飲茶 柏三葉 西陣店
皆様お待たせいたしました。PCの不調から結局1ヵ月近くも更新できずになってしまい申し訳ございませんでした。ようやくPCも復活してブロク制作の環境も整いましたので、また更新を再開させていただきます。さて再開第1弾のお店ですが、当ブログでも紹介させていただいた人気ラーメン店「らーめん 彦さく(中華編)(2019冷やし中華)」が閉業され、その跡地に営業されている「飲茶 柏三葉 西陣店(やむちゃ かしみつは にしじんてん)」です。こちらは伏見区の「茶房 柏三葉」を本店格として「元田中店」、大阪市都島区の「都島店」があり、4軒目のお店として開業されました。管理人も店頭をいくどか通っていたほか、「元田中店」の存在自体は知っていましたので、ぜひ行ってみたいお店でした。ブログ的には本店格の「茶房 柏三葉」に行くべきなのでしょうが、管理人は本店至上主義ではなく、行きやすさ絶対主義ですので、西陣店へ向かおうと堀川今出川方面へ向かいました。
今出川通と堀川通の交差点(堀川今出川)を西へ350mほど行ったところにある「飲茶 柏三葉 西陣店」。この高級感ただよう外観にちょっとビビりそうですが、こちらは飲茶専門の本格派中華料理店なのです。ビンボーな管理人が普段使いしている大衆中華店ではないため緊張しますね。事前にホームページを確認したもののメニューなどがイマイチよくわからなかったため、もし“飲茶コース¥5,000です”とか言われたどうしよう…トイレに入るフリをして逃げ出そうか…などと考えていたのですが、幸い店頭にメニューが掲出されていました。
ナルホド、一品料理メインでセットメニューもラインナップされています。こちらはGoogle マップ情報ですが土曜日および日曜日は11:30〜21時の通し営業となっていて、ランチ利用にも対応されているのでしょう。ちなみにこちらもGoogle マップ情報ながら平日は昼11:30〜14:30、夜17時〜21時となっているようです。多店舗展開されているチェーン店ですので少し苦言となり申し訳ないのですが、せっかくホームページやInstagramなどのSNSを活用して公式情報を発信されているのであれば、各店舗の店舗情報やメニューなどはもっと充実された方が良いのでは?と感じざるを得ません。ホームページもスタイリッシュにしっかりと作られているだけでなく、店頭のイーゼルに掲出されているメニューもほぼ間違いなくグラフィックデザイナーが制作されていると思いますので、少なくともホームページへの展開は簡単なハズ。管理人のような突撃系の客は京都では少数派で、多くのお客さんの立場としては休業日と営業時間、メニューはホームページなりSNSなりで発信された方が親切だと思うのです。なんてワガママをブツブツと呟きつつ時刻は14時、早速店内へ入ってみましょう。
もはや「らーめん 彦さく(中華編)(2019冷やし中華)」時代の面影は一切感じられない、高級中華の雰囲気です。清潔感があり、どこかのホテル中華のような印象ですが、2名テーブル席6卓&4名テーブル席2卓とお一人様でも気軽に利用できるでしょう。日本人は町中華や大衆中華も好きですが、飲茶も人気ですからね。特に女性に好まれていると感じていて、実際、訪問したときも女性のお一人様が食事をされていました。また、テイクアウトにも力を入れておられ、持ち帰り目的でお客さんが立ち寄られています。各テーブルにもメニューがあり、それを見てQRコードで注文するシステムのようです。この最近見かけるシステム、あくまで個人的にはですがメンドクサイ。もっともガチ中華店のように店員さんの日本語がかなりあやしい場合は安心なのですが。もはや誰もがスマホを持って当たり前の時代なのだなぁ…と昭和のオッサンとしては感慨にふけりながら、セットメニューから選ぶことにしました。単品メニューなどについてはUber Eatsをご参照ください。
2ページ目の「ヤムチャ食べ飲み放題」や「よくばり飲茶コース」は要予約であったり2名様〜であったりで注文できませんので、1枚目の2種類のセットメニューから選びます。「盖饭点心套餐(丼 焼売セット)」¥1,580は3種の丼から1種類を選ぶ焼売のセットメニューで、「饭茶套餐(お粥 点心セット)」¥1,580は2種類の中華粥から1種類を選ぶ6種の点心セットです。飲茶の本場である香港風であれば中華粥なのでしょうが、上品な管理人としては珍しくハラペコでしたので今回は「叉焼饭(チャーシュー飯)」をチョイスした「盖饭点心套餐(丼 焼売セット)」に決めました。そもそも管理人にとってのお粥さんは病気のときに食べるもの、というグルメ系ブログの運営者としてはあり得ない偏見を持っていますのでご容赦ください。アッ、でも中華粥自体は大好物で、ちょっと体調を崩したときなどは自作したりするほど。先日も歯の治療後、自宅で簡単な中華粥を作ってガツガツと食べていました。歯が痛いときぐらい食べなければ良いのに…と自分でもあきれてしまいますね。
「盖饭点心套餐(丼 焼売セット)」の「叉焼饭(チャーシュー飯)」が到着。管理人がわからなかった中国茶と焼売3個、プチデザートまで付いています。丼の叉焼(チャーシュー)も日本でありがちな煮豚系ではなく、しっかりと焼かれた本格派。そこにホウレンソウと煮玉子がセットされていておいしそう。お値段的に¥1,580はリーズナブルとはまでは言えないかもですが、本格中華のセットメニューであれば試す価値はある価格ではないでしょうか。では焼売からいただきましょう。
野菜とおそらく鶏?ミンチの軽やかで品のある味わいです。俗に言う肉焼売的なパンチはありませんが、フワッとした食感とやさしい味つけはまさに高級中華。さすがに飲茶専門店だけあって、中国茶やアルコール類との相性も抜群です。上品な管理人にはピッタリな味わいの焼売となっています。あの町中華や大衆中華で食べ慣れている肉汁あふれる肉々しい焼売も魅力ですが、本場の点心はおそらくこの焼売のようなもっと滋味深い味なのでしょう。中国では医食同源と言われているそうですので、過度に濃い味つけや脂を使わない焼売のおいしさを感じることができました。
「叉焼饭(チャーシュー飯)」も文句ナシのおいしさです。まず、やはり叉焼が凄い。柔らかなのは柔らかなものの、煮豚とは異なりしっかりと食べごたえがある食感で、豚の旨味が口の中に広がります。そして以外とこちらも薄味。もちろん中華の叉焼らしく五香粉などのスパイスは感じられるもののおだやかで、味つけも豚の旨味がわかるギリギリの加減となっています。焼豚や煮豚は甘塩っぱさが正義な側面はあるものの、こちらの本物の叉焼を食べてみると、豚の旨味を引き出すことを重要視されていると思いました。そして叉焼のタレをまぶされたご飯や煮玉子とも良く合います。一般的なラーメン店で提供されるチャーシュー丼とは別物の、やさしく上質な味わいの丼だと実感できました。それなりのお手頃価格で本格的な点心などを気軽に楽しめるお店です。近くまで来られた際にはこちらで本場の点心などを中国茶とともにじっくりと味わってみられてはいかがでしょうか。飲む人にとっても間違いのないお店だと思いますよ。
[2024年9月1日訪問]
飲茶 柏三葉 西陣店
●住所…京都市上京区元北小路町152(Google マップ)
●TEL…075-275-8353
●定休日…しばらくは月曜日および火曜日
●交通…地下鉄「今出川駅」から徒歩14分程度
●専用駐車場…なし
●タバコ…禁煙
●ホームページ/Instagram
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