創作料理 かわ道
おいしいご飯さえあれば、他には何もいりません。とか言ってしまう人がいますが本当でしょうか。確かに日本人にとってご飯やお米はかけがえのない食材です。管理人の身体の半分はご飯でできています。しかしご飯だけを黙々と食べる人はおそらくいません。塩気がないと食べづらいじゃないですか。最悪、塩だけでも頼む。できれば漬物や佃煮も欲しいし、味噌汁は必須。いや、やっぱりオカズはいるよね〜って絶対なるハズです。そしてオカズがあるからこそ、ご飯の真価がわかるとも言えます。という訳で今回は、ご飯もおいしい和食店を訪問してみました。
丸太町通と烏丸通の交差点(烏丸丸太町)を西へ200mほど行ったところにある「創作料理 かわ道(そうさくりょうり かわみち)」。こちらのご飯は京都の祇園と東京の銀座に2店舗ある有名店「米料亭 八代目儀兵衛」のお米を使われているそうで、ご飯へもこだわられているお店です。祇園にある「米料亭 八代目儀兵衛」もいずれREPORTしようとは思うものの、混雑ぶりを想像するとちょっと腰が引けます。こちらであればお一人様でも安心して伺えますので、八代目儀兵衛のご飯を試してみたい方にもオススメではないでしょうか。とりあえず店頭に掲出されているランチメニューを確認してみましょう。
訪問した2019年12月8日のランチメニューは「日替膳(鶏のオーブン焼と丸大根)」¥1,200と「お造り膳」¥1,500、「和牛膳」¥2,000の3種類に加え、前日までの予約すれば「ランチコース(8品)」¥2,500をいただけます。管理人は予約するほど計画性のある人間ではありませんので、あくまでも主観ですがご飯に一番合いそうな「お造り膳」に決めて店内へ向かいます。
入店したのが13:30とランチタイムとしては遅めの時間帯だったためか、お客さんは2組だけでした。和食店らしい清潔感のある店内です。カウンター席もあり、多少混雑していてもお一人様でも入りやすい印象。夜は料理とアルコール類を楽しむお店となります。
アルコール類は昼でも注文できますので、飲む人にとっても利用しやすいお店ではないでしょうか。東北の銘酒も用意されていて、かつて飲んでいた若い頃であれば絶対に注文していたでしょう。今回は「お造り膳」を注文しましたのでノンアルコールビールは控えておきます。
「お造り膳」が到着しました。刺身5種類にお浸し、サラダ、茶碗蒸し、ちりめん山椒、漬物、味噌汁、そして八代目儀兵衛のご飯が付く豪華セットです。ヘルシーな感じで女性にも人気でしょう。お浸しや茶碗蒸しは京都らしい薄味でやさしく上品な味わいです。そして問題のご飯ですが、ツヤツヤふっくらと炊きあがっていてお米の甘みが強いさすがの味わい。京都人が大好きなちりめん山椒や漬物との相性も抜群です。上質なご飯の場合、ご飯のお供だけでも十分に満足できるおいしさだと感じました。
刺身はタイ、マグロ赤身、サーモン、イカ、ブリ。どれもピカピカしていて鮮度も高そうです。まずはタイからいただきます。少し熟成されているのでしょうか、柔らかな身はタイの旨味をしっかりと味わえます。魚の王様だけのことはある旨さです。マグロ赤身、サーモン、イカも申し分のないおいしさで、ご飯のオカズとしても最強レベル。そして今回、最も気に入ったのがブリでした。
肉厚で脂がたっぷりと乗った寒ブリです。醤油を弾くほどの脂の乗りで、臭みなどは一切なく、ただただ純粋にブリの味を堪能することができる逸品。西日本では年取り魚としても知られる寒ブリは京都でもよく食べられていて、その濃厚な旨味はご飯にもよく合います。ブリ大根もおいしいですが、やはり刺身の味わいは格別。京都の冬のご馳走を堪能することができました。
こちらは京都府庁や京都第二赤十字病院にも近く、地下鉄「丸太町駅」から徒歩4分程度の便利な場所にあります。和牛料理の数々にも定評があるお店です。烏丸丸太町近辺にお越しの際には、ぜひおいしいご飯とオカズを求めて立ち寄られてみてはいかがでしょうか。アルコール好きな方々にもオススメですよ。
[2019年12月8日訪問]
創作料理 かわ道
●住所…京都市上京区今薬屋町328 サンシティ御所西1F(Google マップ)
●TEL…050-3464-4309
●定休日…火曜日
●備考…分煙(ランチタイムは禁煙)
●ホームページ
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