超濃厚な背徳の味を堪能できるラーメン店

中華編
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濃厚麺 楽楽楽

管理人は日々、できるだけ健康的な食生活を送ろうと考えています。考えているだけで実際にはちっとも健康的な食生活になっていないのですが、考えているだけでも立派です。不健康な食事を取らざるを得ないのは、すべては環境、そして社会のせい。そんな“超健康”な食事を常にめざしている管理人の耳に、“超濃厚”なラーメンがあるというフトドキなお店の噂が入りました。孫武という古代中国・春秋時代の有名な武将であり軍師が著した兵法書「孫子」に“敵を知り己を知れば百戦危うからず”と書かれています。敵(太る食事)に勝つためには、まず敵(太る食事)を知ることが重要、という意味です。そこで今回は敵(太る食事)を研究してやろう丸太町通と東大路通の交差点(東山丸太町)から北へ250mほど行ったところにある「濃厚麺 楽楽楽(のうこうめん らくらくらく)」へ伺いました。

店名からして“どんだけ楽したいねん”とツッコミたくなるようなフトドキなお店です。しかも東大路通を挟んだ西向かいには京都の医学・医療の最高峰である京都大学医学部附属病院(以下、京大病院)がそびえ立っています。学生から先生まで、おそらく日本で最も努力をされている超頭脳集団の1つでしょう。その目の前に、超楽したい(?)ラーメン店があるとは、もはや悪魔のささやきとしか思えません。管理人は京大病院の関係者ではありませんが、世界の医学・医療を守るために成敗せねば!と強い使命感に燃え、22時に店内へ入ってみました。

入口からすぐのところに券売機があり、そこで食券を購入するスタイルです。券売機自体、店員さんがすでに楽をしています。さらにお客さんにとっては遠慮することなく好きなだけ、本能のおもむくままに注文できるフトドキなシステムと言えるでしょう。券売機には濃厚そうなラーメンやつけ麺、サイドメニューが並んでいます。今回は敵(太る食事)の研究と対策を考察するため、あえて「数量限定!超濃厚」¥780に「名物 チャーシュー丼セット」¥350をあえて大切なことなので2回書きました)注文してみました。

注文を待っている間に店内の様子を観察します。実は管理人が入店した際には男性のお一人様1名だけが食事をされていたのですが、管理人が入店後に続々とお客さんが入ってこられ、あっという間に半数ほどの座席が埋まってしまいました。こちらと同じ店名のお店が以前、京都市北区の大宮交通公園の近くで営業されていて、そのお店も深夜お客さんで賑わっていた記憶があります。とにかく深夜に濃厚メニューをお腹いっぱい食べようとするフトドキなお客さんが多いお店であることは間違いありません。“みんな、目を覚まして!”と叫ぼうとしたところで、まずは敵の中ボス「チャーシュー丼」が到着しました。

醤油の焦げた香ばしい炙りチャーシューの香りに思わず食欲も高まります。濃厚な醤油ダレのチャーシューは脂身少なめで豚の赤身肉の旨味をしっかりと味わえるおいしさです。薬味の青ネギがアクセントとなっていて、ご飯との相性も抜群。脂のクドさがない分、ついガツガツと食べたくなる「チャーシュー丼」です。さすがは中ボス、なかなか手強かったものの、余裕で完食して勝利を収めることができました。

そしていよいよラスボス「数量限定!超濃厚」が着丼(ラーメン用語)。スープとチャーシューを見て、これはかなりヤバそうな雰囲気を醸し出しています。スープは見るからに濃厚で、もはやポタージュです。そしてチャーシューも先ほどの「チャーシュー丼」のチャーシューとは異なり、脂身の層を視認できます。大きめの焼海苔や薬味の青ネギ、しっかり煮込まれたメンマでヘルシー感を出そうとしても誤魔化されません。まずはスープをひとすすり。

ポタージュらしい濃厚なドロドロ系の鶏白湯?豚骨?魚介?スープでしょうか、しかしその割には意外とあっさりとした味わいです。脂感はあまりなく、どちらかと言えばさまざまな旨味の集合体、といったような滋味あふれるおいしさ。ズルズルと飲んでいて、何となく“完全栄養飲料”という言葉が頭に浮かんできました。母乳の代わりとして赤ちゃんに飲ませたらモノ凄い速度で成長するかも知れません。せっかく近くにあるのですから、京大病院でぜひ実験していただきたいと思います。個人的に実験をするのは絶対におやめください。

そして麺。京都らしい細めのストレート麺で、濃厚スープがちょうどいい感じでからみます。管理人は細麺好みですのでスルスルと胃に入っていき、何もしていないのにカロリーだけが体内に蓄積されていく感じです。大きめのメンマは柔らかで、スープの旨味とあいまって絶妙な味わい。脇役のメンマもしっかりとおいしさを主張していて、ラスボスの手強さを感じました。

最後の強敵はトロットロなチャーシューです。箸で持ち上げるとトロトロ過ぎて崩れてしまいました。豚の脂の甘みと肉の旨味を存分に堪能できる逸品と言えるでしょう。濃厚スープに負けない強めの醤油味もポイントで、これがあっさりとした味付けだったらここまでおいしさを感じないと思います。スープ、麺、具とどれも完成度が高く、深夜につい食べてしまう濃厚ラーメンというのもわかるような気がしました。

かなりの強敵だったラスボスの「数量限定!超濃厚」なラーメンでしたが、しっかりと完食して勝利をつかむことができました。そもそも何と戦っていたのかよくわからないぐらい食後の満足感はハンパではありません。濃厚、コッテリ好きな方はぜひ一度、この濃厚な敵に挑戦してみてはいかがでしょうか。もし完食して太ってしまった場合も実質的には勝利ですので、思う存分濃厚麺をお楽しみください。管理人は敵を知ることよりも、まず己を知ることに重きを置くべきだったと強く感じています。

[2019年9月19日訪問]

濃厚麺 楽楽楽
●住所…京都市左京区聖護院西町18
●TEL…075-761-6353
●定休日…不定休
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「楽楽楽」で検索してください。

コメント

  1. dab woods より:

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    Anyway keep up the nice quality writing, it is rare to see a nice
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