お食事・喫茶 べんけい
先日、久しぶりに立命館大学の衣笠キャンパス近くまで行き「無限洞」をREPORTした際、実はもう1軒、立命館大学衣笠キャンパスで勉強や仕事をしている(していた)人には欠かせない?定食店・食堂があるのを思い出しました。「無限洞」は管理人のような昭和のオッサン世代にはとてもオシャレに感じる飲食店ですが、王道の学生街の定食店・食堂もREPORTしなければなるまい!と考えたワケです。立命館大学とまったく縁もゆかりもない管理人とっては、自分でも理解不能なナゾの使命感ですが、オッサンにはより馴染み深い、そして懐かしさすら感じるお店でしょう。いや、そもそも京都市内には普段使いできる定食店や食堂が人口の割にとても少ない。調べたワケではなくタダの思い込みですが、どう考えてもラーメン店の方が多いのは問題です。確かにラーメンは国民食ではあるものの、皆さんそう毎日毎日ラーメンを食べているのでしょうか?と不思議でなりません。当ブログでは比較的、定食店・食堂をREPORTしていますが、騙されてはイケマセン。管理人が定食店・食堂好きなだけで、もし管理人がラーメン大好きイケオジだったら、当ブログはラーメン店だらけになっていたことでしょう。当ブログでラーメン店をREPORTしても、いつも以上に見られていないことが判明しておりますので、ラーメン好きな人は当ブログなんてまったく興味がないと推察されます。なんかムカつきますが、管理人自体はマジメに食レポをしているのに、たま〜に読み返すと全然関係のないハナシばかりしていることもあり、もはやグルメカテゴリーではなく私的なテーマ不明のブログとして認識されているとすれば、この過疎っぷりも理解できます。イヤ、もう京都市内の飲食店情報を発信するグルメブログとして、そろそろ情熱大陸なりクレイジージャーニーなりに声をかけていただいても良いハズです。どこに情熱をそそいて、なににクレイジーなブログのかはサッパリわかりませんが、当ブログがバズって不労所得で生活したい。そんな夢見るオッサンがこの殺伐とした世の中にひとりぐらいいてもいいじゃないか、と熱い思いをたぎらせながら、お目当ての定食店・食堂へ訪問しました。
上立売通と西大路通の交差点(平野神社前)を西へ400mほど行ったところにある「お食事・喫茶 べんけい」。こちらも古くから営業されているお店です。“ザ・定食屋”的な雰囲気もあって誰でも気軽に利用しやすく、立命館大学の学生にも人気のお店なのだとか。もちろん、教職員や関係者といったアダルトな人々も足繁く通われています。立命館大学衣笠キャンパスの卒業生にとって「無限洞」とともに懐かしいお店でしょう。こちらは9時〜21時(食べログ情報など多数)または10時〜22時(Google マップ)と微妙に正確な営業時間がわからず、しかも訪問した管理人もお店の人に確かめることをウッカリ忘れていたものの、とにかく朝から夜までの通し営業なのは間違いなさそうです。…いくら何でもREPORTが雑過ぎですね、申し訳ございません。正確な情報を入手する情熱も、また翌日にでも訪問して確認するクレイジーさもまったくないことが明らかになってしまいました。管理人が立命館大学の学生なら、すぐにでも調査できるのでしょうが、入試に合格するのは絶望的なので諦めてください。せめて入試科目が「冷やし中華」「洋食」「黒ギャル」の3科目受験であれば、もしかするとマサチューセッツ工科大学でも合格するかも知れませんが残念、“工科大学”と言ってしまっているので、どうせ数学だの物理だの管理人にとって1ミリも興味がなく理解できない学問はこちらからお断りだ!と逆ギレしたところで時刻は18:45、早速店内へ入ってみましょう。
意外に(失礼)広々とした店内です。すべて4名テーブル席ですが、お昼のピークタイムをはずせばお一人様でもゆったりと食事できます。何と言っても通し営業なのが良いですね。昔から営業されているお店ながら清潔感もあって、女性でも安心して利用できるでしょう。管理人などは勝手な偏見で、イマドキの女子大学生はどうせ聞いたこともないインスタ映えする韓国料理やヨーロッパのスイーツばかり食べていると思っているのですが、実は昔ながらの庶民の食事もされているようです。女子大学生であろうがギャルであろうが、いずれはミドル世代になっておかきをボリボリするに決まっているのですから。さぁ、管理人の好感度がダダ下がりしているような気がしないでもありませんので、急いでメニューを確認してみましょう。
洋定食や和定食などの定食類を中心に、麺類や丼、軽食なども充実のラインナップです。また、ドリンク類も豊富で、喫茶使いとしても便利そう。「べんけい定食(焼き鯖、だし巻き、豆腐等)」¥800などオッサン大歓喜の激シブ定食から、トンカツとチキンカツの二刀流という若者でなければ胸焼け&膨満感必至の「とんちき定食」¥850まで、幅広い年齢層に刺さるメニューではないでしょうか。「中華そば」¥650も昔ながらの味わいで地味に?人気です。サテ、管理人としては、やはり定食店であれば「焼肉定食」¥800を食べたい。“またか…”と思われているでしょうが、こちらの「焼肉定食」はひと味違うのですよ。学生街にある定食店らしい、愛にあふれた「焼肉定食」を注文してみました。
「焼肉定食」が到着。“愛にあふれた”にピン!と来た人は、相当の手練れです。何の手練れかは置いておくとして、こちらの「焼肉定食」は、野菜がたっぷりなのですよ。学生なんてどうせ放おっておいても肉と炭水化物ばかり食べる生き物ですから、野菜不足になるのは火を見るより明らか。若いうちは全然平気でしょうが、社会人になって結婚、子どもができて仕事も子育ても忙しくなる頃ぐらいには、不健康の影が忍び寄ってきているのです。そこからやれサプリだ、健康食品だ、と大金を使ってもなかなか改善しません。生活習慣病に罹っている人が日本人は特に多い印象ですが、おそらく若いときからの食生活も関係していると睨んでいます。もちろんミドルになってから食生活を整えて健康的な毎日を過ごしている人もたくさんいらっしゃるでしょうが、若い時代の食習慣からなかなか抜け出せない人が少なくないのもまた事実。あくまで個人的な感想ではあるものの周囲の人を見る限り、若い頃に野菜を食べる習慣が少なかった人は、年齢を重ねても積極的に野菜を摂ることが難しいように思えてなりません。ランチをともにしても、うどんとおにぎり、とか、牛丼と麺類、とか、そりゃいずれ体調を崩すでしょうよ、という食生活の人が多過ぎます。こちらの「焼肉定食」が優れているのは、野菜サラダだけでなく、焼肉にもタマネギやニンジン、ピーマンなどの野菜がたっぷり入っていて、野菜が得意でない人でもモリモリ食べられること。不健康歴50年以上で病気の総合デパートのような管理人が自信をもって断言できます。学生時代にこういう定食を食べて過ごしていれば、オトナになっても自然と野菜を摂ることができるのではないでしょうか。では早速、メインの焼肉をいただきます。
肉はもちろん牛肉、おそらく外国産牛のバラ薄切りでしょう。薄切りですので柔らかで、脂の甘さも楽しめます。ただ、牛バラだけではさすがにしつこく感じるでしょうが、この野菜が見事に調和していて、クドさなどはほとんど感じません。むしろタマネギやニンジン、ピーマンがおいしい。正直に告白すると管理人は特に野菜が好きなワケではありませんが、この焼肉は野菜がおいしくなる魔法がかかっているのでは?と思うおいしさです。キャベツのまったく入っていないソース焼きそばは、実はおいしくありません。カツ丼でもタマネギや青ネギ、ミツバなど、野菜がないと何か物足りない。こちらの焼肉は野菜の実力が存分に発揮されている、焼肉なのにヘルシーでご飯のオカズとしても有能な味わいだと感じました。これなら若者だけでなく、健康に気を使うミドル世代以降の人でも十分満足できると思います。今回は管理人のクセにちょっと説教じみたハナシになって申し訳ございませんでしたが、皆さんにはぜひ健康を維持していただきたいと考え、REPORTいたしました。こちらのような昔ながらの定食店で、栄養バランスの良い食事をお楽しみいただきたいと願っています。
[2023年7月10日訪問]
お食事・喫茶 べんけい
●住所…京都市北区小松原北町63-4(Google マップ)
●TEL…075-463-3313
●定休日…不定休
●備考…禁煙
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「弁慶食堂」をご確認ください。
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