驚きのコスパで満腹になる山科の人気洋食店

洋食編
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当ブログを開設して早6年超。今年2025年(令和7年)8月には7年目を迎えます。REPORTした飲食店はのべ900軒を超えましたが、それでも京都市内の飲食店のみ。「京都 B級グルメ REPORT」なのに京都市内のお店しかREPORTできていません。しかも京都市の区でも左京区中京区が多く、特に西京区山科区あまりREPORTできていないのが現状です。原因は管理人がビビりなせい。当ブログのREPORTではだいたい車か原付で訪問するのですが、西京区山科区は自宅から近くなく土地勘にも乏しいため、つい億劫に感じて出かけるのに躊躇するためです。特に車で知らない道を運転するのは恐怖でしかありません。ひたすら直進で走行しているつもりが気づけば左折や右折専用レーンに入っていて号泣しながら目的地ではない右左折をするハメになったり、気づけばまったく用事のない高速道路や自動車専用道路に入りそうになって号泣したりと、知らない道路は危険がいっぱい。たま〜にですが、一方通行の道路を逆走している車を発見すると、他都道府県ナンバーだったり初心者マークを付けていたりしていて、ウンウン気持ちはわかるゾ!と思わず共感してしまうことも少なくありません。逆走車のドライバーも逆走に気づいていればおそらくどうにか立て直そうと号泣しているでしょうし、気づいていなければいずれパトカーや白バイに停められ違反処理後に号泣するハメになるのでしょう。カーナビもまれにオチャメ?な嘘情報をガイダンスしてくるため完全には信用できないのです。知らない道は初見殺しのトラップも少なからず用意されていることもあり、土地勘がない西京区山科区の訪問はこれまで避けていました。が、しかし。2025年(令和7年)のREPORTは違います。せめて京都市内ぐらいはどこの区であろうと面倒臭がらずに出かけようと決意しました。そこで今回は生まれ変わった当ブログの第一弾として山科区の昭和から営業されている人気洋食店です。管理人は土日祝日にしか訪問したことはないのですが、12時を過ぎると常に行列。できるだけ並びたくないため、12時前の到着をめざして久しぶりに山科区へ向かってみました。

渋谷街道京都府道116号渋谷山科停車場線)と京都外環状線の交差点(外環渋谷)を西へ950mほど行ったところにある洋食店「グリルやまもと」。お店を出た際の13時に撮影した写真のため、かなりの行列ができていました。こちらはおそらくですが昭和から営業されているお店で、飲食店が多い山科区でも人気の洋食店です。地下鉄・京阪「御陵駅」から徒歩14分程度、JR「山科駅」または地下鉄「東野駅」から徒歩17〜18分ほどと交通の便が決して良いとは言い難い立地ではあるにも関わらずこの行列。3台ほど停められる駐車場はあります早い者勝ちですので、管理人は近隣のコインパーキングに停めました。12時前の到着時点ではまだ行列が発生していなかったため、まずはひと安心。時刻は11:50、店頭のメニューを確認してみましょう。

「本日の日替りランチ【チキンカツとハンバーグ】」はライスとサラダが付いて¥870と破格のリーズナブルさです。こちらが人気店な理由の1つは、とにかく本格洋食をリーズナブルな価格で手軽にいただけるから。もはや京都市内の喫茶店ランチでも¥1,000以内であれば安い価格でしょうから、繁盛されているのも納得です。こちらの営業時間は昼のみの11:30〜ラストオーダー14時ですので、行列を避けたい場合は開店直後か14時ぐらいがオススメとなります。そしてただでさえ混雑しているうえに、調理は超ベテランマスターがお一人で担当されていますので提供時間もそれなり、時間に余裕がない場合は避けたほうが良いかも知れません。が、それでもなお多くの人に親しまれているお店なのです。では早速、店内へ入ってみましょう。

昭和のカジュアル洋食店らしいレトロな雰囲気です。4名テーブル席2卓と6名テーブル席1卓、写真には写っていませんがカウンター5席のコンパクトな店内。実は今回、いつものお一人様ではなく友人たちとの3名で訪問したため、先客2名が座られていた6名テーブル席での相席となりました。カウンター席もありますので、お一人様でも入りやすいと思います。大人数での会食などはともかく、お一人様や2名様、家族連れなど幅広い層で利用されているようです。家族連れの中には赤ちゃんもいらっしゃいましたので、この赤ちゃんもいずれオトナになり新しい家族ができて、いずれこちらへ訪問するためにも、超ベテランマスターには末永く営業していただきたいと考えております。では改めてメニューを確認してみましょう。

どのメニューも¥1,000前後と、とにかくリーズナブルで気軽に利用できます。京都市内の繁華街や歓楽街、観光地ではほぼあり得ない価格設定です。ファストフードや定食チェーン店であってもテキトーに注文すると軽く¥1,000を超えるこのご時世、こちらのような飲食店は本当に貴重。最も高額なメニューの「2品選べる定食」でも¥1,200と、飲食店が数多い山科区の中でもコスパ的にはかなり上位に位置する洋食店であるのは間違いないと思います。山科区、いや京都市の良心とも言えるお店です。今回はこれからもいつまでも営業し続けていただきたいお店に敬意を表して、最高額メニューである「2品選べる定食(ライス、赤だし付き、サラダ盛り合わせ)」の「③クリームコロッケと⑤ハンバーグ」を注文。本当はプラス¥100の「ドリンクセット」も頼みたかったのですが、店頭には既に行列が発生していましたのでまたの機会とさせていただきます。

「2品選べる定食(ライス、赤だし付き、サラダ盛り合わせ)」の「③クリームコロッケと⑤ハンバーグ」が到着。ボリューム満点の完璧な洋定食です。まず、このたっぷりのサラダがうれしい。このサラダの盛り付けや野菜の切り方などに、昭和の洋食店らしさが感じられます。赤だしも昔ながらの洋定食には欠かせません。赤だしの具が青ネギと麩なのも高ポイントです。洋定食の赤だしの具に豆腐だのダイコンだのを入れるのは、個人的には邪道。洋定食の赤だしの具は最低限で、しかもあまり赤だし自体の味に影響しないものの方が良く、あくまでメインプレートの邪魔をせず、口の中をリフレッシュさせる汁物であるべきなのです。何だか久しぶりに懐かしい洋定食だと感じたところで、ハンバーグからいただきましょう。

大きめのハンバーグに昔ながらのカジュアル洋食店らしいブラウンソースがたまりません。ご飯のオカズにもピッタリです。ハンバーグ自体は高級洋食店やイマドキなハンバーグ専門店のような凝ったものではないものの、合い挽き肉とタマネギの旨味をしっかりと堪能できる、熟練の技術が感じられるおいしさ。老若男女がおいしいと感じるハンバーグではないでしょうか。ブラウンソースも一般的なデミグラスソースほどの重さはないものの、濃厚でコクがあり万人受けする味わいでしょう。昔から連綿と受け継げられていた丁寧な仕事が感じられる、街の旨いハンバーグではないでしょうか。

クリームコロッケのベシャメルソースのなめらかなこと、そして余計なクドさなどがなくアッサリと食べられる逸品です。ベシャメルソースを作っていて小麦粉がダマになり困り果てて号泣した、という経験をもつ人もいらっしゃるでしょうが、こちらのクリームコロッケはベシャメルソースがなぜダマになるのか?と逆に疑問に思うなめらかさ。揚げたてで香ばしいコロモとトロ~リとしたベシャメルソースが口の中で心地良いハーモニーを奏でます。カニやエビなどが入っていない具ナシのクリームコロッケの、おそらくは最高峰な味わいではないでしょうか。価格からは想像できない技術の結晶です。そして必ずお腹いっぱいになるボリューム感も素晴らしい。イマドキのカフェなどにありがちな、ちょっとずつコジャレた料理を盛り付けて¥2,000近くするクセにお腹いっぱいにならない、映えか何か知りませんが冷静に見れば貧相この上ない洋食プレートを提供する飲食店は強く反省していただきたい。大前提として、洋食に限らず定食などのセットメニューは、それ単体でお腹いっぱいになるべきなのですよ。このセットメニューではちょっと物足りないからアラカルトで1品追加しようかな…と思わせた時点で、お店の敗北だと認識していただきたい。逆にこちらの洋定食であれば、仮に¥1,500だったとしても十分満足できるのです。京都市内でこのようなお店が数少なくなったのは残念でなりません。こちらの周辺にはまだまだREPORTしたいお店がたくさんありますので、今後はより積極的に山科グルメをREPORTしたいと考えています。

[2025年1月11日訪問]

グリルやまもと
●住所…京都市山科区西野岸ノ下町1-26(Google マップ
●TEL…075-593-0054
●定休日…水曜日および第1・第3日曜日
●タバコ…禁煙
●交通…地下鉄・京阪「御陵駅」から徒歩14分程度
●専用駐車場…あり
●ホームページ…なし
※詳しくは食べログ「グリルやまもと」をご確認ください。

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