あっさりやさしい京都中華をいただける中華料理店

中華編
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MACHIYA 兪

烏丸御池河原町御池京都市役所周辺は京都有数のオフィス街であり繁華街とも隣接しているため、飲食店の超激戦区としても知られています。低価格店から高級店まで多種多様な飲食店が乱立し、ビジネスマンや家族連れ、観光客、若者が集まるエリアです。そんな中、御池通柳馬場通の交差点を南へ50mほど行ったところにある町家に数年前、中国料理店「MACHIYA 兪(まちや よう)」がオープンされました。

以前は烏丸四条エリアで営業されていた「Chinese 兪」が移転されたお店で、管理人は「Chinese 兪」時代に伺ったことがあります。ホテル出身のシェフが作られる料理は京都中華らしいやさしい味わいが特徴で、価格もリーズナブル。「MACHIYA 兪」に移転されたのは知っていたものの、なかなか伺う機会がありませんでした。今回はお一人様ではなく、姉家族とお盆の会食をすることになり、来春に新入社員となる予定の姪の手配で訪問することに。赤ちゃんだった甥とよくできたお嫁さん、そして姪もすっかり大人となり食事するようになったのだなぁ…と改めて“老い”を実感しました。では店内へ入ってメニューを確認してみましょう。

掘りごたつ式の個室でしたが、写真を撮り忘れていましたのでメニュー紹介から。夜のコースは「趙雲」¥3,900〜と本格的な中国料理としてはかなりお値打ち価格です。一品料理もおおむね¥1,000前後で気軽に利用できると思います。ただかつての「Chinese 兪」とは異なり、夜にお一人様は少し入りづらいかも知れません。ランチはさらに手軽なメニューが充実していて、お一人様のお客さんも多く安心なのですが。

今回はコースではなく、一品料理を適当に注文するアラカルト方式としました。管理人もいろいろ注文したハズなのですが、ことごとく姉家族に料理を奪われる事態に。少し余った料理を味見すると「Chinese 兪」時代と変わらない、京都中華のやさしい味わいです。しかし…なぜ会計の半額を支払う立場の管理人が余り物を食べないといけないのでしょうか?これはもうショクハラ(食事ハラスメント)です。しかも料理が運ばれるたびにすぐ手をつける甥と姪のせいで写真すら撮れません。とにかく管理人が注文した「海老と新鮮いかの炒め物」¥1,500をどうにか確保できました。

アスパラやカボチャ、キャベツなどの野菜の滋味とエビとイカの旨味や甘みをオイスターソースでやさしくまとめられた逸品です。濃厚な味わいながらアッサリと食べられ、若者からシニアまでみんな大好きな一皿ではないでしょうか。塩っぱくないのでご飯のオカズというよりは、ビールなどのツマミとして有効でしょう。ちなみに当家の若者どもは味など関係なく何でも食べ尽くしますので、今度から餃子の王将に連れて行こうと決意しました。

そして「タンタン麺」¥880を強奪。もちろん管理人が注文した料理なのですが、なぜ強奪しないといけないのでしょうか。やはり食事はゆっくりと愉しめるお一人様に限りますね。こちらも見た目ほどには辛くなく、あっさり薄味な担々麺です。正直、最近は濃厚さがポイントの専門店でしか担々麺を食べていなかったため、この薄味具合には驚きました。これが中華料理店本来の担々麺で京都中華風でもあり、スープをゴクゴクと飲めるさっぱり感も新鮮なおいしさです。この担々麺なら食事の〆にもサラリとお腹に入ってしまうような気がします。

あまり食べた気がしない会食となりましたが、久しぶりにこちらの味を堪能できました。地下鉄「烏丸御池駅」から徒歩5分程度、「京都市役所前駅」からでも徒歩6分程度と便利な立地にあります。徒歩すぐには以前REPORTした「柳馬場 梅乃井」をはじめ、有名な飲食店も多数ありますので、周辺をブラブラと散策するだけでもさまざまな飲食店を発見することができるでしょう。やさしい味わいの中華料理を食べたくなった場合は、ぜひ京都の町家で食事できる「MACHIYA 兪」までお立ち寄りください。

[2019年8月17日訪問]

MACHIYA 兪
●住所…京都市中京区柳八幡町77
●TEL…075-777-2525
●定休日…月曜日(12月は日曜日に変更)
●備考…禁煙
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