ミスター・ヤングメン
過疎で不人気な当ブログでほぼ唯一、比較的マシなアクセス数なのが“デカ盛り”回です。大学キャンパス近くの学生街の飲食店でデカ盛り飲食店をREPORTすることが多いのですが、繁華街など若者が集まる街ならデカ盛り飲食店もあります。とは言え、あくまで個人的な感想ではあるものの、京都市内はデカ盛り飲食店が他都道府県に比べて少ないように感じるのですがいかがでしょうか。久しぶりに平日のランチ時、阪急「京都河原町駅」近くで用事があったので、どこかでランチでも…と考えていたとき、古くから営業されているデカ盛り店を思い出しました。ただ、12時過ぎで正直に告白すると、あまりお腹が減っていません。そんなコンディションでデカ盛り店に挑んで良いものか?と不安を抱えつつ、とりあえずお店までは向かおうと、若者も多い寺町京極商店街へと向かいました。
四条通と河原町通の交差点(四条河原町)を西へ230mほど行き、北側の寺町京極商店街を北へすぐのところにあるカジュアルお込み焼き店「ミスター・ヤングメン」。古くから営業されていて、かなり有名なお店です。近隣のビジネスパーソンだけでなく、四条河原町近辺で遊ぶハラペコな若者の胃袋を満たしてきました。そして最近、コロナ禍が明けて観光客が京都市内にも戻りつつあることもあり観光客、特に外国人も頻繁に利用されていると感じます。営業時間は11:30〜ラストオーダー22時の通し営業で、しかも年中無休!“カジュアルお込み焼き店”ながら管理人の印象では時間帯によっては喫茶使いで利用される人も少なくないと思います。とにかく京都市内屈指の繁華街である四条河原町近辺にあるお店としてとても便利なんです。時刻は12:10、まずは店頭のメニューを確認してみましょう。
見にくくて申し訳ございません。「ミスター・ヤングメン」と言えばやはり1番人気なのは、焼そば+お好み焼き+おむすび2ケ(おみそ汁付)の「ヤングメンランチ」でしょう。どうです、この炭水化物+炭水化物+炭水化物のトリプルコンボは。ヤングメンにしか許されないランチメニューと思いきや、意外にミドルメンやヤング&ミドルレディー、中にはシニアメンまでも注文されています。もちろんヤングメン意外の人が注文してもお店から拒否されることなどはありません。当ブログの趣旨からもここは当然、ヤングな管理人が「ヤングメンランチ」をREPORTするべき。…完食できる自信がありません。そしておそらく血糖値など体内の各種数値も爆アガリなのでしょう、そんな劇薬のようなランチを食べるのはかなり抵抗があります。炭水化物+炭水化物のダブルコンボなら迷わず注文ですが、トリプルはさすがにヤバそうな気がしないでもありません。しかしせっかくここまで来たのだから、ランチのREPORTはしたい。そこで「豚しょうが焼きセット」¥1,080に注目してみました。どうせデカ盛りなのでしょうが、それでも豚しょうが焼きというオカズならまだイケるのではないか、炭水化物カーニバルよりはオッサンのカラダの負担も多少はマシなハズ、と自分自身に暗示をかけて店内へ入ってみました。
平日のランチタイムですので満席、とまではいきませんが、7割程度のお客さんが食事をされています。そして驚くべきことに、ほとんどが外国人。確かに内装はお好み焼き店というよりはアメリカンダイナー調ですので、外国人観光客も利用しやすのかも知れません。昔は若者であふれていたお店も、今は外国人で賑わうとは時代を感じます。よく考えればイマドキの若者にとってはカフェやコジャレた飲食店が人気なのでしょうから、外国人観光客で賑わうのはお店としてもありがたいのではないでしょうか。アメリカのどこかのオールドファッションな飲食店へ来たような感覚を覚えつつ、改めてメニューを確認してみましょう。
“へぇ〜「冷めん(冷やし中華)」が4種類もあるんだ…”と軽く現実逃避をしつつ、焼そばやお好み焼きはもちろん、ラーメンやたこ焼きまである、何だかフードコートやドライブインなどにあるような炭水化物の夢の競演状態です。ちなみに管理人はこちらでは焼そばとお好み焼きしか食べたことはありませんがカジュアルと侮るなかれ、なかなかのクオリティですよ。ハラペコなら「ヤングメンランチ」で決まりですが、やはり不安を払拭できなかったため、当初の予定どおり?「豚しょうが焼きセット」を注文してみました。
「豚しょうが焼きセット」が到着。もうこの「豚しょうが焼き」のプレートの大きさはデカ盛り店ならではのサービス品です。そして皆さん、お気づきだろうか。こちらのご飯、一見フツーのお茶碗と見せかけて、円柱形なのです。一般的なご飯茶碗は円錐形、つまり下に行くに連れて先が細くなる形状なのですが、筒のような円柱形ですから当然、一般的な大盛りご飯に匹敵する量が盛られています。そして驚くべきことに「豚しょうが焼きセット」に関しては、ご飯、みそ汁、キムチがおかわり自由とのこと。¥1,000ちょっとの価格でサービスが過ぎるランチセットではないでしょうか。まぁ、管理人はおかわり厳禁ですのでおかわりはしませんが。というか、ちょっとやそっとのハラペコ具合でもおかわりは不要です。鉄板プレートの「豚しょうが焼き」がおいしそうですので、早速いただきます。
このジャンク感ただよう濃いめの味付けと豚バラスライスでしょうか、豚肉の旨味と甘みたっぷりな味がこたえられません。大量に混入されているタマネギと薬味の青ネギ、紅ショウガも良い仕事をしています。これなら確かに若い頃なら何杯でもご飯おかわりできるわ〜と思わずオッサンになってしまった自分の老いを感じるほどの「豚しょうが焼き」でした。そして実はうれしいのが野菜サラダも見た目以上にたっぷりで、かなりおいしいポテトサラダまで付いています。この陣容で¥1,080はコスパ最強クラスと言えるでしょう。「豚しょうが焼き」やサラダを食べつつみそ汁をすすり、キムチで舌を刺激し、再び「豚しょうが焼き」へ向かう…無限ループの完成です。あまりハラペコではなかったハズですが、気づけば完食していました。京都市屈指の繁華街にある、お安くお腹を満たしたいなら間違いのないお店です。そしてお好み焼きや焼そばなどのコナモノをガッツリ食べたい人にもピッタリでしょう。老若男女を問わずご自身の胃袋に自信がお有りなら、迷わず「ヤングメンランチ」をオススメしておきますね。
[2023年10月30日訪問]
ミスター・ヤングメン
●住所…京都市中京区東大文字町312(Google マップ)
●TEL…075-255-4591
●定休日…年中無休
●タバコ…禁煙
●交通…阪急「京都河原町駅」から徒歩1分程度
●専用駐車場…なし
●ホームページ…寺町京極商店街公式ホームページ
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