そんな場所に今年2019年2月にオープンされたのが「麻辣燙麺 BAOBAO(まーらーたんめん ばおばお)」です。

麻辣燙(湯/烫)”とは中国四川省発祥の辛いスープ料理で、春雨をよく用います。日本では近年、東京を中心に静かなブームとなっており、京都の麻辣燙(湯/烫)専門店はおそらくこちらが初ではないでしょうか。四川料理らしい激辛と薬膳料理のように各種漢方食材がふんだんに入ったスープで、美容などにもよいとされ、特に女子人気が高い料理のようです。22:30ラストオーダーで、ギリギリとなる22:10に入店してみました。

ラストオーダー間際ということでお客さんはいません。さすがにまだ京都では麻辣燙(湯/烫)は知られていないらしく、地元の方も様子見といったところでしょうか。ただ、京都のグルメブロガーなどからは注目されているようで、「マーラータンメン バオバオ」で検索するとレビューが出てくる出てくる。そういった意味では今後脚光を浴びるお店ではないでしょうか。1階はカウンター席主体で女性のお一人様でも入りやすい店内です。グループでの訪問なら2階も利用できるそうで、宴会用のコースメニューもあるのだとか。ではメニューを確認してみましょう。

イチオシはやはり20種類以上のスパイスが特徴の「麻辣湯麺」でしょう。「麻辣湯ベース」¥480にお好みのトッピングをレジ横の冷蔵庫からチョイスして調理していただく本場さながらのスタイルです。また、台湾の代表的な家庭料理でもある「魯肉飯(ルーローハン)」小¥350・大¥750も人気。今回はトッピングを選ぶ必要のない「冷やし麻辣湯麺」¥850と「魯肉飯(小)」を注文してみました。まず「魯肉飯(小)」が運ばれてきます。

豚ミンチの肉味噌と高菜のような漬物、ゆで玉子の丼です。肉味噌は甘辛く味つけされ、各種スパイスや香辛料が効いた本格的な味わい。日本流にアレンジされた味ではなく、本場独特のエスニック料理を思わせる味わいがクセになる一品です。中国四川省や台湾はともに南方系の地域で東南アジアにも近く、太古の昔から文化的な交流もあったのでしょう。熱帯〜亜熱帯性気候という風土も似ており、暑い地域の食べ物としての共通点も多いように感じました。

いよいよ「冷やし麻辣湯麺」が到着しました。具は豚ミンチの炒り煮と高菜のような漬物、松の実、そしてパクチー。パクチーは中華料理では“香菜(シャンツァイ)”と呼ばれている香草で、独特の風味から好き嫌いがハッキリ分かれる食材です。女子には人気な反面、オッサンには苦手な方も多く、管理人は以前エスニック料理店で若い女性店員さんに“パクチーって雑草みたいですよね”とつい口を滑らせてしまい、こっぴどく叱られた経験があります。皆さんは絶対にパクチーのことを雑草などと言わないでください。それでは早速よく混ぜていただきましょう。

クセがすごい!!

そんなに激辛ではなく、ほどよい辛さが後をひく味わいながら、とにかく高菜のような漬物の発酵食品の味わいと肉味噌の味わい、そしてパクチー先輩の風味と、まるでK1(クセ1)ファイナリストたちの共演のような味わいです。ベースとなっている冷やし担々麺風のスープがうまくまとめあげていて、それぞれの味わいを引き立てつつ1つの料理として完成されていると感じました。麺は中細の中華麺でスープや具材とよくからみます。南国のような蒸し暑い夜に、ビールとともにいただきたい「冷やし麻辣湯麺」ではないでしょうか。

京都ではまだ珍しい本格的な“麻辣燙(湯/烫)”をお手頃価格でいただけるお店です。エスニック料理が好きな方なら絶対にハマる味だと断言できます。これだけ個性的な料理を提供するお店なら、一乗寺ラーメン街道の鬼門と呼ばれる場所にあっても永く続けられることでしょう。健康や美容にも効果的なこちらの料理で、夏バテや体調不良を解消されてみてはいかがでしょうか。

[2019年6月28日訪問]

麻辣燙麺 BAOBAO
●住所…京都市左京区一乗寺大新開町21-5
●TEL…075-286-4658
●定休日…月曜日
●備考①…「冷やし麻辣湯麺」は夏季限定
●備考②…店内禁煙
●ホームページ…なし
※詳細はオーナーの従兄弟の方のブログTAFhairのブログ NEW open!!!!!」をご覧ください。

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