スパイスの世界へといざなわれるカレー専門店

その他料理編
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円町リバーブ

さて、今年はこれまでとは様相がまったく異なってしまったものの、楽しかった?ゴールデンウィークが終わってしまいました。後は一気に暑くなり、梅雨でジメジメとした陰鬱な期間を経て、本格的な夏を迎えます。そして恐ろしいことに2ヵ月以上、祝日がありません。地球温暖化がどこまで本当なのかはわかりませんが、今年の夏も猛暑の予感。そして例年どおり、京都の夏は殺意すら覚える酷暑となるでしょう。そんな京都の夏を制するために欠かせないのがカレーです。激辛ならなおヨシ。管理人は基本的にカレーと言えば濃厚なコクがおいしい欧風カレーが好みなのですが、さすがに暑い日はインドや東南アジア諸国などの本場のカレーでしょう。そして忘れてはならないのがスパイスカレーです。カレー王国でもある大阪では主流になりつつあるスパイスカレー。京都でも名店と呼ばれるお店がいくつか現れていますが、その中から今回は「円町リバーブ(えんまち りばーぶ)」へ訪問してみました。

西大路通丸太町通の交差点(円町)を南へ100mほど行ったところにあり、先日REPORTした「洋食の店 CROSS ROAD」と同じ建物の南隣にあります。こちらは2012年(平成24年)2月にオープンされ、今では多くのお客さんで賑わう繁盛店。スパイスは毎日焙煎で挽きたてというこだわりようで、欧風カレーでは必須の小麦粉などは使われておらず、まさにスパイスカレー専門店と言えるでしょう。時刻は13:25、早速店内へ入ってみました。

カウンターの前にはこだわりのスパイスやハーブなどがズラリ。内装もスパイスカレー専門店らしいデザインで、カウンター5席と奥に2名テーブル席1組、4名テーブル席2組といった店内は、お一人様でも入りやすい雰囲気となっています。前々から思っていたのですが、スパイスカレー専門店のスタッフでぽっちゃり体型の方はほとんど見たことがなく不思議に感じていました。こちらのマスターもスレンダー体型。ここで1つの仮説が思い浮かびました。スパイスカレーはいくら食べても太らないのではないか?という説です。もし、この説が立証できるのなら、痩せ薬が現実のものとなり、全人類は肥満から解放されるのではないでしょうか。製薬会社の皆さん、今は新型コロナウイルスの治療薬やワクチンでお忙しいとは思いますが、ぜひとも研究していただきたいと願っています。ではメニューを確認してみましょう。

訪問日は4種類のカレーから選べる仕様となっていました。そしてうれしいことにご飯は白米・玄米・半々(白米と玄米)から選べて健康的。辛いのが苦手な管理人ですが、酷暑に対抗できるのは激辛カレーですので、今回は「ラムキーマカレー(辛口)」¥850にトッピングとして「タンドリーチキン」¥130、「半熟玉子」¥80をチョイス。ご飯は「半々(白米と玄米)」として注文してみました。ちなみにプラス¥100で「大盛り」も可能です。スパイスカレーはいくら食べても太りませんので一瞬「大盛り」にしようかと悩んだものの、自説が信用できないため「大盛り」は頼んでいません。

「ラムキーマカレー(辛口)」+「タンドリーチキン」+「半熟玉子」が運ばれてきました。提供時にマスターから半笑いで“スミマセン…間違って「大盛り」にしてしまいましたので、もしアレだったら残してくださいね、テヘペロ♪”半笑いで告げられます。ハテ。何をどう間違ったら「大盛り」になるのでしょうか。実は管理人はこのテの出来事にたびたび遭遇しています。愛想のいいお母さんタイプの飲食店からは“サービスで大盛りにしときましたね〜”と言われたり、ヒドい店になると勝手に大盛りにされた挙げ句、しっかりと大盛り価格を請求されたり。なぜ皆さん管理人の注文は「大盛り」だと勝手に思い込まれているのでしょうか。このことを友人に話すとたった一言“デブあるあるじゃね?”と言われてしまいました。コイツとはもう金輪際、縁を切ると誓いつつ、今回はお店からのサービスであると好意的に解釈してゴキゲンでいただきます。

多種多様なスパイスが重層的に織りなす風味と、ラム肉をはじめとするさまざまな素材の旨味が素晴らしい味わいです。辛口とのことでかなり覚悟をしていたのですが、ピリピリとした辛味はあるものの激辛ではなく、爽やかな心地いい辛さだと感じました。小麦粉不使用のサラサラとしたカレーのため、食べやすく胃もたれもほとんどないでしょう。暑い日のカレーとしてはピッタリではないでしょうか。

香ばしい「タンドリーチキン」も抜群のおいしさです。¥130という価格を考えれば、鶏アレルギーや鶏嫌いの方でもない限り、絶対にトッピングすべき逸品だと思います。カレーの風味と焼き上げられた香り、鶏肉の旨味が三位一体となっていてたまりません。“今日はガッツリ食べたい”日は特にオススメ。多少食欲がなくても、こちらのカレーや「タンドリーチキン」なら、ついつい食べ過ぎてしまうほどスンナリといただくことができるでしょう。

予想外の大盛りでしたが、しっかり完食させていただきました。満腹に充実感を得ながら得した気分となり、間違って(何を?)大盛りにしていただいたマスターに感謝。量もしっかり食べたい派の方なら、大盛りをご注文ください。こちらは女性のお客さんも多く、女性のお一人様も見受けられます。気軽にフラッと立ち寄れるお店ですので、これから梅雨や夏を迎え食欲が落ち気味の方は、こちらのカレー各種を試してみられてはいかがでしょうか。

[2020年4月25日訪問]

円町リバーブ
●住所…京都市中京区西ノ京南円町135(Google マップ
●TEL…075-801-8102
●定休日…月曜日および金曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…facebook

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