ガッツくパンダが目印の常に混雑する人気町中華店

中華編
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ほぁんほぁん 嵯峨嵐山店

京都市内でも2日間ほど大雨が続き、管理人が住む地域の隣町では避難勧告まで出されていました。防災対策は重要だと改めて感じます。これまで特に防災グッズなどは用意しておらず、せいぜい飲料水や飲み物のストックがわずかにある程度。普段から冷凍食品などを買いだめするクセがあり冷凍庫は常にパンパンなものの、よく考えれば災害時は停電になることも多く、冷蔵庫や冷凍庫に溜め込んでいる食品はアテになりません。パスタなど麺類の乾物も溜め込んでいますが、ガスや水道も不通になる可能性があり、こちらもあまり役に立たなさそう。防災対策となる食料品について調べてみると、農林水産省から「災害時に備えた食品ストックガイド」が発表されていますので、管理人のように防災対策をまったくしていない人はぜひご参考ください。幸い、今回の大雨で管理人の住む地域では停電などもなく普段どおりに過ごせ、青空がようやく広がった本日、冷やし中華をいただこうと双ヶ丘へ向かいました。

丸太町通天神川通の交差点(双ヶ丘)を西へ2kmほど行ったところにある「ほぁんほぁん 嵯峨嵐山店(さがあらしやまてん)」。こちらの正式な店名は「中国料理 美食人 エピキュア 歓歓(ほぁんほぁん) 嵯峨嵐山店」なのですが、ちょっと長いので当ブログでは「ほぁんほぁん 嵯峨嵐山店」と表記させていただきます。本店は京都府向日市にある「向日町店(むこうまちてん)」で、京都府下で2店舗を展開。皿うどんが有名なお店として知られ、テレビ番組などの各種メディアでも多く登場されています。パンダ(ほぁんほぁん)が皿うどんをガッツいているイラストが印象的で、この丸みを帯びたフォルムにはこんなにかわいくはないものの、管理人も親近感を抱かざるを得ません。外観は郊外型ファミリーレストランのような構造となっていて、1階は車やバイク・自転車などを停められます。こちらの昼の営業時間は11時〜ラストオーダー14:15。人気店でありお昼どきは混雑するのを知っていたため、13:15に到着し、階段で2階の店内へ向かいます。

平日にも関わらず満席でした。4組ほどが待合スペースで待たれていましたので、管理人もファミレスのように記帳をして待つことに。駐車場が少ない&狭い京都市内にあって、こちらは車でも行きやすい数少ないお店の1軒としても人気なのでしょう。電車なら嵐電「車折神社駅」から徒歩11分程度と、公共交通機関を使っても便利なお店です。外観からカップルやグループが多そうな印象ですが、お昼に関してはお一人様も多く利用されています。15分ほど待ったところで席に案内していただきました。

この日もお一人様のお客さんがチラホラと見受けられます。営業や外回りなど車で移動するお一人様がランチ時に食事をされることが多いようです。店内の席数は多く、お一人様でも4名テーブル席へ案内されますので、ゆっくりと食事を楽しむことができます。もちろんカップルや家族連れなどのグループにもピッタリで、この日も遅めの夏季休暇を満喫されている人々がいらっしゃいました。こちらは皿うどんや餃子が名物なのですが、当ブログの管理人としてここは冷やし中華一択。名物はまた別の機会にREPORTするとして、まずはお昼のメニューを確認してみましょう。

本格的な町中華のグランドメニューも用意されており、詳細はホームページをご確認ください。夏らしい冷たいスイーツ系も充実していて、女性客が多いのもうなずけます。冷やし中華は夏季限定の「冷麺」¥990と「冷やし担々麺」¥1,045の2種類。少し悩んだのですが、こちらは「担担麺」¥990や「やみつき担担麺」¥1,012もおいしかったことを思い出し、今回は「冷やし担々麺」をチョイス。さらにランチセットの「冷やし担々麺+小豚丼」¥1,562に決めました。町中華店としてはちょっとお高めですが、それでもお客さんが途切れないのには理由があるのです。

「冷やし担々麺+小豚丼」が到着。“小豚丼”と言いながら、まったく小ではなく普通サイズの豚丼です。管理人はただでさえポッチャリ体型なのに、さらに丸みを帯びたフォルムにさせようというのでしょうか。ひょっとしたらこちらのお店では、ひそかにお客さんをパンダ(ほぁんほぁん)化させようと企んでおられるのかも知れません。ただ、少なくともショボくれたオッサンがいくら丸みを帯びたフォルムになったところで、ちっともかわいくはならないという現実だけはご理解いただきたい。とは言えこのボリューム満点っぷりは素直にうれしい。野菜もたっぷりで意外に健康的、自分に言い聞かせながら、まずは「冷やし担々麺」からいただきます。

スープはクリーミーなピリ辛に加え、冷やしならではの甘酸っぱさも際立っています。一般的な冷やし担々麺ではなく、ゴマダレ冷やし中華にピリ辛をプラスしたようなスタイルです。ゴマの濃厚でコクがある味わいに辛味・甘味・酸味が融合された重層的なおいしさ。夏の暑い時期であってもスープだけでもすでにご馳走の域に到達しています。具は京都らしい水菜に肉味噌、キュウリ、温玉、白髪ネギとシンプルながら、肉味噌だけで立派にご飯のオカズとして成立しているクオリティ。さらにキュウリは皮をむかれていてシャキシャキとした食感を純粋に楽しめる丁寧な仕事ぶりです。

麺はそうめんと見まがうほどの極細中華麺でスープや具材との相性も抜群。スープの底にはクラッシュアイスが仕込まれていて、時間が経過しても冷たくいただくことができます。水菜やキュウリなどの野菜もみずみずしく、清涼感も申し分ありません。スープだけでなく肉味噌や温玉の濃厚さとのコントラストが素晴らしいと感じました。冷やし担々麺としても、ゴマダレ冷やし中華としても、管理人の中ではかなり上位となるおいしさです。

「小豚丼」は豚肉・ニラ・タマネギが中華風の塩味で良い塩梅に炒められていて、思ったほどしつこくなくサッパリと食べられます。豚肉の旨味と少しシャキシャキ感が残るニラやタマネギが抜群です。豚肉だけなくニラやタマネギは栄養価も高く、夏バテ対策にもうってつけの食材。暑さ続きで食欲が減退気味だからこそ食べたい丼ではないでしょうか。こちらの「冷やし担々麺+小豚丼」は¥1,562という価格以上の満足感が得られるセットだと思います。ちょっと贅沢なランチを、というときなどに、ぜひこちらで手軽に麺類やセットメニューを楽しまれてはいかがでしょうか。しかし“夏バテ対策”にかこつけて欲望のおもむくままに食べていると、人によってはまったくかわいくないパンダ体型になりますので、そこだけはくれぐれもご注意ください。

[2022年8月18日訪問]

ほぁんほぁん 嵯峨嵐山店
●住所…京都市右京区嵯峨広沢南野町29-1(Google マップ
●TEL…075-864-5605
●定休日…不定休
●備考①…「冷麺」「冷やし担々麺」は夏季限定
●備考②…禁煙
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