寺町ハンバーグ 極楽蜻蛉
皆さんにとって休日の楽しみは何でしょうか。アウトドア派でアクティブに過ごし方も多いでしょうし、読書や映画鑑賞などインドア派の方もいらっしゃるでしょう。管理人にとって休日の楽しみは“寝る”ことです。クズとか言わない。放っておいたら昼まででも寝ます。しかも寝足りません。常に食べることを考えている人間ではあるものの、食欲より睡眠欲が上回ります。500軒近くの飲食店をREPORTしている当ブログですが、モーニングのREPORTが1軒もないのは朝早くに起きられないからです。そしてこの日もイヤイヤ目覚めたのが12時でした。さすがに起きたばかりで食欲はありませんが、何か食べないと損をした気分になりますので軽めにサンドウィッチでも…と久しぶりに訪問する有名なカフェをめざします。
着きました。時刻は13:30で、まだ食欲はそんなにありません。さて…と目を向けると1階に「京都 寺町ハンバーグ」と書かれた看板に気づきます。こちらは確か2、3年前に開業された「寺町ハンバーグ 極楽蜻蛉(てらまちはんばーぐ ごくらくとんぼ)」。開業された当初、“行かなければ”と思っていたものの、今の今まですっかり忘れていました。こちらは二条通と河原町通の交差点(河原町二条)を西へ200mほど行き、寺町通を北へ130mほど行ったところにあるハンバーグ専門店です。百万遍にある「ジェイムスキッチン」のREPORTでも触れましたが、老若男女が大好きなハンバーグの専門店を名乗るのは、個人的には相当な覚悟と自信が必要だと感じています。有名なカフェでサンドウィッチを食べる予定でしたが急遽変更し、ハンバーグ専門店の味を確かめるべく入店してみることに。
ランチタイムは過ぎた時刻にも関わらず、お一人様やカップル、家族連れと半数以上の座席が埋まっていました。カウンター席はありませんが、2名テーブル席と4名テーブル席が充実していて、お一人様でも利用しやすい雰囲気です。11時からラストオーダー20時までの通し営業で、入ってすぐのところにはケーキ類が並ぶショーケースがあり、食事だけでなくカフェとして利用されるお客さんも多いのだとか。ハンバーグ専門店ながらカフェ使いもOKという、かなり珍しい業務形態ではないでしょうか。早速メニューを確認してみましょう。
黒毛和牛100%のハンバーグ各種だけではなく、「とろふわオムライス(ケチャップ・デミソース)」¥1,200や「和牛おすすめステーキ」¥1,980、「特製ビーフカレー」¥1,200、「黒毛和牛ビーフシチュー」¥2,200なども用意されている洋食店です。さらに“極楽蜻蛉オリジナルの手作りケーキ”と好きなソフトドリンクを選べる「ケーキセット」¥1,000まであり、アルコールメニューも豊富で、さまざまな客層に配慮されたメニュー構成となっています。しかしこちらはハンバーグ専門店。当然ハンバーグを食べるべきでしょ、という訳で、今回は最もスタンダードな「寺町ハンバーグステーキ(ライス付)」¥1,380を注文してみました。いつもなら「チーズハンバーグステーキ(ライス付)」¥1,380や「ダブルハンバーグステーキ(ハンバーグ2倍)(ライス付)」¥2,180などを食べるところですが、さすがに起き抜けで食欲がありません。もっとも、本当に食欲がない人はハンバーグ自体、注文しないような気がしないでもありませんが。
「寺町ハンバーグステーキ(ライス付)」が到着しました。ビジュル的には洋食店のハンバーグというよりは、ビストロやイタリアンの上品系ハンバーグといったところでしょうか。付け合せは目玉焼きにボイルしたブロッコリー、ポテト、ニンジンと正統派。ソースの香りに食欲もそそります。だんだんとお腹が減ってきましたので、早速いただきましょう。
トマトの味がしっかりと主張している爽やかさが心地いいデミグラスソースです。そしてハンバーグにナイフを入れると、フワっとした柔らかさが感じられます。さすが黒毛和牛100%だけあって、牛肉の旨味が素晴らしいハンバーグです。肉汁もたっぷりで文句のつけようがありません。濃厚なハンバーグの旨味と爽やかなデミグラスソースがよく合う逸品。ハンバーグのつなぎも少なめで、黒毛和牛のおいしさを存分に楽しめる本格派のハンバーグと言えるでしょう。見た目以上にボリュームがあり、満足感も十分な、専門店と呼ぶにふさわしいハンバーグを堪能することができました。
寺町二条は新旧の飲食店だけでなく、古美術店や骨董店、古本店なども軒を連ねる、街歩きにはぴったりの場所です。観光客は割と少なめながら京都の風情が感じられる、貴重な穴場スポットではないでしょうか。京都市役所からも近く、交通の便も悪くありませんので、この近辺を散策がてら本格的なハンバーグや各種洋食、ケーキなどをぜひお楽しみください。アウトドア派の方もインドア派の方もスリープ派の方も、充実した休日の昼下がりをきっと体感できるはずです。
[2020年2月24日訪問]
寺町ハンバーグ 極楽蜻蛉
●住所…京都市中京区常盤木町55 種池ビル 1F(Google マップ)
●TEL…075-212-7727
●定休日…火曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「寺町ハンバーグ 極楽蜻蛉」で検索してください。
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