肉の共演がエキサイティングな肉丼専門店

その他料理編
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肉丼専門店 河原町肉劇場

当ブログでは以前伺ったことがあり印象に残っている飲食店を主にREPORTしています。しかし、まだ行ったことがない新しい飲食店を訪問するのも楽しいもの。特に繁華街をブラブラしていて新しいお店ができていると、つい入ってみたくなります。もちろん初見のため当ブログでREPORTする基準に達していない店舗もあるにはあるのですが、店構えや店舗から発する雰囲気で何となく“イケそう”と思えるから不思議です。今回は河原町三条から南へテクテクと歩いている途中で見つけた「肉丼専門店 河原町肉劇場(にくどんせんもんてん かわらまちにくげきじょう)」をREPORTしてみました。

河原町三条の交差点を南へ100mほど行ったところにあり、さまざまな飲食店が多く立ち並んでいます。この辺りは京都の繁華街の中でも比較的若い方や観光客で賑わうエリアで、欧米系の外国人観光客を多く見かけました。管理人も学生時代はよく利用していたエリアなものの、最近はめっきりご無沙汰。久しぶりに河原町通をブラブラと歩いていると、かつては存在していた飲食店や洋品店がことごとくなくなっていて、浦島太郎の気分となっていました。こちらは2017年(平成29年)8月にオープンされたそうで、運営母体は兵庫県に本社を置く「株式会社 肉ゲキジョー」。現在、大阪に3店舗、兵庫県に5店舗、東京都に4店舗、そして京都ではこちらの1店舗を展開されています。まずは店頭のメニューを確認してみましょう。

牛肉・豚肉・鶏肉とまさに肉の共演となっているメニューラインナップです。価格のところに黒いシールが貼られているのは消費税10%対策なのでしょう。店内飲食とテイクアウトで税率が異なるため、単一の税込価格が表示できないものと推察されます。個人的には、衣食住に関しては条件をつけず消費税を一律廃止していただきたい。少なくともバブル経済が崩壊してから30年以上、経済成長が停滞しているのは法人税優遇と消費税導入が原因となっているのは明らかなのですからそろそろ見直す時期ではないでしょうか、財務官僚の皆さん。そもそも“消費したから税金取りますね〜”では経済成長も内需拡大も見込めないでしょ。と、肉丼店の前でグチを言っていても仕方ありませんので、店内に入ってみました。

かなり意外だったのですが、訪問した日がたまたまなのか、お客さんの多くが若い女性。まず、店内入ってすぐの券売機で食券を購入するスタイルですので、今回は「劇場丼(カルビ・ハラミ・セセリ)」¥1,000の食券を購入し、カウンター席に座ります。管理人が着席後、お客さんが何名か入店されているのですが、やはり7割ぐらいは若い女性です。“これがちまたで言われている肉食系女子か…”と妙に感心しながら店員さんにタレを注文します。

13種類のタレから選ぶことができ、本来なら“にんにく系”がよかったのですが、翌日の朝イチで機関銃のようにしゃべらないといけない仕事(クライアントへの言い訳)があったため“しょうが普通”をチョイス。甘口あり、激辛ありとバリエーションも豊富で選ぶ楽しさもあり、肉食系女子に人気なのもうなずけます。“しょうが普通”をオーダーして待つこと数分。テーブルに「劇場丼(カルビ・ハラミ・セセリ)」が運ばれてきました。

カルビ・ハラミ・セセリの3種類の肉が共演している焼肉丼です。こちらは普通盛りですが、大盛や特盛も無料!しかもモヤシのナムルは食べ放題となかなかの演目ではありませんか。焼肉料理店風の玉子スープも付いて¥1,000は、かなりのお値打ち価格です。では“セセリ”からいただいてみましょう。

京都ではあまり馴染みのない鶏肉の部位“セセリ”。ネックとも呼ばれる鶏の首の部位のことで、管理人は社会人となって大阪市に引っ越した際、初めて知りました。モモ肉以上に脂を含んでいるものの、筋肉が発達した部位でもあるため、鶏肉の濃厚な旨味を最も強く感じられる部位として人気があります。食べると弾力のある肉質と、噛むごとに口の中に広がる鶏肉の旨味が甘めのタレとよく合う味わいです。鶏モモ肉とはひと味違うおいしさをぜひ試していただきたいと感じました。

次に“ハラミ”。こちらはミディアム・レアの焼き加減で柔らかかつ赤身肉の芳醇な味わいを楽しめます。ホルモン(内臓肉)に分類される部位ですが、最近では京都でも焼肉店やステーキ店で見かけるようになりました。焼肉マニアの中には“ハラミしか注文しない”という方もいらっしゃるぐらい、牛肉の真価がわかる味だとも言えます。こちらでメニューに迷われた際には、“ハラミ”が含まれているメニューを注文すれば間違いないでしょう。

そして“カルビ”です。薄切りカルビで、いわゆる“ショートプレート”と呼ばれる部位。チェーン店の牛丼でお馴染みなこともあり、日本人が最もよく食べている牛肉ではないでしょうか。脂が多く含まれていて、脂の甘みを強く感じることができる焼肉の王道とも言えるおいしさです。こちらの濃厚なタレに最もよく合う安定感のある味わい。食べごたえも十分にあり、ハラペコのときなどでは絶対に食べたい部位ですね。

肉3種の共演にすっかり満足したディナーとなりました。こちらはラストオーダーが22:30と比較的遅くまで開演(営業)されています。京都を代表する繁華街のド真ん中にあり、観光や商用の際に、また普段の外出ついでに立ち寄られてみてはいかがでしょうか。“京都は肉が食べたいなぁ”と思ったら、¥1,000前後というお手頃価格で肉ライブを思う存分味わってみてください。

[2019年10月10日訪問]

肉丼専門店 河原町肉劇場
●住所…京都市中京区山崎町234-5
●TEL…075-708-5684
●定休日…年中無休
●備考…禁煙
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