一品料理もおいしい!深夜2時まで営業のラーメン店

2019冷やし中華
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麺毅家 京都壬生本店

混雑するラーメン店や行列ができるラーメン店の店内は、だいたい緊張感に包まれています。気難しそうな店主が丹精込めた1杯を無愛想に差し出し、客もその想いに応えてその1杯を全身全霊で味わう。私語なんてもってのほかで、ラーメン以外のサイドメニューは少し遠慮気味に注文し、たとえメニューにあったとしてもビールやチューハイ、タピオカミルクティーなどのドリンク類を頼んではいけません。と、何となくイメージで書いてみたものの、そんなメンドくさそうな店に行ったことがないのでわからないのですが、人気ラーメン店であってもゆったりくつろげるお店もあります。

四条大宮から南へ300mほど行き、高辻通を西へ100mほど行ったところにある「麺毅家 京都壬生本店(めんきや きょうとみぶほんてん)」。ラーメン激戦区でもある四条大宮エリアにあって2015年に開業、現在は本店のほかに「河原町店」や「梅田店」を構える繁盛店へと成長しています。“毎日でも食べたい王道の京都ラーメン”をコンセプトとされているそうで、鶏豚骨ガラスープをベースとした醤油背脂チャッチャ系のラーメンやカレーラーメンなどが人気のようです。では店内へ入ってみましょう。

手前3名ほど座れる丸テーブルがあり、奥はすべてカウンター席。深夜2時まで営業されていて、夜遅くの食事でも安心です。訪問した8月26日は月曜日にも関わらず、カウンター席はほぼ満席でした。皆さんラーメンなどの麺類とともに一品料理やビールなどを注文される方が多く、何となくのんびりとした心地いい空気が流れています。カウンター席に着席してふとテーブルを見ると…

ゆでたまごの無料サービス。これはおそらくビールとラーメンを注文したお客さんが、ラーメンができあがるまでのつなぎにビールのツマミとして食べるゆでたまごですね。もちろんラーメンのみ注文のお客さんも食べていいので、お一人様1個厳守でいただきましょう。とりあえずメニューを確認します。

ラーメンだけでなく一品料理も充実のラインナップです。夏季限定の「冷し麺」¥800もあります。こちら居酒屋的な利用もOKで、気難しい店主もいません。まずはノンアルコールビールとツマミに常連さんイチ押しの「オムキャベツ」¥380と本日限定「国産豚バラカツ(モリタ屋)2個」¥280を注文してみました。“モリタ屋”がよくわからなかったのですが、近くにある京都のすき焼き店を代表する「モリタ屋 四条猪熊本店」で仕入れられた豚バラ肉なのでしょう。その「国産豚バラカツ」が早速到着しました。

カラリと揚げられたサクサクの「国産豚バラカツ」、つまりトンカツです。柔らかい肉質で肉の甘みと旨味が強く、一緒に運ばれるウスターソースをかけて食べるとこたえられません。生キャベツの千切りとともに(ノンアルコール)ビールのツマミに最適です。最近トンカツを食べていなかったこともあるでしょうが、まさかラーメン店でこんな上質なトンカツが食べられるとは思っていませんでした。次に常連さんイチ押しの「オムキャベツ」が運ばれてきます。常連さんのクオリティが試されますね。

見た目はお好み焼き店にありそうなとん平焼きのようなオムレツです。ふわふわ玉子にたっぷりの青ネギが乗り、お好みソースとマヨネーズがトッピングされています。これも当然、(ノンアルコール)ビールに合うよなぁ〜と思いながら玉子を箸でつまむと、中から大量の生キャベツの千切りが!ナルホド、だから「オムキャベツ」なのか、と妙に納得してしまいました。これはもう完全な酒のツマミメニューです。まずい訳がありません。ただ、こちらの常連さんは皆さん呑兵衛であることが発覚しました。ノンアルコールビールで「国産豚バラカツ」と「オムキャベツ」を楽しんだ後、いよいよ本題の「冷し麺」をいただきます。

「冷し麺」は写真のようにカラシ別でもカラシ込みにもできるそうです。具はたっぷりのチャーシューに錦糸玉子、プチトマト、キュウリ、モヤシ、アオサのようなノリと正統派な冷やし中華のビジュアル。ステンレスのボウルに手をふれるとキンキンに冷やされていることがわかります。実はツマミ2品とノンアルコールビールですっかりお腹いっぱいになっていたのですが、とりあえずいただきましょう。

麺は細めのストレート麺、スープは酢醤油ベースの見た目通りの正統派な冷やし中華です。酢醤油ベースのスープですがツンツンとした酸味ではなく、爽やかな味わいが食べやすいと思います。醤油味も強くなく、あっさり・さっぱりいただけるスープでしょう。チャーシューの質も高く、京都らしい薄味ながら肉の味がよくわかる冷やし中華にぴったりのおいしさです。途中でスープにカラシを溶きながら味変して食べるとツーンとした辛味でスッキリできるなど、お腹いっぱいにも関わらず最後までおいしくいただくことができました。

ラーメンが好きな人も、呑兵衛な人も、大食いの人も、きっと満足できるラーメン店ではないでしょうか。噂では「チャーハン(スープ付き)」(小:¥360、中:¥460、大:¥560)もかなりの人気メニューなんだとか。夜遅くにダイエットなど気にせず飲食したい方は、ぜひ四条大宮まで足を運んで、のんびりとラーメンや一品メニューなどを楽しまれてはいかがでしょうか。

[2019年8月26日訪問]

麺毅家 京都壬生本店
●住所…京都市中京区壬生相合町32
●TEL…075-888-0022
●定休日…火曜日
●備考①…「冷し麺」は夏季限定
●備考②…禁煙
●ホームページ…facebookInstagram

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