七条大橋近くにあるバラエティ豊かなうどん専門店

和食編
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鴨川製麺所

かなり以前からREPORTしたい洋食店があったのですが、コロナ禍でテイクアウトのみの営業となったと聞いて、店内飲食できるようになるまでREPORTしていませんでした。ところが最近、Twitterのフォロワーさんから、どうやら店内飲食を再開されたらしい、と教えていただけたのです。すぐ行かねば!と思ったものの、なかなか伺えるタイミングができず、ようやく訪問。が、しかし。“本日は予約のお客様で商品はすべて売り切れました”的な残酷な張り紙が。エッ?11:30開店で今11:50なんですけど??最近よくREPORT予定のお店にフラれることが多いものの、さすがに開店20分で売り切れはこれまで生きてきておそらく経験がありません。確かに人気店ではあるのですが、予約のお客様とやらはどれだけ注文しているのでしょうか。いつもであれば心が折れまくって手近なチェーン店でやさぐれるのですが、今回は違います。そう、ここは京阪「七条駅」近く。多くの観光名所や京都女子大学などがあり、飲食店もそこそこ多いエリアなのです。そして何の根拠もないものの、今回はREPORTできないのではないか?と何となく薄々感付いていたこともあり、慌てることなく次のお店へ。実は管理人は利用したことはありませんが、以前から気になっていたうどん店があったのです。そこで今回は急遽予定を変更し、洋食店からうどん店へ向かうことにしました。ちなみにそもそもREPORTを予定していた洋食店は、またいずれタイミングが合えば伺う予定です。

七条通川端通の交差点(七条大橋)を東へ50mほど行ったところにあるうどん店「鴨川製麺所(かもがわせいめんじょ)」。2020年(令和2年)5月にオープンされたお店で、京阪「七条駅」から徒歩1分・JR「京都駅」・地下鉄「京都駅」から徒歩10分程度とアクセス便利なこともあり、かなり賑わっているお店です。Google マップ情報では11時〜22時の通し営業となっていて、観光客や近隣のビジネスパーソンが多い印象でしょうか。時刻は11:55、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。

てっきりうどん専門店かと思っていましたが、丼や平日にはうどん付きの定食類も用意されているようです。管理人はよく人から驚かれるのですが、牛丼チェーン店の牛丼があまり得意ではありません。牛丼自体はむしろ好物で、30年以上前に鹿児島県の山沿い?にポツンとあった何の変哲もない食堂の1杯¥500程度だった牛丼のあまりのおいしさに感動し、今でも鮮明に覚えているほど。とは言えもはや店名は言うに及ばず、場所すらまったく覚えておらず、もはや二度と訪問できないお店なのですが。そんなワケでうどん・蕎麦店や食堂などの牛丼をチョイチョイ食べていて、このうどんが付く「牛丼」¥990に心惹かれたのですが、今回は初めての訪問ということもあり、こちらの名物うどんをいただくことに。それでは店内へ入ってみましょう。

鰻の寝床のような奥に細長い店内には、入ってスグの両サイドの壁にメニューがズラリ。王道なうどんだけでなく、イマドキらしくバラエティ豊かなうどんメニューが豊富にラインナップされています。また、噂では「中華そば(並)」¥750もかなりの人気なのだとか。ガッツリ派にはうれしい肉系のうどんや京都らしさ全開の九条ネギや湯葉などを使われたうどんも揃っていて、地元の人から観光客まで利用しやすいお店ではないでしょうか。今回はこちらの名物うどん的な存在で、“超お得な具だくさんのぶっかけうどん”と書かれた温・冷を選べる「いっしょうけんめん」(並:¥990・大:¥1,140・特:¥1,290)をチョイス。管理人には“並”しか注文できないノロイがかかっているため、冷の並に決めます。

こちらのカウンターで注文し、そのまま商品ができあがるのを待って商品を受け取り、商品を持ちながら奥のレジで会計をするシステムです。食事を終えた際には食器などをトレーごとレジ横の返却口まで持っていくセルフサービススタイル。ほとんどが2名テーブル席でお一人様のお客さんが多い感じでした。また、昼どきだけあってほぼ満席状態。おそらく観光客であろう外国人のお客さんがとても多く、そうかと思えばビジネススーツに身を包んだ若い女性のお一人様も利用されていて、誰もが気軽に利用できる雰囲気となっています。注文カウンターにはほぼ揚げたての天ぷら各種やおにぎりなども用意されていて、ついウッカリ余計なおいしそうなものを選んでしまう、ちょっとキケンなお店でもあります。

冷たい「いっしょうけんめん(並)」がこちら。メニューを見る限り“何だかいっぱい具が乗っているな〜”という印象だったのですが、いざ実物を目の当たりにすると、うどんがほぼ見えないぐらいの具だくさんとなっています。管理人が調べた範囲では、天ぷら3種(エビ・レンコン・タマネギ)を筆頭にカマボコ、だし巻き、ワカメ、レタス、ノリ、青ネギ、すりおろしショウガ、カツオブシと、もう書くのがイヤになるほどの充実ぶり。うどん1杯¥990はちょっと高くね?と思いがちですが、このボリューム感であれば納得です。とは言えうどんの真髄はあくまでうどん。まずはうどんからいただきます。

写真ではちょっとわかりにくいと思いますが、緑色がかったうどんが特徴的です。こちらでは自家製の抹茶うどんを提供されていて、うどんの細さも相まって京都らしい。ただ、生粋の京都人?である管理人はうどんに詳しくないものの、少なくとも京都市内のうどん店で抹茶うどんを食べたことはありません。似たような麺で茶蕎麦ならありますが。食べてみると京都のうどんらしくないコシのあるモチモチ食感で、多くの人に受け入れられやすいのでは?と感じました。残念ながら管理人は生粋の味オンチですので抹茶の風味などはほとんど感じられませんでしたが、これは皆さんでお試しいただき、判断していただきたいと思います。ダシも丁寧に作られていて、うどんとの相性も抜群。これまでうどんは温かいもの、という意識が勝手にあったものの、冷たいうどんのおいしさを楽しむことができました。

具の中でもやはり揚げたての天ぷらはおいしい。エビはもちろん、タマネギの天ぷらも絶品です。冷たいダシとうどんにアツアツの天ぷらが良く合います。具だくさんですので、ひと口食べるごとにさまざまな味わいを楽しむことができ、飽きることなく完食できました。これで¥990はかなりお値打ちでしょう。しかも並なのにお腹いっぱい。まぁ、管理人は少食なため、当ブログをご覧の皆様にとっても満腹になるとは限らないので、不安な人は大や特を注文することをオススメします。思った以上に満足度の高いうどんでした。通し営業で時間的な制約も少なく行きやすいお店ですので、観光などで近くまで来られた際には足を運んでみられてはいかがでしょうか。

[2023年6月24日訪問]

鴨川製麺所
●住所…京都市東山区日吉町228(Google マップ
●TEL…075-741-6600
●定休日…不定休
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「鴨川製麺所」をご確認ください。

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