東京の老舗洋食店の技を受け継ぐ洋食店

洋食編
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西櫻亭 京都店

今宵2020年(令和2年)12月25日はクリスマスです。管理人が社会人となった頃、バブル経済は既に終わっていましたが残り香のようなものはまだ漂っていて、クリスマス・イブおよびクリスマスは大人にとっても一大イベントでした。とにかく高級レストランや高級ホテルなどは予約が取れず、タクシーもまったく捕まらない。若い男女が恋の駆け引きを行うXデーであり、そりゃ神様も激怒するわ!というほど浮かれていた時代。でも今と比べれば随分マシ。もうあの頃のような元気な日本は戻ってこないのでしょうか。ただ、現在のようなスローライフも悪くないのかも知れませんね。元気や活気が失われた分、平穏な日々で十分幸せという方も少なからずいらっしゃるでしょうから。アラフィフのオッサンとしては少々物足りなく感じていて、クリスマスぐらいはプチ贅沢をしたい派です。そこで今回はJR京都駅に用事があったこともあり、早めのランチとしてジェイアール京都伊勢丹へ向かいました。

ジェイアール京都伊勢丹の11階、レストラン街「イートパラダイス」にある洋食レストラン「西櫻亭 京都店(せいおうてい きょうとてん)」。こちらはもともと東京にある老舗洋食店「レストラン香味屋」を発祥とした洋食店です。1995年(平成7年)に独立、伊勢丹 新宿店での開業を皮切りに、現在は東京都に2店舗と京都に1店舗を展開。「レストラン香味屋」の味や技術を受け継ぎながら、各店舗ごとに独自の発展を遂げられています。洋食の本場を定義するのは難しいものの、東京が洋食の本場と言っても差し支えはないでしょう。JR京都駅での用事が早めに終わったこともあり、開店時刻の11時に店頭へ到着。まずはランチメニューを確認してみましょう。

メニューの詳細についてはホームページが詳しいのでこちらをご覧ください。ランチの1番人気はランチタイム限定20食の「A4和牛 ステーキライス(ドリンク付き)」¥1,760です。ちなみに“A4和牛”とは和牛の等級を指し、最高級はA5。しかし審査をするのはあくまで人間であり、審査する人によって評価基準が微妙に異なることも少なくありません。A5と評価された和牛よりもA3の和牛の方がおいしい、ということは意外と起こり得ます。ハッキリとしているのはA5よりもA4以下の和牛の方が高額とは絶対にならないということだけ。つまり、A5が最高級と呼ばれるのは価格面でのハナシであり、こと味や品質に関してはA5とA4はほぼ差は認められないとも言えるでしょう。管理人はステーキ大好きアラフィフですので当然「A4和牛 ステーキライス(ドリンク付き)」に決めるのかと思いきや、今回はパス。冬の時期、洋食店で絶対に食べていただきたいのはカキフライ、ではなく、シチューやグラタンだからです。時期的なオススメ料理ということに加え、特にビーフシチューなどのブラウン系シチューは洋食店の技術と叡智が結実された料理と言えます。ただ、こちらに単品のビーフシチューはありません。そこで注目したのが「櫻弁当」¥2,530。和牛ビーフシチューと蟹グラタン、さらにメンチカツレツ・海老フライ・蟹クリームコロッケ・スモークサーモン・生ハムサラダがセットになったクリスマスのプチ贅沢にはピッタリなスペシャル洋食弁当です。幸い当ブログのルールは基本、上限¥3,000ですのでセーフ。「櫻弁当」に決めて店内へと向かいました。

さすがは伊勢丹内にあるレストランだけあって高級感漂う店内です。開店直後にも関わらず、お一人様をはじめ2名組やグループのお客さんが続々と入って来られ、お一人様でも利用しやすいと思います。デパートやホテルなど商業施設内の飲食店は余程の高級店でもない限り、お一人様でも全然大丈夫。暗黙の了解として2名以上での利用を想定している本格的なフランス料理店であったとしても、商業施設内のお店であればお一人様でもまったく問題ありません。ただ、費用面は一般的な料金と同等かそれ以上が必要ですので、かなり経済力がある人以外にはあまりオススメはできませんが。では「櫻弁当」を店員さんに注文しましょう。

「櫻弁当」が到着、二段重となっています。ビジュアル的にはプチ贅沢どころではない、贅沢極まりない洋食弁当です。ちょっと上等なうな重なら¥3,000は余裕で超えてしまいますので、コスパ的にも実は悪くなかったりもします。しかし1点不満があるとすれば、海老フライやメンチカツレツ、蟹クリームコロッケといった揚げ物を、すべてウスターソースで食べなければいけないこと。フライをウスターソースで食べるのはおいしいですが、老舗洋食店の技術やクオリティを継承されているのであれば、やはりタルタルソースやデミグラスソース、トマトソースなどの専用ソースでいただきたい。ソースを重視するのも洋食店の心意気だと思うのですが、いかがでしょうか。文句はそれぐらいにして、まずは蟹グラタンからいただきましょう。

これはもう文句のつけようのないおいしさです。軽めに仕上げられたベシャメルのミルキーでコクのある味わいに、蟹の旨味が見事に調和しています。寒い時期のご馳走であり、ホワイトクリスマスを連想させる白いグラタンは、洋食店に不可欠な料理であると改めて感じました。

ビーフシチューも完璧レベルです。老舗洋食店らしい深みのあるデミグラスソースと柔らかな牛肉は、素晴らしいの一言。京都市内にある洋食店でも、このレベルに達しているのは数軒ではないでしょうか。このビーフシチューが洋食弁当の一品なのは本当にモッタイナイと言わざるを得ません。せめて冬の時期だけでも単品で提供すべきです。いろいろと事情はお有りなのかも知れませんが、こちらのお店の名をさらに高める逸品なのは疑う余地もありません。それほどの味であり、洋食店の魂はビーフシチューやタンシチューであると断言しておきます。

肉汁あふれるメンチカツレツもおいしい。ウスターソースでこれだけおいしいのですから、ビーフシチュー作りで使用されるデミグラスソースをかければ、さらに数ランクアップするおいしさになるでしょう。¥2,530という価格のため、普段よりは少し辛口のREPORTとなってしまいましたが、一流の洋食店なのは間違いありません。JR京都駅までお越しの際には、ぜひジェイアール京都伊勢丹まで足を運んでいただき、東京の老舗洋食店の味を満喫してみてください。

[2020年12月20日訪問]

西櫻亭 京都店
●住所…京都市下京区東塩小路町657 ジェイアール京都伊勢丹11F(Google マップ
●TEL…075-352-2337
●定休日…不定休
●備考…禁煙
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