地元の人に親しまれる東寺近くの定食店・食堂

和食編
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今回は昭和の定食店・食堂シリーズです。お店自体は知っていたものの、管理人としてはうかつにも利用したことがないお店となります。最近の店舗は別として、昔から営業されている定食店・食堂でまだ行ったことがない、個人的にはかなり希少なお店。それもそのハズ、管理人の自宅から遠いのに加え、閑静な住宅街にたたずむ、ほぼ地元民しか利用しないからに他なりません。以前、何かのREPORTで書いたと思うのですが、長年営業されている飲食店に、一部を除いてハズレはないのです。なぜこちらへ訪問しようと思ったかと言うと、実は近くの別の飲食店をREPORTするつもりでGoogle マップを確認していたところ、偶然発見したからでした。“オヤっ?!”と思いつつネット情報を漁ってメニューを眺めていると、「カツとじ定食」¥950があるのを確認。「カツとじ定食」とは要するにカツ丼のアタマを別皿とした定食を指し、カツ煮定食やカツ皿定食などの別名も存在します。カツ丼を提供する定食店・食堂は多いものの、「カツとじ定食」は意外に多くなく、あくまで管理人理論ですが「カツとじ定食」を提供する定食店・食堂には絶対の安心感があると考えているのです。なぜならカツ丼自体はお店の得意不得意に関わらず、定食店・食堂やうどん・蕎麦店などにとっては半ば義務感すらある規定演技のメニューである反面、「カツとじ定食」はトンカツにかなり自信がないと提供しないメニューだから。トンカツ専門店ですら和ダシで煮る工程が加わりますので、提供しているお店は少ないでしょう。そんな「カツとじ定食」に興味をそそられ、久しぶりに東寺方面へと出掛けてみました。

十条通鳥羽街道)と京阪国道国道1号)の交差点(国道十条)を西へ540m・北へ170mほど行ったところにある定食店・食堂「お食事処 ことぶき」。「イオン京都洛南ショッピングセンター」などが近くにあり、それほど訪問しづらい立地ではないものの、JR「西大路駅」から徒歩16分程度なこともあり、車かバイクがあった方が訪問しやすいと思います。専用駐車場として店舗南の共同駐車場に1台分確保されていおり、近隣にはコインパーキングが多いため、どちらにしても駐車に困ることはなさそうです。Google マップでの営業時間は24時間営業とトンデモナイ誤情報が掲載されていますが、実際には10時〜18:30の通し営業ですのでご注意ください。近頃ではコンビニですら24時間営業ではない店舗が増えているのですから、街の定食店・食堂が24時間営業なワケありません。GAFAと呼ばれる世界を代表する超巨大IT企業群ですらデタラメ情報を当たり前のように発信しているところにネット情報の怖さがあります。当ブログのようなGAFAとは対極の超弱小ネットメディアなら誤情報を発信するのは仕方がないことなのです。と、論理的に管理人の保身を図ったところで時刻は13:45、早速店内へ入ってみましょう。

昔ながらの誰もが入りやすい定食店・食堂です。こういう雰囲気は本当にホッとします。中高生時代、部活帰りなどで気軽に立ち寄れ、お腹いっぱいになれるお店ではないでしょうか。イマドキの中高生ならマクドナルドなどのファストフードチェーンやサイゼリヤなどのファミレス、意識高い系ならスターバックスなどが部活帰りに利用する飲食店なのかも知れませんが、それはかなり味気ないような気がしてなりません。運動部で汗をかき、ハラペコになって夕食までとてももたないときに食べたいのは定食店・食堂なのです。ちなみに管理人は中高生時代、部活はしておらず、帰宅時などに運動部の友人とたまたま出くわしたときに限り一緒に学校近くの定食店・食堂で、さも部活帰りのように飲食していたような人間ですので、部活帰りの飲食店の思い出をアツく語る資格はありません。では、駐車場のご案内が貼り出されていましたので、メニューとともに確認してみましょう。

こちらの「カツ丼」¥750なのに「カツとじ定食」となると¥200UPとなる料金体系です。管理人は初訪問ですのでなぜ¥200も高くなるのか“?”だったのですが、この¥200UPには絶対に理由があるハズ。定食ですので小鉢が追加され、その分¥200UPなのか?外食のプロとして完璧かつ明晰な推理を導き出しました。外食探偵として漫画の原作か小説でも執筆すれば大金持ちになれそうです。ただ、事件を解決する推理力ありませんので、どこまで需要があるかは未知数ですし、そもそも管理人の文章力では漫画の原作や小説を書くなどとても無理ですので、外食探偵のアイデアが欲しい人はご自由にお使いください。では当初の予定どおり「カツとじ定食」を注文してみます。

「カツとじ定食」が到着。小鉢なんかどこにもありません。管理人は外食探偵ではありませんので間違っていても仕方ないのです。ただ、おそらくですが、¥200UPの理由はわかったような気がします。こちらの「カツとじ」、この写真では少しわかりにくいのですが、カツの量がかなり多い。目分量ながら一般的なカツ丼の1.5〜2倍のカツが乗っています。こちらの「カツ丼」を食べたことがないのでわからないものの、この「カツとじ」の量を「カツ丼」にするのはほぼ不可能で、カツ増量が「カツとじ定食」であり、それが¥200UPにつながっているのだと推察されます。カツが多ければ多いほどうれしいのは全人類共通です。プラス¥200でいつものカツ丼よりうれしくなれるのが、こちらの「カツとじ定食」と言えます。定食らしくツユダクなのもうれしいですね。では早速いただきましょう。

ブ厚めのカツが絶妙なトロトロ加減の卵でとじられていて、ダシも効いていてマズいワケがありません。これはご飯のオカズにもビールのお供にも最高です。実は今さらながら告白しますが、管理人は基本的には丼派。普段ならカツとじ定食があるお店でも、ガツガツとかきこめるカツ丼を選びます。が、しかし。こちらの「カツとじ定食」をいただいて、考えが少し変わりました。「カツとじ定食」最大のメリットは、自分の好みでご飯とのバランスを考えながら食べられると知ったのです。カツとじ一切れを食べつつ、ご飯多めで、次の一切れはカツとじのみをじっくりと味わう…なんて至福の時間を過ごすことができます。カツ丼だと幸せ感には包まれるものの、ついセッカチに食べ急ぎ気味になるため、おいしい余韻を楽しむことができなかったような気がするのです。ナルホド、カツ丼もおいしいですがカツとじ定食もアリ。牛丼店で牛皿定食を注文する人の気持ちが初めてわかりました。50歳を超えても日々学習、新しい発見を得ることができたこちらの「カツとじ定食」。この「カツとじ定食」をいただく限り、他のメニューも間違いないと思いますので、お近くまでお越しの際にはぜひ通し営業のこちらでゆったりと食事を楽しまれてみてはいかがでしょうか。どのメニューもおおむね¥1,000未満とお財布にやさしいのも魅力ですね。

[2024年2月24日訪問]

お食事処 ことぶき
●住所…京都市南区唐橋南琵琶町30-2(Google マップ
●TEL…075-691-4465
●定休日…日曜日および祝日
●タバコ…禁煙
●交通…JR「西大路駅」から徒歩16分程度
●専用駐車場…あり
●ホームページ…なし
※詳しくはiタウンページ「ことぶき」でご確認ください。

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