新鮮野菜が身体にやさしいアジアンダイニング

その他料理編
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稲穂食堂

“外食でも野菜を食べよう”第2弾です!野菜をしっかり取れる外食として管理人が真っ先に思い浮かべたのは、実はエスニック料理。野菜たっぷりでヘルシーなエスニック料理は、女子にも大人気な料理ジャンルですね。しかし、エスニック料理があまり得意ではない管理人は、つい“カレー”に逃げてしまいました。考えてみれば“あんな野菜カレー”は確かに特殊で、どこのカレー店でもある訳でもなく反則です。やはり“外食でも野菜を食べよう”を普遍的に実践できるのはエスニック料理であると反省し、今回は自分への罰としてあえて誘惑が多すぎる一乗寺ラーメン街道をめざしました。

東大路通北大路通の交差点(高野)を北へ600mほど行ったところにあるエスニック料理店です。周りには当ブログでREPORTしたことがあるお店だけでも15店舗以上あり、ラーメン店をはじめさまざまなジャンルのお店が軒を連ねています。こちらは「キラメキの豚(旧:夕日のキラメキ一乗寺)」の2階にあり、ビルの建物を西へ曲がったところに入口があるお店。「キラメキの豚」に入店しても2階は上がれませんのでご注意ください。まずは店頭のメニューを確認してみましょう。

エスニック料理の中でもタイ料理がベースとなっている印象です。メニューの中には“パクチー山盛り”と書かれているものもあり要注意。ただ、数年前に伺った感想では本場の味を追求されている風ではなく、日本人にも食べやすい味付けに工夫されていると感じていました。さすがに本場さながらの味は不安になりますが、こちらであれば安心です。時刻は21:30、早速階段で2階にのぼり店内へ入ってみましょう。

こちらは22:30ラストオーダーで21:30の段階ではカウンター席は空いていましたが、奥のテーブル席はほぼ満員状態でした。サラリーマンのグループや男性客のお一人様、若い女子グループなどで活気がある店内。エスニック調のオシャレな内装でアートの香りもするのは、近くに京都造形芸術大学がある影響なのかも知れません。さて、昨夜に引き続き今宵も“外食でも野菜を食べよう”がテーマなものの、連日野菜だけではウッカリ高僧になってしまいそうですので肉も食べるため改めてメニューを確認します。

こちらは夜の食事はワンドリンク制ですのでノンアルコールビールを注文。「お子様セット」¥800に強く心ひかれるものの、お子様ではなくジジイですので諦めます。なるべくエスニックエスニックしていない料理がいいなぁ…と弱気になりつつ、ツマミとして「鶏もも唐揚げ・スイートチリソース」¥600と、メインには野菜たっぷりの「海老みそとナンプラー味のオリジナルパッタイ」¥950をチョイス。“パッタイ”とはタイ風焼きそばで、日本人でも比較的食べやすいエスニック料理だと思います。あいかわらず冒険心のまったくない注文で申し訳ございません。「カオマンガイ」¥950の説明書きにある“ジャスミンライス”とか怖すぎなんですもの。

まずは「鶏もも唐揚げ・スイートチリソース」が到着。「鶏もも唐揚げ」は大好物ですが、問題は「スイートチリソース」です。チリソース自体はエビチリなどで馴染み深いものの、そこにスイート(甘い)を入れるの?と少し躊躇します。とりあえず「鶏もも唐揚げ」だけを食べてみると、醤油風味の下味が効いたおいしい唐揚げ。これだけで(ノンアルコール)ビールもグイグイとイケるでしょう。次に「スイートチリソース」をつけて食べると…甘酸っぱ辛いソースが唐揚げとマッチしています。唐揚げの単調な味わいをふくらませるソースで、甘酸っぱ辛さがクセになるおいしさ。南国風の味わいで単なる唐揚げにとどまらない幅広い味覚を楽しむことができました。

そして今回のテーマである野菜を意識したメニュー「海老みそとナンプラー味のオリジナルパッタイ」です。ご覧ください、レッドオニオン、モヤシ、ニラ、ニンニクなどなど、さまざまな野菜が満載。そして左奥にはパクチーがしっかりと控えています。思わずパクチーの手前にあるエビに助けを求めそうになりましたが、意を決してすべてをざっくりと混ぜ、麺からいただきましょう。

パッタイの麺は米粉麺(ライスヌードル)です。ベトナムの名物麺料理「フォー」とほぼ同じ。東南アジア諸国は米の一大産地であり、米を使った麺にも長い歴史があります。モチモチとした食感が心地よく、うどんに比べて柔らかな口当たりが特徴。ナンプラー(魚醤)の風味と各種野菜の味わいが絶妙です。パクチーや生のレッドオニオンなどの刺激的な味と麺のやさしい味をナンプラーがまとめていて、本場の味を感じさせる仕上がりとなっているのではないでしょうか。

具のエビもおいしい。エビの甘みが引き出されていて、麺や野菜ともよく合います。全体としてはエスニック風の中華焼きそばといった印象です。不思議なことにパクチーやナンプラーのクセのある味わいが後をひきます。食べ出すと止まらなくなるおいしさ。管理人のようにエスニック料理が苦手な方でも、こちらの料理であればおいしくいただけると思います。

パッタイはほぼ麺と野菜でしたが十分に満足できました。エスニック料理はたっぷりと野菜を取れるメニューが数多く用意されていますので、外食が多く野菜不足の方にもオススメです。このように外食先のお店によってはしっかりと野菜を取ることもできますので、週1ぐらいのペースでエスニック料理を食べれば野菜不足の改善につながるのではないでしょうか。「稲穂食堂」は男性のお一人様でも入りやすいお店ですので、お近くまでお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

[2019年11月14日訪問]

稲穂食堂
●住所…京都市左京区高野玉岡町33-4(Google マップ
●TEL…075-702-7934
●定休日…月曜日
●備考…禁煙(?)
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