本格的な味を楽しめる城南宮近くの定食店

和食編
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京都市内在住の人だけでなく、仕事や観光などで頻繁に京都市内へ来られる人ならご存知かも知れませんが、京都市内の中心部は堀川通を除いて主要道路であってもだいたい片側2車線と狭く、慣れていないと車やバイクなどでの運転がとても面倒だと思います。特にコロナ禍が収束して以降は国内・海外を問わず観光客が増え、比例して他都道府県ナンバーの車や観光バスを目にすることが多くなり、地元民であっても運転しづらいと感じている人が増えているのではないでしょうか。管理人はほぼ毎日、京都市内を車か原付で移動していますが、“何で?”と思わず首をかしげたくなる車やバイク、自転車、電動キックボードなどの運転を見かけます。もちろん管理人も運転自体はお世辞にも上手とは言えないスキルではあるものの、性格的に小心者のビビリですので、ゆっくり速度で交通標識を見落とさないよう目をギンギンにして運転しているのが良いのか、警察のお世話になったことは今のところありません。目をギンギンにして運転しているから?気づくのですが、めちゃ速なスピードだけでなく、ギリギリアウトな信号無視や一旦停止無視、怖っと思う車線変更などなど、毎日数時間運転しているだけで見かけてしまい、もし事故に合ったら大変なのに…と他人事ながら心配になります。まぁテキトーな運転で事故を起こすのは自業自得なのでしょうが、巻き込まれた場合はたまったものではありません。どんなに気をつけて運転していても、プロレーサーでもおそらく避けられないであろう事故は発生するのです。なので人は交通安全にご利益のあると言われる寺社仏閣へお参りに行くワケですね。管理人はメンドクサがりですので、近くの下鴨神社でお守りを1つだけ購入し、おサイフに保管して車も原付も安全をお願いしているケチなバチあたりなのですが、神社のステッカーやお守りを車に付けている人は結構多い。少し調べただけでも京都市内で交通安全関連にご利益がある寺社仏閣はかなり多くビックリするのですが、運転していて最も多く目にするステッカーやお守りは京都市伏見区にある神社「城南宮」と京都市左京区にある寺院「狸谷山不動院」ではないでしょうか。そこで今回は、交通量が多く事故も珍しくない、警察の取締りポイントでもある国道1号京阪国道)沿いの「城南宮」近くにできた定食店をREPORTしてみました。

国道1号京阪国道)と京都府道202号伏見向日線の交差点(赤池)を北へ410mほど行ったところにある定食店「釜戸飯 ふらり庵(かまどめし ふらりあん)」。国道沿いにあるいかにもな外観のお店ながら、どうやらチェーン店ではない感じです。2021年(令和2年)11月にオープンされたお店だそうで、実は以前から前を通るたびに気になっていました。公共交通機関での利用となると地下鉄「竹田駅」・近鉄「竹田駅」から徒歩17分程度と決して行きやすいとは言えませんが、お店のすぐ目の前が市バス「城南宮」バス停ですので、市バスであれば利用しやすいでしょう。まぁ、国道沿いのお店ですのでお客さんの多くは車かバイクの利用になるとは思いますが。

どうです、この広々として駐車スペースは。こちらの昼の営業時間は11時からラストオーダー14:30(平日は14時)、夜は17時からラストオーダー21時(平日は20時)となっていて、お昼どきなどはこの広い駐車場でも車だらけになります。国道沿いの飲食店を言えば昔はドライブインのようなシブめの大衆食堂も多くオッサン世代なら大喜びなのですが、最近はチェーン店のファストフード店やラーメン店、牛丼店などが主流となっていて、管理人のようなオッサンが行きたいお店がどんどん少なくなっているのが現状。チェーン店なら京都市内のどこでも利用できますので、個人的にはドライブがてらにわざわざ利用しようとは思わないものの、やはり味とコストが安定している優位性でチェーン店が人気となっているのでしょうか。確かにチェーン店とは言え中華も洋食も天丼やトンカツの専門店などもあり、見た目ちょっぴり小汚い大衆食堂などはマニア以外には受け入れられないのかも知れません。こちらは開業3周年を迎えられたキレイな外観で和食ファミレスのようでもあり、老若男女に人気のようです。時刻は14時、早速店内へ入ってみましょう。

かなりオオバコな店内です。店内の清潔感も完璧。そして驚いたことにスタッフ数名が働いておられていましたが、皆さんお若い。シブめの大衆食堂なら従業員はたまにミドル、だいたいシニア、が相場なのですが、まさにファストフード店やファミレスのような雰囲気です。管理人が入店した際、ランチの時刻としてはかなり遅めであったにも関わらず、5割程度の老若男女のお客さんが食事をされていました。こちらならお一人様でも利用しやすいでしょう。とは言え管理人がこちらに期待しているのは、あくまで定食店です。スタッフが若者だからとて“シュクメルリ風ハンバーグ定食”といったコジャレたメニューはちょっと残念に感じます。ではメニューを確認してみましょう。

和食メインで洋食メニューもある期待通りの定食店です。焼き魚系の定食が用意されているのも高ポイント。また、こちらでは卓上のタッチパネルでメニュー検索・注文するイマドキのシステムで、メニュー表にはないメニューも注文できます。寒くなれば「豚の角煮定食」¥1,188などもこたえられませんね。こちらのイチオシ?なのは「鶏の唐揚げ」なのでしょうか、右隣りのオネエサンも左隣りのオニイサンも唐揚げにかぶりついておられていました。サテ、何を食べようか…と散々悩んでしまう優柔不断な管理人にとって、タッチパネルでの注文は最高です。少し無機質なのが気になるものの、恐い顔をしたオジサマ・オバサマ店員に無言の圧を受けながら注文を急がされることを考えれば、タッチパネルの方が気兼ねなく注文できますからね。こちらの定食の価格帯は一般的な定食店と比較すると少しお高めに設定されています。リーズナブル、とまでは言えませんが昨今の物価高を考えれば、メニュー内容もしっかりとされていますので、許容範囲内ではないでしょうか。では何を注文しようかと考え、今回は「鮭の柚子塩麹漬け焼き定食」¥1,298と、サイドメニューに「超大粒カキフライ2個」¥500に決定。秋が旬の鮭と、これから旬を迎えるカキをいただきます。

「鮭の柚子塩麹漬け焼き定食」と「超大粒カキフライ2個」が到着。期待以上のビジュアルに思わずニッコリ。しかも「鮭の柚子塩麹漬け焼き定食」にはこちらの名物かも知れない「鶏の唐揚げ」も付いていてお得です。ご飯は釜戸炊きだそうで、味オンチな管理人では家庭用炊飯器のご飯との差はわかりませんでしたが、“釜戸炊き”と聞くだけでおいしそうに感じますね。漬物3種にワカメの味噌汁、小鉢の冷奴と副菜も定食として申し分ない陣容です。ではまずは「鮭の柚子塩麹漬け焼き」からいただきましょう。

塩麹の適度な塩加減と甘みで鮭本来の味わいをしっかりと楽しめます。管理人が子どもの頃、京都市内の家庭で焼き鮭と言えば塩鮭一択でした。写真の分量ならご飯2杯はイケる塩っぱさで常備菜のような位置づけだったと記憶していますが、現在では塩麹だけでなく西京味噌や照り焼きなど多種多様な焼き鮭をいただけます。京都人が愛してやまないお茶漬けのベストパートナーでもある塩鮭もおいしいのですが、鮭の旨味を最も発揮している焼きモノは塩麹漬けであると改めて認識できました。こちらの鮭の塩麹漬けはご飯のお供でありながら塩っぱ過ぎず、とても食べやすいおいしさだと思います。

そしておそらく名物であろう「鶏の唐揚げ」も食べ応え抜群です。1個でしたがかなり大きめサイズで十分に満足できます。鶏モモ肉のジューシーな旨味と丁寧に付けられた下味の効果で、ご飯にもピッタリ。最近はどこのお店でも鶏の唐揚げはおいしくなりましたが、こちらの唐揚げも相当なレベルではないでしょうか。管理人のような昭和世代にとっては、鶏の唐揚げは大衆中華店で食べるニンニク&ショウガがガツンと効いたジャンクな味が好みではあるものの、こちらのような和テイストな竜田揚げ風の唐揚げも万人受けする味わいです。以前は鶏の唐揚げ(竜田揚げ)は大抵の場合、自分で揚げた方がおいしいと思っていたものの、近頃はもうお店の鶏の唐揚げで良いのでは?と感じるようになってきました。

カキフライも大粒でまさに冬の風物詩です。こちらでは広島県産のカキを使用されているそうで、実は今の時期はまだ小粒なカキがほとんど。カキは2〜3月頃のシーズン終わりかけが最も大粒になるのですが、こちらのカキは11月とは思えない大きさです。もしかし冷凍カキ?と疑いながらいただいたものの、普通においしい。まぁ冷凍カキでもうまく解凍すれば味や品質にはほとんど影響しませんので、この時期にこれほど大粒なカキフライをいただけるは幸せではないでしょうか。今回は「超大粒カキフライ2個」も追加したため、合計で¥1,798とランチとしてはかなりの出費になってしまいましたが、休日のたまの贅沢と考えれば納得のおいしさだっと思います。車やバイクなどに乗る人も乗らない人も、城南宮への参拝ついでにでもランチやディナーで利用されてみてはいかがでしょうか。管理人は城南宮に参拝するお金が惜しくなってしまいましたので、自分のおぼつかないスキルのみでパトカーや白バイに怯えながら安全運転を遵守して帰宅いたします。

[2024年11月17日訪問]

釜戸飯 ふらり庵
●住所…京都市伏見区中島御所ノ内町20(Google マップ
●TEL…075-602-7717
●定休日…不定休
●タバコ…禁煙
●交通…地下鉄「竹田駅」・近鉄「竹田駅」から徒歩17分程度
●専用駐車場…あり
●ホームページ…Instagram/Facebook

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