スパイスのチカラで健康になる?カレー専門店

その他料理編
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ついこの間まで“暑い暑い京都キライ”と文句を言っていたハズが、いつの間にか“寒い寒い京都キライ”と文句を言っています。管理人の部屋も室温14℃前後となり、さすがに暖房必至。環境省の指針としては室温20℃だそうで、これはエアコンなど暖房器具の設定温度が20℃ということではなく、あくまで居住空間の室温が20℃ということですので、お間違えのないように。お住まいの部屋の環境にもよりますが、管理人の体感としては室温20℃にするためにはエアコンの設定温度を22℃ぐらいにする必要があります。管理人は真っ当な京都人で当然ケチンボなため、これまで室温10℃以下になるまでは電気代や灯油代を節約しようとエアコンや石油ストーブは我慢していました。電気毛布や小型の電気ストーブなどをヤリクリしてどうにか凌いでいたものの、在宅ワークだと正直、仕事になりません。何より、健康に絶対悪い。これでもしカゼにでも罹ろうものなら、治療費や薬代が必要となり、電気代や灯油代をケチったツケを払わされることになります。もちろん、適切に暮らせることを前提とした節約は必要ですが、寒さで手がかじかみパソコンのキーボードが打てない、なんてのは論外なのです。とは言え、筋金入りの京都人でありケチンボである管理人ですので、どうにかして少しでも電気代や灯油代をケチれないものか。そう、身体の中から温まる食品を摂取すれば、暖房を控えめにできると思いつきました。ただし、温かい・熱い食べ物を食べれば良い、というワケではありません。それなら白湯でもホットコーヒーでも該当しますから。日本古来の鍋料理、中でも一般的な水炊きやオデンなどでも食べているときは温まりますが、食べ終わるとほどなくして身体は元に戻って冷えてしまうでしょう。管理人はケチンボな冷え性なのです。そこで最適な飲食品はカレー、しかもスパイスカレーなのですよ。スパイスカレーは大阪で流行しているカレーライスで、もともとはインドやスリランカなどのカレーを日本で発展させたもの。これまで日本で食べられていた欧風カレーでは使われてこなかった本場インドなどのスパイスを多種多様に使用しているのが特徴です。そしてそのスパイスの多くは、実は漢方薬の生薬(素材)。これはもう身体もポカポカ、健康になること間違いナシ!※あくまで個人の感想です。そこで今回はスパイスカレーで気になっていたお店を訪問しようと、JR「西大路駅」方面へ向かいました。

西大路通十条通の交差点(西大路十条)を北へ170mほど行ったところにある「カフェ&スパイスカレーDoppo(ドッポ)」。こちらは嵐山で営業されていたカフェとブーランジェリー(パン店)のお店で、2021年(令和3年)4月に現在地に移転され、その際カフェとスパイスカレーのお店になったようです。また、社会福祉法人こみち福祉会の事業所でもあり、社会福祉の一環としてさまざまな事業を展開されています。西大路通を隔てた東向かいに「イオン京都洛南ショッピングセンター」があることから、ショッピングついでにも利用しやすいと思います。アクセスはJR「西大路駅」から徒歩10分程度、店頭には車を2台停められる専用駐車場と駐輪スペースがあり、公共交通機関でも車やバイク、自転車でも伺いやすいのも高ポイント。もし専用駐車場が満車なら、東向かいの「イオン京都洛南ショッピングセンター」の駐車場に停めても良いでしょう。入庫から3時間は無料ですので、ショッピングついでの利用にも便利です。営業時間は11時〜17時の通し営業で、ランチタイムは11時〜14:30。遅めのランチにも対応できるでしょう。時刻は13:45、まずは店頭のメニューを確認してみます。

「本日のスパイスカレー」として4種類用意されているようです。王道の「バターチキン(国産鶏・北海道産バター)」や「ビーフスパイスカレー(国産牛)」も食べてみたい。「出汁キーマ(合挽きミンチ・鰹・煮干し)」もどんな味なのか気になりますし、「豚モツと鶏豚骨スープのスパイスカレー(国産豚小腸・国産鶏・豚スープ)」もモツのスパイスカレーなんて食べたことないのでぜひ食べてみたい…と、相変わらずの優柔不断さ。と、とにかくメニューは後で決めるとして、早速店内へ入ってみましょう。

ゆったりと広く、清潔感がありくつろげる店内です。2名テーブル席が多く、お一人様でも利用しやすいと思います。また、店内にはテイクアウト用のカレーなども用意されていて、おみやげにもピッタリではないでしょうか。店内にはスパイスカレーの良い香りが漂っていて、これはもうアタリ確定。スパイスカレーの穴場店と言えるでしょう。では改めてメニューを確認してみましょう。

こちらはカフェとしても営業していて、ドリンクのみの利用もOKですので喫茶使いもできます。サテサテ、管理人はもう優柔不断とは言わせません。お店の人がこのメニューを持って来られた際、即注文しましたから。人間は年齢を重ねると成長するのです。もう“どれにしようかな~”なんてフラフラした対応はオッサンとしては恥ずかしく、男らしく、イヤ漢(オトコ)らしくズバッ!と注文してやりましたよ、「スパイスカレー4種がけ」¥1,400を。

「スパイスカレー4種がけ」が到着。もうこの香りだけで元気になりそうです。右下から時計回りに「バターチキン」、「豚モツと鶏豚骨スープのスパイスカレー」、「ビーフスパイスカレー」、「出汁キーマ」の4種で、中央を横断している付け合わせも左から「じゃがいも・さつまいもとココナッツのサブジ」、「赤玉ネギのピクルス」、「ピーマンのスパイス炒め」、「ごぼうのアチャール」と豪華ラインナップになっています。“サブジ”とはインドで親しまれている野菜とスパイスの炒め煮や蒸し煮、“アチャール”はインドの漬物やピクルスです。この付け合わせ4種がまずおいしい。おそらくはインド料理ながら日本人でも食べやすく、特にごぼうの料理は和食にはない発想ながら、ごぼうの郷愁あふれる味わいは日本人なら何となく懐かしくなるおいしさでした。またカレーの付け合わせの条件でもあるカレーの味をリセットさせる味わいで、野菜もたっぷり摂取できとてもヘルシーでオイシー付け合わせに満足できました。ではいよいよカレーをいただきましょう。まずは「バターチキン」から。

ホロホロの鶏肉と濃厚ながら後味がクドくないバターチキンカレーです。こちらの「バターチキン」はよくある濃厚なチキンカレーではなく、しっかりとスパイスの風味も感じられる、自宅ではまず再現できないおいしさとなっています。このスパイスが複雑で奥深い味の土台となっているのでしょう、香草の香りも相まって、まさに本格的スパイスカレー専門店のバターチキンカレーと言えるのではないでしょうか。

次に「豚モツと鶏豚骨スープのスパイスカレー」は豚モツの食感と牛モツとは異なる味が楽しい。しかもモツの臭みなどはなく、丁寧に下処理されているようです。カレーもスパイスをふんだんに使用されているだけあって、豚モツや鶏豚骨スープの濃厚さが気にならない食べやすさ。モツ鍋などとはまた異なる、豚モツの新たな魅力を発見できる奥深い味わいを堪能できました。

そして「出汁キーマ」。こちらはミンチや野菜各種が贅沢に使われていて、このキーマカレーだけでも食べる価値がある逸品です。ミンチや野菜の旨味にスパイスの風味、魚介系出汁の味わいが渾然一体となったおしいさとなっています。特に魚介系出汁のおかげでしょうか、管理人のような日本人なら間違いがないおいしさだと感じました。

最後は「ビーフスパイスカレー」です。こちらも文句ナシ。上質な欧風ビーフカレーのような牛肉の柔らかさと、スパイスカレーの風味が調和しています。管理人はカレーの中で昭和のオッサンらしく欧風カレーこそが至高、と密かに思っているのですが、これまで50年以上培ってきた信念?が揺らぎそうになってきました。イヤ、濃厚コッテリでビーフシチューのような欧風カレーもおいしいのですが、スパイスをふんだんに使った爽やかさもあるスパイスカレーは食べやすいのです。さすがは本場のカレーを日本でアレンジされたカレーだけのことはあるおいしさでした。欧風カレーとも本場のインド、スリランカ、ネパールや東南アジア諸国のカレーとも異なる、しかし異国情緒あふれるスパイスカレー。完食した後、夜まで身体がポカポカしていましたので、医学的なエビデンスなどはまったくありませんが、管理人のような冷え性の人も一度試してみられてはいかがでしょうか。

[2024年11月24日訪問]

カフェ&スパイスカレーDoppo
●住所…京都市南区吉祥院御池町6(Google マップ
●TEL…075-693-1551
●定休日…月曜日・火曜日
●タバコ…禁煙
●交通…JR「西大路駅」から徒歩10分程度
●専用駐車場…あり(2台+駐輪スペース)
ホームページ/オンラインショップ/Instagram

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