本物の味を楽しめる宅配・テイクアウト寿司店

テイクアウト・お取り寄せ
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貧乏人節約家あるあるとして、スーパーなどは閉店前に行くことが挙げられます。理由は食料品の値引き品、いわゆる“見切れ品”をゲットできるからです。京都の人はたいていケチンボ節約家ですが、閉店前のスーパーを狙う人は管理人同様、かなりの上級者でしょう。むしろ“兵(つわもの)”と呼んでも良いかも知れません。少し言い訳させていただくと、在宅ワークをしていて仕事が終わり、少しダラダラして行きつけの庶民派スーパーへ向かうと、必然的に値引きシール祭が開催されているだけのことであり、決して狙いすましているワケじゃないんだからね!シドロモドロに説明させていただきます。先ほど閉店前のスーパーで見切れ品を購入するのは上級者、と書きましたが、これが実はかなり奥が深い。閉店ギリギリだと肝心の見切れ品がまったくない状態で獲物を収穫できず、余裕をもって向かうと値引き前で見切れ品に出会えなかったりするなど、そのスーパーの値引き傾向と対策をしっかりと把握する必要があるのです。そしてそのスーパーを熟知したとて、次に数多くの“兵(つわもの)”どもとの戦いがあります。管理人は機敏ではないドンクサイ方ですので、目当ての見切れ品を目の前で何度略奪されたことか。特に管理人が愛用している庶民派スーパーではお弁当や寿司などが熾烈な争奪戦になっていて、管理人のような基本敗戦組はトボトボと撤退し、精肉や鮮魚コーナーを巡るハメになります。そんな中でも第2の?争いが勃発し、人気なのは鮮魚コーナーの刺身。参戦する“兵(つわもの)”どもの多くはミドル・シニア層であり、加齢華麗なテクニックや剛腕を駆使してお値打ちな刺身をホクホク顔で奪い尽くします。同じミドルなオッサンの管理人ですが、この戦いに参加するにはまだまだキャリアやスキルが足りません。もうこんな不毛な争いに参戦するのはやめよう。寿司や刺身はたまの贅沢ぐらいがちょうど良い、自分自身に強く言い聞かせ、今回はスーパーの鮮魚コーナーではなく、宅配・テイクアウト専門の寿司店で正規金額をお支払いしておいしいお寿司をいただこうと、一乗寺方面へと向かいました。

白川通北大路通の交差点(白川通北大路)を北へ620m・西へ60mほど行った住宅街にある宅配・テイクアウト専門寿司店「一乗寺 やよい寿司」。宅配寿司店はチェーン店が多い印象ですが、こちらは昔から1店舗営業をされていると思います。イートインスペースはありませんので、今回はテイクアウト。こちらの営業時間は10時〜19:30頃の通し営業となっているようです。ちなみに宅配は¥2,000以上からとなっていて、京都市左京区であれば一部地域を除いて無料、左京区外でも¥250〜¥300で配達されているとのことでしたので、配達エリアかどうか電話などで確認すれば自宅や宿泊地から一歩も出ずにおいしいお寿司をいただけるでしょう。時刻は18:30、メニューについてホームページが詳しいですので、念のためホームページ記載のものを載せておきますね。

大人数向けの大皿メニューからお一人様にもうれしいメニューまで豊富にラインナップされています。こちらの寿司はネタが新鮮なことでも知られており、管理人もたま〜の贅沢として以前から利用させていただいておりました。こちらの特徴は作り置きはせず、注文が入ってから作っていただけることでしょうか。宅配・テイクアウト専門の寿司店の多くは作り置きされていることが多いと思いますので、出来たてをいただけるのは本当にありがたい。今回はディナーということもありちょっとフンパツをして「上ちらし」¥1,350と「生本まぐろちらし ミニ」¥950を購入してみました。一般的なお弁当とすれば高級品ですが、寿司職人が作る作りたての寿司と考えればかなりリーズナブルではないでしょうか。

まずは「上ちらし」からいただきます。イクラにイカ、本マグロの赤身、エビ、タコ、ウナギが盛られたゴージャスな海鮮チラシ寿司です。鮮度が申し分ないのは当然として、茹でエビやタコ、ウナギもしっかりと仕事されています。特に驚いたのがエビ。あくまで個人的な感想ですが、寿司ネタとしての茹でエビはさほどおいしいとは思っていませんでした。なぜなら茹でエビはエビの旨味が抜けやすく、天ぷらやフライほどの旨味を感じることはできず、寿司ネタとしては彩り担当的なポジションだと考えていたからです。もちろん料理は目で楽しむことも大事なのですが。しかしこちらのエビは違います。エビの旨味がしっかりと感じられる茹で加減となっていて、しかも写真ではわかりにくいのですがエビが大きい。旨味が凝縮された味わいを楽しむことができ、さすがは専門店だと感心しました。

※読者様から“穴子ですよ”と貴重なご指摘をいただきました。煮穴子なのに鰻と勘違いしているバカ舌ですが、戒めのため「ウナギ」としてREPORTしているところは修正せず、そのまま恥をさらし続けます。では、どうぞ⇒ウナギも旨い。ウナギ自体がおいしいので当たり前と言えば当たり前なものの、肉厚フワフワで脂の乗ったウナギは冷たくてもおいしい。鰻重などとは異なる、寿司ならではのウナギの味わいを堪能できました。また、煮タコも柔らかく茹でられていてタコの味わいが強く、新鮮なイカはとても甘くて絶品です。上質な寿司店の味をそのまま自宅で楽しめる、¥1,350とは思えない「上ちらし」にすっかり満足できました。

そしてこちらで食べていただきたいのがマグロです。「生本まぐろちらし ミニ」のミニとは思えないボリューム感。この深いルビー色が本マグロの証でしょう。本マグロを中心にヤマイモ短冊や大葉、ネギなどの薬味も充実していて、マグロ好きなら絶対お試しいただきたいクオリティです。もう我慢できませんので、早速いただきます。

このネットリとした食感、生臭さなどは一切なく純粋にマグロの旨味を楽しめる鮮度抜群のマグロです。管理人はマグロ好きですので本マグロ以外のマグロも好きなのですが、やはり本マグロは別格の旨さだと感じます。滑らかで密度の高いキメ細やかな旨味は本マグロの赤身ならでは。近年、マグロと言えばトロ、という風潮が蔓延していますし、確かにトロの甘さは格別ではあるものの、マグロの本質の旨さは赤身なのです。ただ、マグロの赤身は鮮度が落ちやすく、イヤな匂いや風味のものも少なくないためか、赤身離れが進んでいるようです。しかしこちらのマグロのように、しっかりと調理された赤身は本当においしい。どの魚にもない旨さ、強いてあげれば鯨肉のような肉感強めな旨味は、食べないともったいないレベルでしょう。宅配やテイクアウト価格で上質な寿司店クオリティを維持されている貴重なお店です。寿司好きならこちらの贅沢な味わいをご堪能されてみてはいかがでしょうか。

[2024年7月28日訪問]

一乗寺 やよい寿司
●住所…京都市左京区一乗寺清水町16-5(Google マップ
●TEL…075-791-1544
●定休日…火曜日および水曜日(ホームページでご確認ください)
●交通…叡電「一乗寺駅」から徒歩6分程度
●専用駐車場…なし
●タバコ…禁煙
ホームページ

コメント

  1. sui より:

    穴子ですよそれ

  2. むちむち より:

    suiさん、はじめまして。ご覧いただきありがとうございます。

    そうですね、煮穴子ですよね〜江戸前寿司の定番ネタなのに
    なぜ鰻と勘違いしたのか今となっては自分のバカ舌に驚愕しております。

    まぁ鰻ぐらい濃厚な穴子だったということでご容赦ください。
    ご指摘ありがとうございます、またこれに懲りずにご利用いただければ幸いです。

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