Indian Dining GANESHA
朝晩は涼しいというより肌寒さすら感じるようになりました。こうなると冬までが早い。過ごしやすい秋や春はアッという間に過ぎ去り、冬や夏という京都人にとってはツラい季節がやってきます。とは言え、最近は地球温暖化の影響でしょうか、冬はそれほど厳しくなく、底冷えするのも数日のような気がしないでもありません。一般的にカレーは夏に食べるものだそうですが、管理人は寒い時期のカレーが大好き。ただでさえ汗が流れる夏に、なぜ見ただけで汗が吹き出してきそうなカレーを食べないといけないのでしょうか。管理人にとっては秋から春がカレーのベストシーズンです。そこで今回は、京都ナンバーワン観光スポットである金閣寺近くのインド料理店をREPORTしてみました。
西大路通と今出川通の交差点(西大路今出川/北野白梅町)を北へ850mほど行ったところにある「Indian Dining GANESHA(インディアンダイニング ガネーシャ)」。近くには立命館大学の衣笠キャンパスや佛教大学があるなど、学生の街としても知られているエリアです。また、金閣寺をはじめ、わら天神宮や平野神社、船岡山公園、大徳寺などの観光スポットも豊富にあります。学生の街であり観光地でもある地域だけに飲食店も多いのですが、さすがは雅な街・京都市だけあって夜は本当に閉まるのが早い。そんな中、22:30まで営業されているこちらは夜遅めの食事でも重宝します。時刻は21:30、早速店内へ入ってみましょう。
平日(火曜日)の閉店1時間前ということもあり、お客さんはいらっしゃいませんでした。一般的なインド・ネパール料理店と比べ、高級そうな内装です。マハラジャ(王様)気分を味わえますが、お一人様でも入りやすい雰囲気のため安心。陽気そうなインド?の方から明るく接客されます。メニューを確認して注文すると速攻でメニューを下げられてしまいました。が、心配はいりません。こちらのホームページでほぼ全メニューが掲載されています。まずランチメニューはこちら。次に昼・夜とも注文できるグランドメニュー。そして夜だけのセットメニューです。今回はディナーセットから「ノンベジディナー」でカレーは「マトンマサラ」、ナンを「チーズナン(小)」に変更した合計¥1,750を注文してみました。
「マトンマサラ」とターメリックライス、タンドリーチキン、グリーンサラダ、そして「チーズナン(小)」が到着。まさにマハラジャ(王様)の食事のような豪華セットです。マハラジャ(王様)の食事がどんなのかはよく知りませんが。選べるカレーで今回は「マトンマサラ」をチョイスしましたが、こちらはシーフード系のカレーメニューも豊富なのも特徴。魚介類がお好きな方ならシーフード系カレーもぜひお試しください。ちなみに「マトンマサラ」と「マトンカレー」¥1,100の違いとして、あくまで個人の感想ですが、「マトンマサラ」はマトンのカレー煮込みといった感じ。「マトンカレー」の方がカレーソースが多いカレーらしいカレー、と思えば間違っていないハズです。では「マトンマサラ」をいただいてみましょう。
欧風カレーにような濃厚な味わいに各種スパイスの風味が香る贅沢なカレーです。マトンもたっぷりと入っていて、柔らかく煮込まれながらもしっかりとした肉感を感じられ、マトンの旨味をしっかりと味わえます。本来、マトンはちょっとクセのある風味で好き嫌いが分かれる肉なのですが、さすがにこれだけのスパイスの洗礼を受けているせいでしょうか、マトン特有の風味はほとんど感じられません。マトンやそもそも羊肉自体があまり得意ではない方も、一度試してみる価値はあるおいしさです。
そして「チーズナン(小)」。普通のナンでもおいしいのに、そこにチーズが加わる訳ですからマズい訳がありませんね。アツアツのナンとチーズのコク、塩気が絶妙なおいしさで、もはやこれだけで満足できる逸品です。もちろん「マトンマサラ」との相性も抜群。日本人はヘタをするとインドの方以上にナンが好きなので、こちらのナンやチーズナンもオススメですよ。
そしてタンドリーチキン。骨付き鶏モモ肉でマハラジャ(王様)というより山賊のような気分になります。タンドリーチキンは個人的には最強レベルの鶏肉料理の1つで、鶏の旨味がしみじみおいしい。濃厚で味わい深い鶏肉とスパイスが見事に融合しています。インド発祥の料理であり、0(ゼロ)の概念と並ぶインドの大発明ではないでしょうか。さすがは世界四大文明・インダス文明が生まれた地だけのことはありますね。
食後にはデザートとして「ヨーグルトマンゴソース」も付いているセットメニューです。ひと口食べてガツン!と脳みそを揺さぶられるほどの甘味を感じ、“そうそう、インドインド”と久々のインド料理を改めて認識。甘さ控えめが主流となっている昨今、インド料理のブレない姿勢は、日本人も見習うべきでは?と感じました。金閣寺近くまで立ち寄られた方は、たまには本格的なインドカレーを味わってみられてはいかがでしょう。ひょっとしたら人生観が変わる発見があるかも知れませんよ。
[2020年10月13日訪問]
Indian Dining GANESHA
●住所…京都市北区平野宮西町55(Google マップ)
●TEL…075-466-2155
●定休日…なし
●備考…禁煙
●ホームページ
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