京文化に彩られた西陣を代表する料亭

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京料理 萬重 本店

明けましておめでとうございます。当ブログ「京都 B級グルメ REPORT」も2回目の元旦を迎えることができました。これもひとえに読者の皆様のおかげです。今年2020年(令和2年)からは月・水・金の週3回更新となりますが、これまで同様ご愛顧・ご贔屓を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

さて、1年ぶりのお正月も正月特別編として「おせち料理」です。昨年2019年(令和元年)は「高島屋オンラインストア」から「泉仙」のおせちをREPORTしました。お節を購入する際、失敗しにくいのは「生おせち」です。詳しくは昨年のREPORTをご参考いただくとして、今年も「高島屋オンラインストア」の「高島屋のおせち料理 2020」から購入しました。

たくさんの店舗やメーカーのおせちが用意されていて目移りします。もちろんご自身の好みで選ぶのが1番確かですが、どれを選んでいいかわからないというのが正直なところではないでしょうか。そこで味の面から考え「生おせち」に絞って検討しましょう。「高島屋のおせち料理 2020」では「冷蔵・常温おせち」のカテゴリーとなります。

和食、洋食、中華など、さまざまな「冷蔵・常温おせち」がラインナップ。高島屋のバイヤーは超一流ですので、まず間違いのない店舗やメーカーが参加していて安心です。この中から食のジャンルや食べる人の人数、価格などからベストなおせちを探します。

管理人は年老いた母との二人暮らしですので一段重で十分。以前は和食の一段重と洋食の一段重を注文し、2日ぐらいかけて食べ切る感じでした。ただ、2日間連続でのおせちはやっぱり飽きるんです。“おせちもいいけどカレーもね”本当に名コピーだと実感させられます。一段重であれば元旦の昼にひととおり食べて、残りは夜につまむ程度のボリュームでちょうどいい感じ。そこで今回は「萬重 和 一段」¥12,960を注文しました。

今回のおせちを作っていただいた「京料理 萬重 本店(きょうりょうり まんしげ ほんてん)」は、今出川通堀川通の交差点(堀川今出川)を西へ250mほど行き、大宮通を北へ200mほど行ったところにある料亭です。

創業は1937年(昭和12年)」と80年以上の歴史を誇ります。場所柄、舌の肥えた西陣の旦那衆に鍛えられ研鑽を積まれた京料理の数々により、今や京都でも有名な料亭の1軒として知られるようになりました。本来であればB級グルメをREPORTする当ブログに登場するようなお店ではなく、料理や雰囲気、接客などの品質も価格も超A級。ハレの日にふさわしい料亭で、管理人も自腹では伺ったことがありません。一生に1回ぐらいは大切な人と伺いたいと常々思ってはいるものの、そんな日はおそらく来ないような気もします。おっと、元旦早々湿っぽい話はご法度でしたね。では早速、西陣を代表する名料亭のおせちをご覧ください。

無駄な派手さや綺羅びやかさはないものの、正統な京料理らしい上品で凛とした気品にあふれるおせちです。重箱に詰められている料理の1つ1つが丁寧に作られていて、味付けもさすが萬重といった味わい。素材の味を活かしつつも調理も工夫され、どの料理を食べてもウットリとする出来栄えに感動します。最近では“おせち嫌い”の方が若者を中心に増えているそうですが、若者の和食離れなどという難しい理由ではなく、単においしくないおせちが増えているからではないでしょうか。おせち料理の傾向として、冷たい料理だからと過度に甘かったり塩っぱかったりするものが多過ぎます。おいしいと感じる訳がありません。冷たい料理であっても調味料で誤魔化さず、素材の旨味をしっかりと引き出されているこちらのおせちのようなものであれば、おせち料理そのものの評価も見直されると思うのですがいかがでしょうか。

「一年の計は元旦にあり」の言葉のように、元旦にこそおいしいおせち料理を食べていただきたい。せっかく高いお金を使って購入するのならなおさらです。本当は昔ながらに手作りされたおせち料理が1番なのでしょうが、現代人が多忙なのも身をもって理解しています。おせち料理の枠にとらわれず、年1回の贅沢として寿司や鍋などご自分の好物を食べてもいいでしょうし、正月三が日から営業しているお店へ出かけるのもいいかも知れません。元旦にはぜひ“幸せを感じられる”料理を食べていただき、今年1年の英気を養っていただきたいと願っています。

[2019年12月31日到着]

京料理 萬重 本店
●住所…京都市上京区芝大宮町9-1(Google マップ
●TEL…075-441-2131
●定休日…不定休
●備考…分煙
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