とんかつ処 勝裕
新年あけましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願い申しあげます。昨年はいろいろと暗い話題が多かったように感じますが、今年2022年(令和4年)は明るく楽しい年にしたいものです。そのために重要なのは“何事にも勝つ”ということ。世の中には自分の思い通りにならないことが多々あり、それは“見えざる敵”が邪魔をしているからです。目に見える敵であれば、それなりに対策が思いつくものの、目に見えない敵には対処のしようがありません。そんな何だかよくわからない敵に勝ってこそ、明るい未来が切り開かれるのです。と、かなり強引なハナシをしたのは、新年にトンカツを食べて見えざる敵に勝つ(カツ)!ということが言いたいからにほかなりません。またムダな文章を読まされた皆様には同情を禁じ得ませんが、管理人が大好きなトンカツ店の1軒をREPORTしますので、ご容赦願います。そこで今回は、西大路七条へと向かいました。
七条通と西大路通の交差点(西大路七条)を西へ190mほど行ったところにある「とんかつ処 勝裕(かつひろ)」。テレビ番組や情報誌などのメディアにはあまり登場されていないようですが、地元を中心として人気のトンカツ店です。立地的に観光地ではなく、最寄り駅もJR「西大路駅」から徒歩14分程度と、ちょっと不便な場所にあるものの、だからこそ穴場店なのかも知れません。昔から営業されているお店で、管理人が初めて訪問したのは20年ほど前でしょうか。その頃からすでにお昼どきなどは繁盛されていました。お昼の営業時間は11:30〜14:50と、遅めのランチにも対応しているありがたいお店です。訪問したのが日曜日の13:15、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。
日曜日と祝日限定のランチメニューが用意されています。どのメニューも¥1,000ちょっとでいただけるリーズナブルなラインナップ。「日替わり弁当」¥1,030やスペシャルランチであるトンカツと海老フライのセットメニュー各種が人気です。管理人がオススメなのは、海老フライと一口ヒレカツ、ササミチーズカツの「ミックスかつランチ」¥1,030。こちらで評判の高い海老フライに2種類のトンカツが付くお得メニューとなっています。では平日およびグランドメニューも見ておきましょう。
トンカツ好きにはたまらない「特上ロースかつ重」¥1,550などもある本格派のトンカツ店でテイクアウトも充実しています。平日限定のランチメニューはさらにお得なのもポイント。¥1,000以内の料金で「スペシャルランチ」以外のほとんどのメニューをいただくことができます。では店内へ入ってみましょう。
管理人が訪問した際には13時を過ぎているにも関わらず、8割ほどのお客さんが利用されていて人気ぶりが伺えます。店内はカジュアルな雰囲気となっていて、お一人様のお客さんも多く、13時以降であればゆっくりと食事ができるのではないでしょうか。気取らず普段づかいできる手頃なトンカツ店です。お店の方に早速、管理人イチオシの「ミックスかつランチ」を注文してみました。
「ミックスかつランチ」が到着。自分ですりゴマをすってソースと調合します。千切りキャベツが糸のように細くてみずみずしく、技術力の高さにトンカツ店の矜持が感じられました。このフワフワの千切りキャベツにすりゴマソースをからめて食べると、ビールなどのツマミにはもちろん、ご飯のオカズとしても最高です。ご飯がおかわりOKなのもうれしい。そして何より、味噌汁が豚汁なのもトンカツ店らしい、うれしい気配りではないでしょうか。やはりトンカツには豚汁か赤出しがよく合います。こちらの豚汁には豚コマと根菜類がたっぷりで、味噌加減もちょうどいい塩梅。もちろんメインのカツもおいしい。一口ヒレカツの柔らかさに驚きつつ、アッという間に食べてなくなってしまいました。¥1,030とは思えないコスパ的にも優れたセットメニューです。次に一番のお目当てであるササミチーズカツをいただきます。
ササミの柔らかであっさりとした味わいに濃厚なチーズと爽やかな大葉の組み合わせが絶品です。こちらのトンカツやフライは粗めのパン粉が使われていて、サクサクの揚げ上がりはさすがはプロの揚げ加減。揚げ物特有の重たさは一切なく、いい油を使われている証拠です。洋食店などのトンカツは、もともとヨーロッパで食されてきたコートレット(カツレツの原型)に準じて細かいパン粉を使われていることが多く、上品な食感となっているものの、油切れの良さやワイルドな食感が楽しめる粗めのパン粉の方が、日本人の嗜好には合っていると実感しました。ただ、粗めのパン粉を使う場合は揚げ加減が難しく、管理人が粗めのパン粉で揚げ物をしても油を吸い過ぎ固くなってしまいます。お料理上手な方でなければ、ぜひこちらのようなトンカツ店で粗めのパン粉のトンカツやフライをお楽しみください。
海老フライの大きさも満足できるレベルで海老の甘みを存分に堪能できます。タルタルソースとの相性も申し分ありません。そしてやはり、粗めのパン粉の絶妙な揚げ加減がいい仕事をしています。海老は長いヒゲと腰が曲がることから長寿を意味する縁起のいい食材ですので、新年に海老フライや海老の天ぷらなど海老料理を食べると、今年1年の健康も安泰でしょう。こちらは高級トンカツ店にも負けていないクオリティのトンカツやフライをいただける良店です。2022年(令和4年)に勝負を賭ける人はトンカツを食べて、何事にも勝つ1年を念頭に置いて過ごされてみてはいかがでしょうか。
[2021年12月26日訪問]
とんかつ処 勝裕
●住所…京都市下京区西七条南月読町97(Google マップ)
●TEL…075-313-0303
●定休日…木曜日
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「とんかつ処 勝裕」でご確認ください。
コメント