円町エリアにある昭和の風情漂う大衆中華料理店

中華編
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当ブログでREPORTできる町中華・大衆中華店も数少なくなってきました。山科区や伏見区など中華のREPORTは、管理人にとっていよいよ遠出をしないといけないエリアを攻めることになるのでしょうが、その前に、円町エリアにある昭和の町中華・大衆中華店をREPORTいたします。…なぜこのタイミングでの訪問になったかと言うと、とっくの昔にREPORT済みと勘違いしていたからです。しかも今年5月に近隣にある「うどん楽洛」をREPORTした際に気づきました。ブログ開設時の早い段階でアップしていたと勝手に勘違いしていて6年近くスルーしていたことになります。怖っ。自分のブログなのにちっとも読んでいないのが丸わかりです。そりゃ、いつまでたっても過疎ブログだわ、と妙に納得しつつ、自分の記憶力の老化にウンザリしながら円町方面へと向かいました。

丸太町通千本通の交差点(千本丸太町)を西へ370mほど行ったところにある「中華ハウス 天来(ちゅうかはうす てんらい)」。どうです、この外観。昭和のオッサンどもがむせび泣く、昔懐かしい中華店ではないでしょうか。こちらも昔から営業されている大衆中華店で、管理人が子どもの頃はこちらのような中華店がそこかしこで営業されていたものの、現在はかなり少なくなってきました。京都市内ではガチ中華店はどんどん増殖している印象なのですが、昔ながらの中華店はもはや絶滅危惧種レベルで少なくなっています。まぁ年季の入った昔ながらの飲食店は普段使いでこそその真価を発揮するため、若者や観光客などは入りにくいのかも知れませんが。こちらの昼の営業時間は11:30〜14時、夜は18:30〜21時となっているものの、さすがに大将もご高齢となり、臨時休業となることも少なくないようです。訪問した日も昼営業は大丈夫でしたが夜は休業予定だったことから、確実に利用したい人は事前に連絡されて方が良いでしょう。時刻は13:15、まずは店頭のメニューを確認してみます。

店内にもメニューがあり、昭和の大衆中華店メニューはおおよそ揃っています。そしてこちらの名物は「マヨラーメン」¥700です。おそらく、ラーメンにマヨネーズをインしたラーメンなのでしょうが、お察しのとおり管理人は食べたことがありません。別にラーメンもマヨネーズも嫌いではない、むしろマヨネーズは一般的なデブ同様に好きな部類ですが、どうもラーメンにマヨネーズを混入されることへ何となく抵抗感があるのです。エビマヨなどは大好物ですので、汁にマヨネーズを溶かし込むのが多分好みではないと思うのですが、自分のことながら理由はよくわかりません。もっとも、梅雨入りしてすでに暑い京都市内でそもそもラーメンなどの熱い汁モノを食べるつもりはありませんので、当ブログをご覧いただき興味ある人はぜひ名物の「マヨラーメン」を挑戦してみてください。そう、そこの珍食ネキさんあなた方のことですよ!「マヨラーメン」の動画配信、お待ちしておりますね♪では早速店内へ入ってみましょう。

カウンター4席と4名テーブル席3卓の、昭和の大衆中華店らしい年季の入った店内。テーブル席はお客さんが食事中でしたので、カウンター席のみの写真となります。このカウンター席の椅子のボロボロ具合が良い感じです。イヤ、決してディスっているワケではなく、イマドキの小ジャレたお店にはない親しみすら感じられるボロボロ具合をホメている、ホメちぎっているので誤解のないようお願いします。そしてさすがは昭和のお店だけあって喫煙可。昔は禁煙の飲食店なんてなかったように記憶していますが、今では喫煙可の飲食店は一部の喫茶店を除いてほぼ存在しないと思います。そんな時代の移り変わりなど関係ないように営業されているこちらのメニューを、一部とはなりますが改めて確認してみましょう。

こちらのメニューは壁に掲示されるスタイルで、他のお客さんが食事されている関係もあり、一部メニューのみの写真となります。詳しいメニュー内容については食べログのメニューページがわかりやすいと思いますのでご参照ください。管理人がこちらで注文するのはほぼ定食類です。特に「肉野菜炒め定食」¥900や「すぶた定食」¥950はテッパンなのですが、今回は2024年(令和6年)初となる冷やし中華「冷めん」¥850。プラスこれも大定番の「餃子」¥350をチョイスしました。当ブログ世界一、京都市内の冷やし中華を紹介しているブログですので「冷めん」は当然の選択です。世界一なのは確実ですのでそろそろギネスに載っても良いのでは?とすら感じているものの、京都市内という感じの悪さエリアの狭さがギネス記録員の心象を害している可能性もあります。そもそもただでさえ過疎な当ブログの中でも不人気な冷やし中華REPORT。夏になると日本全国で冷やし中華始めました的なアピールを多くのお店でされていますので、冷やし中華自体が不人気なワケではないと思うのですが、当ブログだけの怪奇現象なのでしょうか。当ブログではハンバーグやエビフライ、ステーキなどの洋食REPORTばかり興味ある人が集まっている可能性も捨てきれませんが、これからも無視されようとも冷やし中華をREPORTしていきますのでご了承願います。

まずは「冷めん」が到着。これぞ“THE 冷やし中華”です。甘酢醤油ベースのスープに紅生姜、錦糸玉子、やきぶた、キュウリの千切り、茹でモヤシと、王道のトッピングで盛られています。皿に添えられているカラシも良いですね。まったく奇をてらっていない冷やし中華だからこそ、ホッとできる安心のおいしさです。では麺からいただきましょう。

このそうめんのような細麺がキリリと冷えていて夏のご馳走です。スープは少し甘め&酸っぱさ控えめで食べやすく、老若男女にうれしい味わいとなっています。キュウリとモヤシの異なるシャキシャキ感もアクセントとなっていて、そこに紅生姜の塩っぱさで食欲も増進されるでしょう。この何の変哲もない冷やし中華だからこそのおいしさのですが、たっぷりと入っている「やきぶた」が味わい深いのです。

しみじみおいしい。そうそう、これぞ昔ながらの中華店の「やきぶた」です。おそらく豚モモ肉を使用されていて脂控えめなため、冷たくてもおいしく、肉本来の旨味をじんわりと楽しむことができる逸品だと感じました。穏やかで上品な味付けなのも好印象で、カラシを付けて食べると堪えられません。これだけで飲む人ならビール必須でしょう。単品の「やきぶた」¥650も用意されていますので、アルコール類のお供にぜひお試しください。

そして「餃子」も間違いのないおいしさです。皮は最近主流の薄皮ではなく、かといって厚過ぎないモチッとした心地よい食感。中の餡は豚肉とニンニクたっぷりで、口の中で肉汁が溢れ出る素晴らしい焼き餃子です。思わず銀行口座の暗証番号を“2910(ニクジュー)”に変更したくなるほどの旨さで、ヘタなハンバーグより肉汁たっぷりの満足できる味わいでした。こちらでは「マヨラーメン」が注目されがちですが、何を食べても満足できると思います。昭和の大衆中華を食べたい人はぜひこちらまで足を運んでいただき、懐かしい味を堪能されてみてはいかがでしょうか。

[2024年6月29日訪問]

中華ハウス 天来
●住所…京都市中京区聚楽廻松下町3-12(Google マップ
●TEL…075-841-8105
●定休日…火曜日
●交通…JR「円町駅」から徒歩9分程度
●専用駐車場…なし
●タバコ…喫煙可
●ホームページ…京都市食品ロスゼロプロジェクト

コメント

  1. 珍食姉妹 より:

    そのご指名、この珍食姉妹がしかと受けましたわ!
    首を長くしてお待ち下さいませ!

  2. むちむち より:

    珍食姉妹(?)さん、ありがとうございます!
    私はどうしても例のラーメンは食べたくありませんので大変助かります♪
    いつでも食べたい気分になったときで大丈夫ですので、よろしくお願いしますね〜

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