東福寺の門前町で永く親しまれている京寿司店

和食編
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いづ松

前回のREPORTで紹介した京都の観光スポット「名和長年公遺蹟」が、あまりにもマニアック過ぎたのではないか?と反省しています。他都道府県の人が観光で京都に来られることを考えると、もっとメジャーな観光スポットを紹介した方がいいのでは…と思いました。ただ、現在(2022年1月28日)は新型コロナウイルスの感染拡大が広がって京都府全域でも「まん延防止等重点措置」が適用されており、京都観光をオススメできる状況ではありません。そこで京都有数の紅葉の名所をご紹介しておきますので、今秋、もし新型コロナウイルスの感染が収束しているようであれば、ぜひ足をお運びください。

禅宗の一派である臨済宗東福寺派の大本山「東福寺」。臨済宗は鎌倉時代に栄西によって日本に伝えられた仏教宗派で、歴史の教科書で見たことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。「東福寺」は京都五山にも数えられる古刹としても知られ、寺院が多い京都の中でも随一の伽藍(寺院の建物群)を誇る大寺院です。国宝や重要文化財を数多く所有している京都を代表する観光スポットであり、壮大な紅葉を楽しめる名所として古くから多くの観光客で賑わいます。特に紅葉の時期になると「東福寺」の門前町は観光客であふれ、評判の飲食店も少なくありません。今回、観光客が少なそうな時期を狙って訪問し、どこの飲食店をREPORTしようか、かなり迷いました。管理人がREPORTしたい飲食店は少なくとも数軒はあるのですが、今回は「東福寺」の門前町を代表する名店に決めて向かってみます。

九条通河原町通の交差点(九条河原町)を東へ600mほど行き、奈良街道を北へ50mほど行ったところにある京寿司店「いづ松(いづまつ)」。鯖寿司の名店として知られる祇園「いづう」から暖簾分けを許された数少ないお店の1軒で70年以上の歴史をもつ、界隈屈指の飲食店です。「いづう」仕込みの「鯖姿寿司」(1本:¥4,212・半身:¥2,106)は持ち帰りもでき、お土産にもピッタリ。もちろん店内飲食も可能です。こちらは10時〜ラストオーダー19時の通し営業で、観光客だけでなく地元の人も頻繁に寿司各種をテイクアウトされています。時刻は14時、早速店内へ入ってみましょう。

さすがに平日でランチタイムではなく新型コロナウイルスの影響もあってか、お客さんはいらっしゃいませんでした。どちらかといえば持ち帰りメインのお店なのですが、それでもかなり珍しい光景です。鰻の寝床の店内は年季の入った京都の街の寿司店といった雰囲気となっていて、誰でも気軽に利用できます。ただ、実力は相当なもので毎年、清水寺の「今年の漢字」にちなんだ「細工寿司」を作成されているそうです。

寿司ではなくもはや芸術。細工寿司の細かな技術がなければできない芸当であり、その器用さに驚きます。熟練の技を眺めながらも、またもや食欲に負けてしまい、メニューを広げます。

「さば寿司(5切れ)」¥1,787などの京都らしい寿司から握り寿司まで豊富に取り揃えられています。1番人気はおそらく自慢の「さば寿司」1切れが入った「京寿司」¥1,540なのでしょうが、やはり握り寿司も食べたい。そこで今回は、京寿司と握り寿司のセットメニュー「盛合わせ」¥1,650を注文してみました。ランチとしては少し贅沢ですが、「東福寺」のご加護(主に金運関係)に思いっきり期待します。「東福寺」の北大門までしか行っていないのがちょっと気がかりですが。

「盛合わせ」が到着しました。上段左からハモの箱寿司2貫といなり寿司、中段は握り寿司の部でタイ、マグロ、エビ、サーモン、下段は巻き寿司の部でサバ、梅紫蘇、太巻きの計10貫。1貫あたり¥165と考えると回転寿司レベルのリーズナブルさです。では京寿司の代表格でもあるハモの箱寿司からいただきましょう。

ハモの旨味とやさしい甘さの煮ツメが最高です。そしてこちらの酢飯は酸っぱ過ぎず甘過ぎないちょうどいい塩梅で、米の甘さが際立っています。大阪の箱寿司はアナゴが多いため、ハモの箱寿司は京都ならではと言えるでしょう。握り寿司も鮮度抜群。特にエビは茹でることで味が抜けてしまっているものも少なくないのですが、こちらのエビはしっかりとエビの風味や味わいが楽しめます。そして巻き寿司ではサバも秀逸ながら太巻きもおいしい。最近では太巻きを食べる機会はほとんどないものの、子どもの頃に食べていた味に懐かしさを感じます。シイタケや玉子などもしっかりと仕事がされていて、スーパーなどで販売されている太巻きとは次元が異なる味わい。太巻きはゴージャスな具を巻けばいい、というものではなく、シイタケ、玉子、カンピョウ、キュウリのシンプルな具でも十分においしいと改めて実感できました。京都の寿司文化を堪能できる名店です。しかもお一人様でも入りやすい。新型コロナウイルスの感染拡大は、まだまだ予断を許さない状況ではあるものの、紅葉の時期ぐらいまでには収束していることを願っています。その際は「東福寺」の紅葉を観光がてら、こちらで京都の寿司を楽しまれてみてはいかがでしょうか。

[2022年1月26日訪問]

いづ松
●住所…京都市東山区本町13-237(Google マップ
●TEL…075-561-3551
●定休日…木曜日(祝日は営業)
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「いづ松」をご確認ください。

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