和食NOWジョイ 金閣寺店
新型コロナウイルスの感染拡大以降、管理人も友人などと夜に会食する機会がほとんどなくなりました。当ブログでも現在はひとりランチばかりREPORTしています。いまだ新型コロナの終息が見通せない状況であるため、その方針はしばらく続ける予定です。ただ先日、久しぶりに友人と夜に食事をする機会が訪れ、以前からREPORTを予定していたお店だったこともあり、今回は久しぶりにディナーのREPORTとなります。とはいえ昼もほとんど変わらないメニュー構成に加え、特に昼間はお一人様もよく利用されていて、ひとりランチにもピッタリですのでご安心ください。
北大路通と千本通の交差点(千本北大路)を西へ440mほど行き、西大路通を南へ600mほど行ったところにある和食ファミリーレストラン「和食NOWジョイ 金閣寺店(わしょくなうじょい きんかくじてん)」。こちらは京都市民であれば名前ぐらいはご存知の人が多いと思われる老舗和食店「京懐石 美濃吉」の系列店です。「京懐石 美濃吉」の創業はナント1716年(享保元年)だそうで享保の改革を推進し、暴れん坊将軍米将軍としても有名な江戸幕府の第8代将軍・徳川吉宗が活躍していた時代となります。その「京懐石 美濃吉」では管理人が子どもの頃の30年以上前からファミリーレストラン事業にも進出。かつては「ジョイみのきち」の名前でテレビCMなども展開されていたように記憶しています。こちらは現在、「金閣寺店」と「西大路三条店」の2店舗を展開。両店とも京都市内では貴重な広い駐車場を完備されていて、ドライブがてらなどにも立ち寄りやすいお店です。「金閣寺店」は嵐電「北野白梅町駅」から徒歩12分程度の場所にあり、公共交通機関でも利用しやすい立地となっています。最近でこそ洋食系ファミリーレストランだけなく和食系や中華系の郊外型ファミリーレストランも京都市内で見かけるようになりましたが、京都市内で最初の郊外型ファミリーレストランはおそらく「ジョイみのきち」、現在の「和食NOWジョイ」でしょう。こちらの営業時間は11時〜ラストオーダー21時の通し営業で、昼の閉店時間を気にせず利用できるのも魅力となっています。時刻は18:20、早速店内へ入ってみましょう。
訪問した土曜日は普段、待つこともあるぐらい混雑するのですが、雨がかなり降っている状況であったため、ギリギリ待たずに着席できました。和食ファミレスらしい店内で、夜はやはりファミリー層などのグループ利用が多いようです。ちなみに昼間は管理人も何度かひとりで利用したことがあり、店内にはビジネスパーソン風のお一人様もよく食事をされています。京都市内の観光スポットではベスト1、2を争う「金閣寺」が近いこともあり、観光客にも人気のお店です。メニューについて、グランドメニューはホームページでご確認いただくとして、季節メニューをご覧いただきましょう。
グランドメニューでは王道和食だけでなくローストビーフやステーキ、とんかつ、ハンバーグなどの洋食メニューも用意されていて、子どもからシニアまで満足できる幅広いラインナップはさすファミレス。管理人が日常で夕食を取る時刻としては早過ぎる18:30であまり食欲がなかったこともあり、今回は軽く天ざるでも…と探していると、季節メニューに「鰻丼と天ざる膳(ざる蕎麦)」¥1,780を発見。ちっとも軽くないような気がしないではないものの、ざる蕎麦に天ぷら、鰻丼と和食の人気料理を詰め込んだセットメニューに心を奪われました。¥1,780は贅沢ですが、鰻や天ぷらなどが食べられるのですからセーフではないでしょうか。
「鰻丼と天ざる膳(ざる蕎麦)」が到着。揚げたての天ぷらは海老が2尾の豪華仕様です。鰻丼は…ま、まぁ、かわいいサイズ感ということで良しとします。白ごはんではなくわずかでも鰻が乗っていることが重要なのです。このギザカワユスな鰻があるのとないのとでは大違い。おそらく一口で食べてしまえるかわいさで、しばらくは食べずに箸で突っいたりして慈しむのが本当はオススメなものの、食事マナーとしてはあり得ないほどのNG行動ですので、ガン見程度にとどめておきましょう。まずは色黒美人?なざる蕎麦からいただきます。
コシのある蕎麦に甘めの蕎麦ツユが良く合います。蕎麦自体は蕎麦専門店レベルのクオリティではないものの、蕎麦ツユがおいしい。少し甘めで好みは分かれるかとは思いますが、個人的には塩っぱいツユよりは好きな味です。ダシの風味も感じられ、副菜としてのざる蕎麦であれば及第点ではないでしょうか。
揚げたての天ぷらは安定のおいしさです。海老の旨さを堪能できる海老天ももちろんおいしいのですが、ナス天はこの夏の時期、天ぷら界のプリンスです。油との相性が抜群なナスのジューシーで甘みのある味わいは、天ぷらのタネとしてはうってつけ。天ぷらで使用されている油もフレッシュで胃もたれなどとは無縁な軽い仕上がりとなっています。
そしてついに、長い時間に渡って愛し続けていたカワヨな鰻丼をいただきます。こちらも鰻専門店レベルの鰻と比較するのは酷な気はしますが、どうであれ鰻丼ですのでマズいワケなどありません。管理人のように鰻を年に数回しか食べることができない底辺層にとっては、鰻というだけでテンション爆上がりとなります。甘辛タレで焼かれた鰻と錦糸玉子、ご飯の組み合わせは完璧であるべきです。もちろん、鰻をしっかり食べたい人には鰻専門店をオススメしますが、ちょっぴり鰻丼を食べたい、そんなときはこちらのかわいい鰻丼もアリではないでしょうか。こちらでは和食だけでなく洋食メニューも充実しています。食べたいものが何となく見つからない、そんなときにはこちらのようなファミレスで、さまざまなメニューから選ぶのも良いでしょう。気軽に王道和食をいただけるお店ですので、お一人様だけでなくご家族連れなどでもぜひご活用ください。
[2022年8月20日訪問]
和食NOWジョイ 金閣寺店
●住所…京都市北区衣笠天神森町39(Google マップ)
●TEL…075-464-2185
●定休日…年中無休
●備考…禁煙
●ホームページ
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