お昼はハンバーグランチ専門店のダイニングバー

洋食編
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Beer Bar FRANCE

お酒を飲めない管理人にとって、飲食店の不得意分野と言えば居酒屋などの飲酒主体のお店です。居酒屋自体は料理がおいしいお店も多いため、飲めない管理人でも大好きで、本当はもっと訪問したいのですが、やはりお酒を注文できない後ろめたさがあり、ひとりでの訪問は敬遠気味。友人などに連れられて伺うのがもっぱらとなっています。ただ悲しいかな、残念ながら友人が異様に少ないプライベートコミュ障なため、居酒屋に行く機会はほとんどありません。実は以前から店頭を通って気になっていた洋風居酒屋はあったものの、これまで訪問できていませんでした。しかし、たまたま別の飲食店情報をGoogle マップでチラ見していた際、そのお店も近くにあったため、何となく覗いてみたところ、昼はハンバーグランチ専門店として営業されていることが判明。ハンバーグランチ専門店なら得意分野、イヤ、もはや専門分野と言っても過言ではありません。当ブログでもどれだけ京都市内の飲食店のハンバーグを食べてきたことか。もう令和のハクション大魔王では?と自覚するレベルであり、訪問するのが使命です。ハンバーグランチ専門店ならお酒を飲めずとも、正々堂々と入店できます。そこで今回はイソイソと四条堀川方面へと向かいました。

堀川通四条通の交差点(四条堀川)を南へ540mほど行き、松原通を東へ50mほど行ったところにあるダイニングバー「Beer Bar FRANCE(ビアバルフランセ)」。ビジネス街や繁華街から少し離れた場所にあるため、知る人ぞ知る的な穴場店だと思います。ホームページを拝見すると、小規模な音楽ライブや発表会、パーティーなどもできるそうで、アコースティックライブスペースやDJブースが完備とのこと。音楽の才能がまったくない管理人にはチンプンカンプンですが、楽器演奏などを趣味とされている人にとっては便利なダイニングバーではないでしょうか。昼の営業時間は11:30〜14時、夜は18時〜23〜24時ぐらいのようです。定休日は基本は日曜日と祝日のようですが、Facebookや電話で確認されて方が良いでしょう。時刻は13:40、早速店内に入ってみます。

5、6名が座れるカウンター席と2名テーブル席2卓、4名テーブル席1卓、6名テーブル席1卓のコンパクトな店内です。映画などで見かける古き良き時代のアメリカを彷彿とさせる雰囲気となっていて、ランチであればお一人様でも利用しやすく、訪問した日も女性のお一人様が食事をされていました。基本はダイニングバーですので昼飲みもOK。黒板には夜の?アラカルトメニューが書かれていて、「ニューヨークスタイルポンドステーキ450g」¥3,200など、お酒を飲めるフリをしてでも食べてみたい魅力的なメニューがラインナップされています。管理人がまだ飲めていた若かりし頃であれば、間違いなく夜にフラリと立ち寄っていましたね。親しい友人さえいればついて来てもらうのですが、そもそも50歳を超えると友人ではなく家族と過ごすのが一般的。何がどうなってこうなっている人生なのかを自問自答する日々ではあるものの、そんなことを考えたとて哲学者でもない限りもはや無意味ですので、イヤなことは一刻も早く忘れてランチメニューを確認してみます。

ランチメニューはハンバーグランチ専門店ですのでハンバーグランチ4種類と、土曜日限定メニューとして「デミオムライスバーグ120g」¥1,280となっています。訪問した日が土曜日だったため限定メニューも選べたのですが、やはり通常メニューから選んだ方がブログ的には正解ですので、今回は「4.大エビフライハンバーグディッシュ」¥1,480をチョイス。200gのハンバーグと大エビフライタルタル添えという、超王道な洋定食です。コーンポタージュスープにライス、セルフのコーヒーも付いてきますので、かなりお得なセットメニューではないでしょうか。ちなみにライスは大にしても料金は同じなため、ハラペコの人はライス大を注文しましょう。

まずコーンポタージュスープが運ばれてきました。洋定食のスープが味噌汁でもコンソメスープでもなくコーンポタージュなのがアメリカンな感じです。あくまでイメージで、実際のアメリカにある古き良きアメリカンダイナーかどうだかはわかりませんが。最近、京都市内でも急に寒くなってきたこともあって、温かいコーンポタージュは本当にありがたい。ついこの間まで自宅室内ではウッカリ裸族になっていたのに、今では長袖シャツでも少し寒さを感じるようになってきました。これから鍋をはじめとする温かい食べ物がどんどんおいしくなってきて、体重もついつい気にしてしまうのがツラいところです。

メインの「大エビフライハンバーグディッシュ」が到着。タルタルソースに大きなエビフライが刺さっていますね。これぐらいタルタルソースたっぷりだと安心できます。ハンバーグも200gですから、かなりのボリューム感。上から見た大きさはさほどではないものの厚みがあるコロンとしたフォルムです。付け合せはサラダに茹でブロッコリー、コーン、フレンチフライと、やはりアメリカンな印象ですね。では早速、ハンバーグからいただきましょう。

断面は薄ピンク色で一瞬戸惑いましたが、中心部までしっかりと火は通っていました。できあがるまでに少し時間がかかっていた理由は、おそらくオーブンかフライパンにフタをしての蒸し焼きにされていたからでしょう。今では低温調理もメジャーになりましたが、古くからローストビーフやローストポークなどのように、中が生のような色に見せかけて実際には火が通っている料理は存在します。何より馬肉を除き、豚や鶏料理、ハンバーグなどは生焼けが食中毒の原因として本当に危険なのです。牛肉も火を通した方が安心。昭和の頃は“牛肉は生食OK”的な風潮は確かにありましたが、現代では徹底的に管理されている牛肉でもない限り、生食や生に近い火入れの料理は食中毒リスクがあると認識し、食べない方が良いと管理人は考えています。最近、“レアカツ(中が生に近いビーフカツ)”や“レアハンバーグ”を提供する店舗を目にしますが、どちらも管理人は食べません。徹底的に管理された牛肉であることを前提として、まずレアカツの場合、ステーキ肉のように牛の枝肉からカットした牛肉であれば外側しか空気に触れていない=内部は雑菌の繁殖が抑制されているため、表面が焼けていれば大丈夫でしょう。ただし、飲食店によっては成型肉を使われていることもあり、そうなるとハナシは別。成型肉は読んで字のごとく、さまざまな部位を結着・成型した肉ですので、加工時に雑菌が繁殖している箇所が中心部に成形されてしまった場合、生に近い火入れでは食中毒リスクが一気に高まります。レアハンバーグはさらに深刻です。ハンバーグ自体、一般的にはさまざまな部位(というか、精肉として提供できない端肉)をミンチにして丸形や俵型に成形しますので、調理直前で牛の枝肉を切り出し表面をすべてカットしてミンチにでもしない限り、理論的にレアハンバーグとしては成立しません。管理人はそのような工程を経てレアハンバーグを提供されているお店を知りませんし、そんなハンバーグはステーキよりも当然高コストですので、わざわざ提供されないのが現実的ではないでしょうか。そして何より、これは個人的な感想ですが、生肉はおいしくない。管理人が牛・豚・鶏の生肉で旨いと感じていたのは牛の生レバーだけでした。今はもう法規制により食べられませんが。長文となり大変申し訳ございませんでしたが、食の嗜好や多様性は十分理解・尊重しているものの、肉類の生食や生に近い火入れの料理は食中毒リスクの観点からも、皆様に食べていただきたくないと意見させていただいた次第です。ちなみにハンバーグの場合、火が通っている目安は中心部が温かく(もしくは熱く)、肉汁が透明であること。こちらのハンバーグも中心部は温かく、肉汁も澄んだ色でしたので安心していただきました。口に含むと肉汁の旨味があふれ出て、軽めのデミグラスソースとの相性も抜群。低温調理だからでしょうか、絶妙なフワフワ食感でツナギが少なめなこともあり、肉を食べている感がしっかりと味わえる、さすがは“ハンバーグランチ専門店”を名乗られるのにふさわしいお店だと感心しました。

当ブログでも体感的に2万5千回は提唱していますが、エビフライはエビが大きければ大きいほどおいしい。そしてこの大きなエビフライにベットリと塗りたくってもオツリが来るほどのタルタルソースの量は満足しかありません。余ったタルタルソースはデミグラスソースのハンバーグに付けていただくと、味変として優秀です。タルタルソース好きなぜひお試しいただきたいおいしさだと思います。本格的なハンバーグを手軽な価格でいただける穴場店ですので、ランチ時にお近くまでお越しの際にはぜひ立ち寄られて、極限の火入れがされたハンバーグをご賞味ください。

[2023年10月21日訪問]

Beer Bar FRANCE
●住所…京都市下京区松原堀川通東入橘町31(Google マップ
●TEL…075-361-8763
●定休日…日曜日・祝日
●備考…喫煙可
ホームページ/Facebook

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