カフェレストラン ホワイトラバー
全国各地に数多くある観光地。旅行や観光などがお好きな人ならこれまで、さまざまな観光地を訪れていると思います。管理人は人に自慢できる取り柄が全然ない人生を50年以上過ごしていますが、これから唯一といえる自慢を発表しますので、当ブログをご覧の皆様は“こんなオッサンがいたんだ”ということを孫の代まで語り継いでください。よろしいでしょうか。では、発表します。管理人は日本全国、1都1道2府43県、行ったことがない都道府県はありません。そしてほぼすべての都道府県の観光地を訪れています。ちょっとスゴくないですか?さらにスゴいのが、管理人は別に旅行マニアでも鉄道マニアでもツーリングマニアでもないということ。一部の府県を除きすべて仕事で行き、仕事そっちのけで観光地へ向かう、まさに図々しさの賜物。そんな全国の観光地を知る管理人にとって天敵なのが、観光地価格と呼ばれる観光地だけに許されたチョイ高めの料金設定です。もちろん観光地価格それ自体は否定しませんし、ビジネスの観点からは至極まっとうな経営判断でしょう。しかし、お得をこよなく愛する管理人にとって、チョイ高めの料金設定は親の敵でしかありません。そして観光地が多い京都市内ではコインパーキングの料金ほど露骨ではないにせよ、観光地価格の飲食店が多いのも事実です。当ブログでREPORTしている飲食店に観光地が多くないのは、観光地価格を嫌う管理人が観光地へあまり行かないからでもあります。しかし、今回は違います。京都市内の“ザ・観光地”ともいえる清水寺の参道にある穴場な洋食店を訪問してみました。
東大路通と五条通の交差点(東山五条)を北へ400mほど行き、松原通の交差点(清水道)を東へ25mほど行ったところにある「カフェレストラン ホワイトラバー」。こちらはそこそこ昔から営業されているカフェレストランで洋食はもちろん、喫茶使いにも便利なお店です。現在の営業時間は11:40(Google マップの記載より)〜17時(マスターに確認済み)の通し営業で、清水寺など近隣スポットの観光ついでに時刻を選ばずランチを楽しむことができます。お昼時は観光客だけでなく地元の人などで混雑する人気店で、12時まで、もしくは13時以降に入店した方が落ち着いてゆっくりと食事ができるでしょう。管理人が訪問した平日にも関わらず、観光客らしき若い男女、特に多くの女性が近辺を歩いていました。徐々にではありますが、京都市内にも観光客が増えつつあるようです。時刻は14:10、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。
観光地価格とは無縁の、リーズナブルな価格設定です。15時まで注文できる「本日の日替りランチ」¥700は訪問時、「ビーフカツレツ デミソース」でした。コンソメスープとミニサラダ、ライスが付いて¥700は、観光地価格どころか一般的なお店と比べても相当にお手頃ではないでしょうか。おいしそうな洋食メニューの数々はセットメニューでも¥1,000を超えるものはない超良心的価格です。ドリンクやスイーツなども充実していて、観光ついでのランチだけでなく喫茶使いとしても重宝するでしょう。この界隈では洋食店に限らず、飲食店全体を考えても穴場店ながら手頃に利用できるお店の1軒だと断言できます。では早速、店内へ入ってみましょう。
少しレトロチックで喫茶店のような気軽に入れる雰囲気の店内。14時過ぎのランチにも喫茶にも中途半端な時刻であったため、お客さんはいらっしゃいませんでした。こちらはマスターお一人で切り盛りされているようですので、特別な事情でもない限り、やはりランチのピークタイムである12時〜13時をはずした方が、落ち着いてゆっくりと食事などができると思います。サテ、当ブログの洋食店REPORTでは洋食店の看板メニューであるハンバーグを食べることが多いのですが、今回は「テリヤキポークロースステーキとエビフライセット」¥980に決めました。「本日の日替りランチ」や「カツカレーライス(ポーク又はチキン)」¥700などの魅力的なメニューも多く悩んだものの洋食店のテリヤキポークロースステーキ、いわゆるトンテキが食べたくなったのです。いにしえの洋食店ではポークソテーなどのトンテキを看板メニューにされているお店も多く、こちらのテリヤキポークロースステーキにも期待が高まります。
「テリヤキポークロースステーキとエビフライセット」が到着。ビッグサイズのテリヤキポークロースステーキに大ぶりなエビフライが2尾、付け合せはケチャップスパゲティと冷奴、それにミニサラダ、カップの玉子スープ、ライスが付く豪華な陣容で¥980は観光地とは思えないお得な価格と言わざるを得ません。玉子スープの具は溶き卵とワカメのコンソメスープで、塩加減も申し分ナシ。たま〜に血圧が上がりそうになるほど塩っぱいコンソメスープと出くわすときがありますが、アレは一体何のつもりなのでしょうか。十中八九、作り置きのコンソメスープが煮詰まって塩っぱくなっているのでしょうが、提供前に味の確認はしていただきたい。そもそも作り置き自体は問題ではなく、火を入れっぱなしにしているのが問題であり、冷めた状態のものを電子レンジなどで温めて提供すれば良いだけのハナシです。細かいところながら、カップスープ1つでお客さんは評価されます。こちらのようにカップのコンソメスープにも気配りされているのがうれしいと感じました。
大ぶりなエビフライはタルタルソースと中濃ソースがすでにかかっている状態です。手作り感のあるタルタルソース&中濃ソースのダブルソースとカラッと揚げられたエビフライとの相性はもちろん抜群。エビの旨味や甘みを感じながら、中濃ソースによりライスのオカズにもピッタリです。この大きさのエビフライ2尾だけでも¥980の洋定食として十分過ぎるほど成立しています。エビフライは大きければ大きいほど贅沢でおいしく、こちらの洋定食各種に付いているエビフライはエビフライ好きでもきっと満足できるでしょう。
そしていよいよメインのテリヤキポークロースステーキです。豚肉の大きさについ目が奪われがちですが、上に乗っているのはナスのソテーで、この一手間もうれしい。甘塩っぱいテリヤキソースに今が旬のナス、そしてたっぷり盛り付けられた豚ロース肉の旨味を堪能できます。ナスの皮の切り方にも一手間加えられていて、この丁寧な仕事ぶりではマズいハズがありません。“本当に¥1,000未満??”と疑ってしまう感動レベルのクオリティとボリュームです。こちらはテレビ番組や情報誌などのメディアであまり登場されていない穴場店ですが、リーズナブルさだけなく味や料理への気遣いも相当なものと言えます。京阪「祇園四条駅」から徒歩12分程度と、清水寺をはじめとする観光スポット巡りにも近く便利なお店ですので、お近くまでお越しの際には¥1,000を1枚握りしめて、満足できて満腹になる洋定食などの洋食をぜひお楽しみください。
[2022年8月24日訪問]
カフェレストラン ホワイトラバー
●住所…京都市東山区清水4丁目140-1(Google マップ)
●TEL…075-561-5339
●定休日…不定休
●備考…禁煙
●ホームページ
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