河原町二条にあるこだわり強めの本格派カレー店

その他料理編
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Kappa亭

現代はストレス社会なんだそうです。人はストレス発散について日々考え、行動していると言っても過言ではないのかも知れません。先日、誰かの“ストレスでイボ痔になるわ!”との発言を聞いて、改めてストレスの怖さを感じました。ストレスの発散方法は人それぞれ流儀があり、カラオケに行き大声で歌う人もいればバッティングセンターで快音を響かせるなど、肉体を使う派の人も少なくないでしょう。また、自分の趣味に没頭するという人も良く耳にします。中には大食いやヤケ食いでストレスを発散されている人もいらっしゃるようですが、管理人のように大食いやヤケ食いをしたことがない人間にとってはあまり理解ができません。管理人のストレス解消法は“辛いものを食べる”ことです。理由はわかりませんが、ストレスでイライラしたときなどはカレーや麻婆豆腐などの辛いものを食べると、なぜだかスッキリします。とは言え、管理人は辛さへの耐久性が一般人よりおそらく低いため、実際にはそこはかとなく辛いぐらいで十分満足。むしろ激辛料理を食べた日には、その辛さにブチギレそうになるだけでなく、キレ痔にもなりかねません。イボ痔を回避してキレ痔になるのは本末転倒ですので、皆さまもそこそこの辛さの料理を食された方が良いのではないでしょうか。そこで今回は、管理人がほど良いと感じる辛さのカレー店をREPORTしますので、手軽なストレス発散方法としてご活用ください。

河原町通御池通の交差点(河原町御池)を北へ250mほど行き、二条通の交差点(河原町二条)を西へ40mほど行ったところにあるカレーとベルギービールのお店「Kappa亭(かっぱてい)」。「河二ガレージビル」の2階にあり、それほど古くはないものの、京都市内外のカレー好きには知られたお店です。この辺りは京都市役所も近くビジネス街の雰囲気もありながら、河原町三条四条河原町といった繁華街にも近いため、さまざまな人が行き交うエリアとなっています。飲食店や飲食関連の店舗も多く、高級店からリーズナブルなお店までが混在し、さらに老舗店が軒を連ねているかと思えば新しいお店があったりと、ある意味で京都らしさを集約した地域と言えます。こちらの昼の営業時間は11:30〜ラストオーダー14時で、お昼どきには老若男女がカレーを欲して集まるお店です。時刻は13時、エレベーターで2階へと向かい、店内へ入ってみましょう。

昼は券売機で食券を購入するシステムとなっていて、今回は「Kappa亭 牛ゴロカレー」を食べる予定だったのですが材料費の高騰などの諸事情により、この12月から「Kappa亭 牛ゴロカレー」と「牛すじカレー」は「ビーフカレー」に変わっていました。「Kappa亭 牛ゴロカレー」は角切り牛肉を具とした食べごたえのあるカレーライスであり、「ビーフカレー」ももちろん好きなものの、もう少しガッツリしたものが食べたかったため、急遽予定を変更して「カツカレー」¥950に決定。加えてトッピングの「温玉&チーズ」¥150の食券も購入し、座席へ向かいます。店内はカウンター席と2名テーブル席4卓、4名テーブル席1卓となっていて、お一人様でも入りやすいお店です。管理人が入店した際には若い女性3名グループと男性2名のお一人様が食事をされていました。では改めてランチメニューを確認してみます。

メニューの「Kappa亭 牛ゴロカレー」と「牛すじカレー」は「ビーフカレー」となりますが、こちらの特徴として、どのカレーも「オリジナルスパイスータイプ」と「欧風デミグラスタイプ」の2種類が用意されていて、スパイスカレー好きにも欧風カレー好きにも対応されています。洋食と冷やし中華をこよなく愛する管理人は今回もこれまでと同様、「カツカレー(B)欧風デミグラスタイプ」の食券を購入しました。また、食事を注文された人は「コーヒー(Hot/Ice)」と「烏龍茶(Ice)」が無料!ドリンクバーのようなコーナーがあり、セルフ方式で自由に好みのドリンクを飲むことができます。どのメニューも¥1,000を超えるものはなく、本格的なカレーライス各種を手頃な価格でいただける良店でしょう。ではカツカレーが到着する間、夜のメニューをご覧ください。

夜はベルギービールを中心としたアルコール類とともに洋風居酒屋的な一品料理やカレーライス各種をいただける、さながらカレー居酒屋?の様相です。こちらはベルギービールにもこだわられているようで、ビール好きにはたまらないでしょう。何なら昼でも仕事中にも関わらずビールを注文するツワモノもいるとかいないとか。管理人のように飲めない人でも「ノンアルコールビール」¥350やソフトドリンク各種も用意されていて、もちろん「コーヒー(Hot/Ice)」と「烏龍茶(Ice)」は無料ですから、夜も気軽に利用できそうですね。そろそろ当ブログのREPORTもディナーを解禁しようかと思案しているのですが、独り身としては新型コロナウイルスに感染するのは相当にリスキーで、もうしばらくはランチ中心のREPORTをお届けすることになると思います。

「カツカレー(B)欧風デミグラスタイプ」とトッピングの「温玉&チーズ」が到着。やはりカツカレーは正義です。もう見ただけでおいしそうでしょ。カツカレー単体で十分なのに、「温玉&チーズ」をプラスするゴージャスさで合計¥1,100。しかも大切なことなので何度でも繰り返します「コーヒー(Hot/Ice)」と「烏龍茶(Ice)」は無料なのです。足繁く通う人が多いのもうなずけます。では、まずがカレーソースからいただきましょう。

一般的な欧風カレーではビーフシチューのカレー風味のようなお店も少なくないのですが、こちらの「(B)欧風デミグラスタイプ」はフルーティーで炒めタマネギの甘みやコクが際立っていて、牛肉の旨味が溶け込んでいます。欧風カレーとスパイスカレーのハイブリッドといった味わいの、カレー専門店らしいおいしさ。ただ、辛さはさほど強くなく、管理人レベルでもおいしくいただけます。これなら辛いのが得意でない人やお子さんでも大丈夫ではないでしょうか。コクと旨味、甘みが渾然一体となったおいしさで、奥深い味わいのカレーだと感じました。

カツ、ライスと一緒に食べると俄然真価を発揮。カツもブ厚く、サクサクに揚げられていて豚ロースの味を十分に堪能できます。トッピングのチーズも効いていて、リッチな気分になるでしょう。大切なことなので何度でも繰り返しますが、カツカレーは正義なのです。ただ、こちらのカツカレーはカレーソースの味わいもあって、重さやクドさをさほど感じないのも高ポイント。欧風カレーとスパイスカレーのハイブリッドだから実現できたカツカレーであり、ガツンとしたパンチは維持しつつも、管理人のようなオッサンでもペロリといただけるカツカレーです。

そして温玉の黄身の色の濃さよ。この赤オレンジの黄身の色は、なぜかおいしそうに見えます。黄身の色に関しては鶏が摂取する飼料の色素に依存するケースがほとんどで、色によって味に差異はほぼないとされるのが一般的。しかし黄色の黄身よりも色が濃い赤オレンジの黄身の方が圧倒的においしそうに思えるから不思議です。人間が味を感じるのは味覚だけなく、視覚も重要なのだと実感します。こちらでは牛肉だけでなくタマネギやお米などの食材にこだわられているようで、この温玉もこだわられた卵なのでしょう。これらの気遣いにもお店の姿勢を感じることができました。リーズナブルながら本格的なカレー各種などをいただけるお店です。京都市役所近辺にお越しの際にはこちらで、カレーをはじめ各種料理で体にも心にも栄養を補給されてみてはいかがでしょうか。

[2022年12月1日訪問]

Kappa亭
●住所…京都市中京区榎木町87 河二ガレージビル2F(Google マップ
●TEL…090-8193-3553
●定休日…日曜日・祝日
●備考…禁煙
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