手頃な価格でも味は本格派な和洋レストラン

洋食編
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夷川 おおたや

インターネットの発展に伴い消えていった、もしくは消えつつある商品やサービスがあります。例えば音楽CD。もちろん現在でも販売されてはいるものの、新譜のシングルにせよアルバムにせよ、今やデータのダウンロードが主流になりつつあります。管理人が少なくなったなぁ…と感じているのは「新聞」です。当たり前のように購読していた時代から、ニュースはより速報性や手軽さが求められていった結果、ニュースアプリなどでだいたいの主要ニュースは知ることができます。とは言え、特にミドルからシニア世代にとって新聞は、まだまだ情報ソースとして活躍しているハズ。そして京都人が最も愛読しているであろう新聞は、読売新聞朝日新聞などの全国紙ではなく、日本経済新聞などの経済紙や業界紙でもなく、京都新聞でしょう。とにかく地元の細かな情報が掲載されているだけでなく、折込チラシも充実しています。地域の店舗や会社、各種情報などを知ることができる便利さは、地方紙ならではの特徴です。そんな京都新聞社の本社の南隣に、昔から近隣のビジネスパーソンから愛され続けている飲食店があります。

烏丸通丸太町通の交差点(烏丸丸太町)を南へ300mほど行き、夷川通を東へ40mほど行ったところにあるレストラン「夷川 おおたや(えびすがわ おおたや)」。こちらは古くから営業されているお店で、管理人が幼児の頃ですから50年近く前に父に連れられて訪れた記憶があります。洋食と和食の両方を提供されていて、ファミリーレストランのハシリとでも言うべきお店です。ちなみにこちらは入口は2つあるちょっと珍しい構造となっていて、車屋町通沿いの玄関はこんな感じ。

料亭や割烹のような、高級和食店の面持ちです。夷川通沿いの玄関がカジュアル店のような雰囲気なのとは対照的。同じお店とは思えませんが、店内は同じですのでどちらから入店しても大丈夫です。この辺りの飲食店としては、おそらく最もオオバコなお店で、100名は余裕で収容できます。修学旅行生などの団体客の利用もあるそうで、グループでランチ難民や飲み会難民となった際でも心強い味方となるのではないでしょうか。では夷川通沿いのカジュアルな入口から入店してみましょう。

こちらから入るとまず定食類などのショーケースを見ることができます。¥1,000未満〜¥2,000までの定食類や一品料理、寿司などが並び、その日食べたいものが必ず見つかる感じですね。この烏丸丸太町付近はビジネス街であり、ランチタイムなどは近隣のビジネスパーソンで賑わいます。また、夷川通の中でも烏丸通から寺町通の間は家具や建具の街としても知られ、家具好きならブラブラと散策するのも楽しいでしょう。それでは早速、店内へと向かいましょう。

レトロな店内で、調度品などは古さはあるもののゴージャスです。2階もあって、団体客の宴会なども可能。もちろん、お一人様のお客さんも多く安心です。管理人は久しぶりに訪問したのですが、店員さんが若い女性ばかりで少し驚きました。広い店内を歩き回るためには若さが必要なのでしょうか。ではメニューを確認してみましょう。

管理人はこちらでは昔から洋食しかいただいたことがありません。アラフィフになって和食の良さに目覚めたものの、昔から洋食好きなので、ついつい洋食を選んでしまいます。そのため、こちらの和食のオススメはお教えできませんが、少なくとも50年以上の歴史がある老舗店ですので何を食べても間違いはないハズです。そして管理人がこちらでぜひ食べていただきたいのが「ビーフシチュー」¥1,600(小:¥1,100)と「カニクリームコロッケ」¥900です。先ほど“ファミリーレストランのハシリ”と書きましたが、それは飲食店スタイルのハナシであり、洋食メニューはどれも本格派で昭和の洋食を今に伝えるリーズナブルな名店と断言できます。さて、今宵はどっちを食べようかな…としばし考え、いつものように結論が出ず。結局、両方REPORTしないといけないのでは?と謎の使命感に駆られ、今回は海老フライとビーフシチューのセット「Aランチ」¥1,900と単品の「カニクリームコロッケ」を注文してみました。食べ過ぎ?いえいえ、サイドメニューとして「カニクリームコロッケ」ぐらいは余裕っしょ。

やってもうた〜。「Aランチ」だけでもものスゴいボリュームなのに、さらに「カニクリームコロッケ」の圧倒的な存在感。また海老フライが大サイズ2尾とサービス過剰な陣容です。「Aランチ」も「カニクリームコロッケ」も本当にこの値段なの??と疑いたくなる価格設定。こんなん余程の大食いしか注文しないでしょ。料理を運んで来られる時の若い女性店員さんが半笑いだったワケがわかりました。店員さんや他のお客さんも皆さん“よく食うな、このデブw”と思ってたんでしょ。恥ずかしいやら、完食できるか不安になるはで具合が悪くなりそうにはなったものの、意を決して海老フライからいただきます。

そうなんです、海老フライは大きければ大きいほどおいしいのです。もう全国共通の名言にしていただきたい。こちらの海老フライもエビの甘みと風味がしっかりと味わえるおしいさです。「Aランチ」からビーフシチューを取り除いてもエビフライ定食¥1,900として立派にやっていける内容だと思います。サラダもたっぷりで贅沢な海老フライを堪能することができました。

いよいよ今回のオススメの1つであるビーフシチューです。サイズ的には小ながら、食べごたえは十分。デミグラスソースは昭和洋食独特の奥深い味わいで、老舗店の実力をはっきりと実感できます。ビーフもたっぷりと入っていて、口の中でとろける柔らかさ。ステーキでも焼肉でも味わえない牛肉の官能的なおいしさにウットリとします。しかも、この価格のビーフシチューであれば牛スネ肉なども多いのですが、こちらの牛肉はおそらくバラ肉の赤身が多めの部分でしょうか。程度な脂の甘みと赤身肉の旨味が渾然一体となったおいしさです。何度でも言いますが、この「A定食」は¥1,900という価格に見合わないリーズナブルな絶品定食と言えます。もちろんこちら以上のビーフシチューを提供されている洋食店はあるでしょうが、単品でも¥2,000以上はするでしょう。コストパフォーマンスの観点から考えると、管理人の洋食人生(なんそれ)の中でも5指に入るビーフシチューだと思います。

そして「カニクリームコロッケ」です。お腹いっぱいであろうが、オススメした以上はREPORTしますとも。まず驚かされるのが、ひとくち食べた瞬間、口の中がカニの風味であふれるおいしさ。世の中には「カニクリームコロッケ」を謳いながら、カニはドコ??というクリームコロッケの何と多いことよ。これでもか!とカニ身がたっぷりと入っていて、なめらかなベシャメルソースの濃厚でミルキーな味と抜群の相性を見せています。これぞ本格洋食店の「カニクリームコロッケ」であり、¥900という価格も奇跡的。管理人もカニ缶を購入してカニクリームコロッケを自作しますが、材料費だけでも¥900では作れません。そして何より、自分で作るよりもはるかにおいしい。もう自炊するのがバカらしくなるコストとクオリティだと感じました。お一人様でも入りやすく、手頃な価格で本格洋食をお腹いっぱい楽しめるお店です。お一人様ならランチ・定食・弁当のいずれか1品で十分に満足できますので、烏丸丸太町付近に来られた際にはぜひお立ち寄りください。

[2020年12月5日訪問]

夷川 おおたや
●住所…京都市中京区真如堂町295(Google マップ
●TEL…075-251-6668
●定休日…日曜日
●備考…禁煙
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