長年の技術に裏打ちされた味に魅了される中華店

中華編
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中国料理 味楽

本日2022年(令和4年)6月13日、京都市内でもいよいよ梅雨入りかい?梅雨入りじゃないのかい?どっちなんだい?という状況になっています。まだ1日中エアコンの冷房をつけるほどではないにせよ、この梅雨が明けるであろう7月中旬・下旬から本格的な夏の始まりです。京都の夏と言えば京都人らしくハモ料理やアユ料理、川床・納涼床をREPORTすると思うでしょうがドシロウトめ。ハモ料理やアユ料理、川床・納涼床はグルメサイトはもちろん、テレビ番組でもイヤというほど紹介されていますし、そもそも少なくとも管理人の周囲(底辺)でハモ料理やアユ料理、川床・納涼床を楽しんでいる人はほぼ皆無です。近くのスーパーでハモ落としやハモの照り焼き、アユの塩焼きなどを購入することがないとは言いませんが、絶対に合挽きミンチを買う頻度の方が高いハズ。川床・納涼床に至ってはその多くは料亭など高級店で提供されるため、京都人でも人生で1、2回経験すれば良い方ではないでしょうか。当ブログでは、そんなお金さえ出せば経験できる、実際の京都人の実態に即していない(と思う)グルメ情報はREPORTしません。えぇ、貧乏なのでできません。京都の庶民の夏グルメと言えば蕎麦と素麺、そして冷やし中華(関西では冷麺と呼びます)です。“京都の冷やし中華”専門ブログとして始まった当ブログも気づけばもうすぐ4周年。京都で冷やし中華は一向にブームとはならず、当ブログも過疎ブログのままですが、今シーズンもボチボチと京都市の冷やし中華をREPORTし続けます。サテ、今シーズン初の冷やし中華をどこで食べようかと思案していたところ、管理人より京都グルメにお詳しいTwitterのフォロワーさんからオススメの中華料理店を教えていただきましたので、早速訪問してみました。

滋賀県道・京都府道35号大津淀線国道1号の交差点(山科大塚)を南へ1.4kmほど行ったところにある「中国料理 味楽(ちゅうごくりょうり みらく)」。地下鉄「椥辻駅」から徒歩10分程度のところにあるお店です。1台分の専用駐車場があるそうですが、ネット情報で場所がわかりにくいというレビューも散見されているため、車で訪問される人はお店の大将に尋ねてみるといいでしょう。こちらはTwitterのフォロワーさん情報では創業42年だそうで、確かに歴史のおもむきを感じる外観となっています。営業時間についてメニュー表には11時〜20:30と書かれているものの、Google マップでは11:30〜14:30および17時〜21時と記載。大将がお一人で切り盛りされていそうな雰囲気でしたので、おそらく通し営業ではないのでしょう。間違っていたら即修正いたしますのでご存知の方はお教えください。時刻は13:30、早速店内へ入ってみましょう。

昔ながらの懐かしい街の中華屋さん、といった感じの誰もが気軽に立ち寄れそうな店内です。カウンター席もあるにはあるのですが、荷物などが常設されているようでお一人様でもテーブル席に案内していただきました。小上がりの座敷もあり、グループでの宴会や飲み会にも便利そう。さすがは創業42年の昭和な中華店だけあって、各テーブルに灰皿が設置されています。昔の飲食店、特に中華料理店は喫煙可が当たり前だったのですが、今では喫煙可の飲食店を見かける機会はほとんどありません。おそらく愛煙家の常連のお客さんに愛されているお店なのでしょう。ではメニューを確認してみます。

一般的な街の大衆中華店かと思いきや、かなり本格的なメニューが並んでいます。しかも「鮑脯片湯(アワビスープ)」¥600や「三絲魚翅(肉、野菜糸切フカヒレ)」¥1,300といった高級料理もリーズナブル!もちろん普段遣いできそうな王道の大衆料理もしっかりとラインナップされています。今回の目的である「揚州冷麺(やき豚菜糸切冷そば)」¥700は、大将にお伺いしたところ通年提供されているそうで、この「揚州冷麺」目当てに冬でも通われているお客さんがいらっしゃるのだとか。冷やし中華好きの管理人でも冬に冷やし中華はほとんどいただきませんので、上には上がいるもんだと関心しました。今回はセットメニューの「冷麺やきめしセット」¥1,100に決定。また麺+飯の禁断の組み合わせを注文してしまい、50歳にしていまだ巨大化が止まりません。

「冷麺やきめしセット」が到着。冷麺(冷やし中華)は酢醤油ベースで練り辛子付き。具のチャーシュー、小エビ、キュウリ、大葉がすべて均一な細切りとなっていて、地味ながら丁寧な仕事がされています。氷が入っているのもオールドスタイルで、昭和の冷やし中華らしい涼しげなビジュアルです。「什錦炒飯(やきめし)」も見るからに間違いのない安心のクオリティ。まずは冷麺のスープからいただきます。

少し甘めの酢醤油スープとなっていて、この冷たさが夏でも食欲を掻き立てられます。練り辛子を溶いていただくとピリリとした辛味と甘酸っぱいスープが絶妙にマッチ。ゴマダレベースのものとは異なり酢醤油ベースの冷やし中華はあっさりタイプが多いものの、こちらの冷やし中華のスープはかなりインパクトがあって食べごたえも十分でしょう。

麺は十分にコシがあり、同じサイズに切り揃えられた具材と馴染んで素晴らしい食感となっています。そして味の要として効いているのが大葉です。大葉の爽やかな風味により涼しさがさらにアップされていて、濃いめの酢醤油スープと良く合っています。冷やし中華の具材として大葉を使われているお店は、まったくないワケではないものの、意外とあまりありません。が、酢醤油ベースの冷やし中華に大葉はかなり効果的だと今回、発見できました。強く主張する酸味や甘みを大葉が上手にまとめてあげています。冬でもこちらの冷やし中華を求めて来店されるお客さんがいらっしゃるのもうなずける味わいです。

「什錦炒飯(やきめし)」はやさしい味わいながらチャーシューと卵、米、青ネギの旨味と甘みが渾然一体となったおいしさでまさに老舗の貫禄。パラパラではなくこの絶妙なしっとり具合も完璧だと思いました。濃い味ではなく旨味を存分に楽しめる炒飯です。こちらを教えていただいたTwitterのフォロワーさんに山科区の中華料理店はハイレベルなお店が多いと聞いていたのですが、確かにこちらも常連客が足繁く通う隠れた名店といった印象を持ちました。管理人にとっては京都市の中でも特に山科区西京区は地縁がないためREPORTしたお店も少ないのですが、今後はより積極的に自分の知らない地域の飲食店にも挑戦しようと考えています。地下鉄「椥辻駅」や「小野駅」から徒歩圏内ですので、近くまでお越しの際には少し足を伸ばして長年培われた町中華を堪能されてみてはいかがでしょうか。何気ない街の何気ない飲食店にこそ、何度でも食べたいご当地グルメが潜んでいるのかも知れませんよ。

[2022年6月10日訪問]

中国料理 味楽
●住所…京都市山科区大宅辻脇町11-8(Google マップ
●TEL…075-592-4794
●定休日…不定休
●備考①…「冷麺」は通年販売
●備考②…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「味楽」でご確認ください。

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