世界三大珍味がいただける新進気鋭の洋食店

洋食編
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Leon食堂146

ようやく新型コロナウイルスの感染拡大も、まだ予断は許さないものの緩やかながら収束へ向かっているようです。京都市内でも徐々にではありますが他都道府県ナンバーの車を見かけるようになり、観光客も少しずつ増えていると肌で体感。このコロナ禍では多くの飲食店が店を畳まざるを得ない苦境に陥った一方、この厳しい時期に新しいお店を開業するという勇気ある決断をされた飲食店も少なからず存在します。そんな飲食店を応援するつもりで、ありがた迷惑な可能性もはらみつつ、翌月の12月で1周年を迎えられる本格派洋食店をREPORTしようと、JR「二条駅」方面へと出かけてみました。

三条通千本通の交差点(千本三条)を西へ300mほど行き、七本松通を南へ35mほど行ったところにある洋食店「Leon食堂146」。こちらは2021年(令和3年)12月に開業されたお店で、JR「二条駅」または地下鉄「二条駅」から徒歩6〜7分と公共交通機関の利用でも便利なのに加え、近隣はコインパーキングも多く車でも伺いやすいのが特徴です。世界遺産二条城京都三条会商店街も近く、京都観光ついでにもうってつけ。現在でも地元の人だけでなく京都の洋食好きやグルメな人々が集まっていて繁盛しており、京都に観光客が増えればさらに注目度が高まるお店となるのは間違いありません。こちらのお昼の営業時間は11:30〜ラストオーダー14時、夜は17:30〜ラストオーダー21時まで営業されています。時刻は13:40、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。

こちらの名物は世界三大珍味の1つ・フォアグラを使った「フォアグラ入り ハンバーグ」(150g:¥1,800・200g:¥2,200)なのですが、訪問した日は“フォアグラ入荷未定のためトリュフバター添えでの対応となります”と書かれていました。少し残念ではあるもののトリュフも世界三大珍味の1つであり、フォアグラの代わりにトリュフバター添えとなったようです。“フフフ…ヤツ(フォアグラ)は世界三大珍味の中でも最弱”とトリュフが語っていたかどうかは知りませんが、期待していた戦力が急にいなくなった際、代わりに同等の実力者が助っ人として加わる、少年漫画では胸アツな展開となってまいりました。では強力な新しい仲間も確保できたところで、早速店内へ入ってみましょう。

カウンター2席と・4名テーブル席2卓とコンパクトな店内ながら、ウッディな内装で清潔感あふれるビストロのような雰囲気です。ラストオーダー間際にも関わらず、ご夫婦1組と女性のお一人様が食事を楽しまれていました。本格的な洋食店ではあるものの、お一人様でも気軽に利用しやすいお店ではないでしょうか。2日前までの予約制ながらフランス料理のコースメニューもあり、記念日やココ一番の勝負日などハレの日にも使いやすそう。こういったこじんまりとしつつセンスある隠れ家的なお店を1軒知っているのもオトナの嗜みです。まぁ管理人のように知っているだけで使い所がまったくないダメダメなオトナもいますので、いろいろとこじらせない分、知らない方がむしろ幸せなのかも知れませんが。さぁ、涙を拭いて改めてメニューを確認してみましょう。

こちらの一番人気は“大人のお子様ランチ”のキャッチコピーがある「レオンプレート」¥2,200です。通常は名物の「フォアグラ入り ハンバーグ」、今回は「ハンバーグ トリュフバター添え」も付いた洋定食で、海老フライや蟹クリームコロッケなどを一度に楽しめるお得なランチメニュー。お値段は少しお高めながら世界三大珍味のトリュフを使ったトリュフバターが添えられていることを考えると、決して高くはありません。たまのプチ贅沢と思えば大丈夫です。管理人は贅沢などできる身分ではありませんが、REPORTする以上は当然「レオンプレート」一択。このREPORT以降、しばらくはお安め料理のREPORTが続くかもですが、そのときはオトナの事情を察していただければと思います。

「レオンプレート」が到着。どうです、この豪華さは!しかも見ただけで1つ1つの料理がとても丁寧に作られているとわかります。ホームページには“大原・美山・大原野等から無農薬無化学肥料栽培の野菜や米、遺伝子組み換え飼料を使用していない平飼い卵など厳選された素材を届けていただいております。”と記載され、素材にも相当こだわられているようで、ご飯もホワイトライスではなく小豆入り三分つき玄米ご飯と、味だけなく健康面にも配慮されているのがうれしい。メインのハンバーグ・海老フライ・蟹クリームコロッケの他、ドフィノワーズ(ジャガイモのグラタン)やさまざまな新鮮な野菜を取り合わせたパナッシェサラダ、小鉢のカボチャのスパイシー煮、自家製味噌のみそ汁など、副菜にもまったくスキがなく、どれもおいしいと言わざるを得ない味わいです。とは言えご飯や副菜が完璧でも、肝心なのはメイン料理3品。まずは海老フライからいただきます。

大ぶりな海老なのも最高で、自家製でしょうか、タルタルソースもたっぷりです。ビッグサイズの海老は海老自体の甘みや旨味もしっかり感じられ、タルタルソースとの相性も抜群。サクサク揚げたての海老フライは海老料理の中でも指折りのおいしさと贅沢さが感じられます。

蟹クリームコロッケは蟹みそ入りで濃厚な蟹の旨味となめらかでクリーミーなベシャメルソースにウットリするほど。添えられている自家製の赤ワインケチャップとも良く合います。また、海老フライのタルタルソースに付けても別次元のおいしさです。この蟹クリームコロッケは何も付けずとも十分おいしいのですが、赤ワインケチャップやタルタルソース、ハンバーグの赤ワインソースを付けても味に深みが増してさらにリッチな味わいとなります。何より蟹感あふれるクリームコロッケですので、クリームコロッケ好きならぜひお試しください。

そして大トリは「ハンバーグ トリュフバター添え」。まずハンバーグの肉汁が凄く、肉の旨味を存分に楽しめる逸品です。添えられている赤ワインソースもフォンドボーを使われている正統派。赤ワインの酸味がほど良く、デミグラスソースのような濃厚で重厚な味わいはさすがの一言に尽きます。これだけでも立派過ぎるハンバーグステーキなのですが、そこにトリュフバターは反則級のおいしさです。トリュフの風味とバターのコクがプラスされ、上質なフレンチ香る洋食といった感じでしょうか。このプレートで¥2,200はお値打ちでしょう。接客も丁寧でお店を出る際には律儀にお見送りまでしていただき、終始気持ち良く食事を愉しむことができました。二条城近辺をお越しの際、洋食気分なら一度立ち寄られてみられてはいかがでしょうか。各種弁当やスイーツなどのテイクアウトもできますので、下記のフライヤーまたはホームページをご参照願います。

[2022年11月7日訪問]

Leon食堂146
●住所…京都市中京区壬生天池町42-9(Google マップ
●TEL…075-822-2519
●定休日…水曜日・不定休および毎月1日
●備考…禁煙
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