本格洋食が魅力の京都パルスプラザの洋食店

洋食編
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京都市は794年(延暦13年)の平安京遷都以来の古都として知られていますが、現在では政令指定都市ではあるものの大都市とは言い難い、イチ地方都市管理人は考えています。理由としては平安京遷都から安土桃山時代豊臣秀吉の治世で都市としての骨格がほぼ決まってしまい、文化財レベルの寺社仏閣などの歴史的な建造物は数多くあるものの、近現代では広い土地が不足して大手企業の本社機能が誘致できず、結果として産業が大都市レベルには発展できなかったからでは?と推察しています。とは言え、実は地方都市とは思えないほど大手企業の本社が意外に多いのも事実です。管理人が得意とする食の分野では、やはり「餃子の王将」と「天下一品」でしょうか。双方とも全国津々浦々に店舗が存在する大衆中華とラーメンでは圧倒的なチェーン店。また、食の分野以外では女性ならほぼ間違いなく利用したことがあるであろうワコール」や、ゲーム好きならその名を知らない人はいない任天堂」など、いずれも京都市内に本社があります。そして古都のくせになぜか理系企業の本社が多いのも京都市の特徴。中でも日本だけでなくグローバルに展開していて、おそらく京都市に本社を置く企業としては最大級の規模を誇るのが、京都市伏見区に本社がある「京セラ」です。「京セラ」は電子部品やファインセラミック部品、情報機器、通信機器などを製造する大手メーカーであり、加えてかつて第二電電と呼ばれたauブランドなどでお馴染みのKDDIグループの設立母体としても知られています。こんな大きな会社の本社が京都市にあったなんて京都市民でもつい忘れがちですが、京セラだけでなくワコールにせよ任天堂にせよ、本社が京都市の中心部にないのがいまいちピンと来ない理由かも知れません。ついでに生まれも育ちも京都市で京都市民歴40年以上の管理人は、京都市に本社がある大企業の仕事をしたことがありません。ひょっとすると、京都の会社は京都人に冷たいのでは?と疑ってすらいます。イヤ、同郷なのですからそんなことはないハズです。現在、仕事のほとんどが大阪の企業や団体の管理人ではありますが、京都の仕事がしたい。もう京都をディスったりイジったりしませんので、京都の企業・団体の皆様にはぜひ管理人に仕事をお願いしたいと願っております。そこで今回は、身も心も京都に捧げていることを行動で示そうと、京セラ本社の北隣にある「京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)」へ向かいました。

油小路通(新堀川通)京都府道202号伏見向日線(津知橋通)の交差点を北へ200mほど行った「京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)」の2階にある「洋食 まどい食堂」。「京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)」は大型の見本市や展示会をはじめ、各種イベントに利用できる施設で、そのテナントとして「洋食 まどい食堂」は営業されています。管理人は知らなかったのですが、1961年(昭和36年)に京都大学近くで「喫茶 まどい」としてオープンして以来、 円居(まどい)グループとして京都に6店舗、東京に2店舗、名古屋と横浜に1店舗を展開。こちらはその1軒となります。営業時間は11:30〜ラストオーダー14:30の昼のみの営業で、夜は予約制パーティープランのみ対応とのこと。地下鉄「竹田駅」・近鉄「竹田駅」から徒歩15分程度と徒歩圏内ではあるものの、市バスまたは京阪バス「パルスプラザ前」下車が便利です。また、「京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)」の駐車場が利用できますので、車やバイクの人にも使いやすい立地となっています。管理人は日曜日に車で移動したのですが、堀川通京阪国道(国道1号)がかなり混んでいたため、ラストオーダーギリギリの14:20に到着。急ぎ気味にエスカレーターで2階のお店へ向かいます。

店頭から中の様子を伺うと、ラストオーダーギリギリなこともあり、お客さんはさすがに少なそう。店頭のメニュー看板をチラ見しつつ、早速店内へ入ります。

施設に唯一の飲食店だけあってかなり広めの店内です。2名テーブル席やカウンター席も豊富に用意されていますので、お一人様でも気兼ねなく利用できるでしょう。こちらのランチはメインディッシュ以外、サラダもライス・パン、スープ、そしてドリンクもすべてビュッフェ形式ですので、半バイキング(そんな言葉はありませんが)と言えるでしょう。つまり取り放題&食べ放題と言うこと。まぁ管理人は少食ですし、バイキング自体もう何年もご無沙汰です。バイキングは行ったら行ったでテンションはアガるのですが、正直、何回もおかわりをしに座席からビュッフェコーナーへ行くのがメンドクサく、すっかり足が遠のいていました。ただメインディッシュ以外は取り放題&食べ放題ですので、ハラペコな人には最高でしょう。ではメインディッシュを選ぶためにメニューを確認します。

「豚ロース肉のチーズガレット 円居デミグラスソース」¥1,450や「シーフードミックスフライ」¥1,350にも心惹かれるものの、やはり洋食の王道である「まどいプレミアムハンバーグ」¥1,500でしょう。ランチとして¥1,500は少しお高めな気がしないでもありませんが、半バイキングと考えれば高くはありません。ソースは円居デミグラスソースと和風ソース、トマトソースの3種類から選べますので、今回はもちろん円居デミグラスソースをチョイス。洋食店のハンバーグはデミグラスソースで試すのが洋食愛なのです。

「まどいプレミアムハンバーグ」が到着。サラダバーでは10種類近い野菜がスタンバイされていましたので、野菜不足の人にもありがたい。写真では何だかポテトサラダとマカロニサラダが大量な、いかにも野菜嫌いの小学生のような恥ずかしいサラダボウルとなっていますが、ポテトサラダとマカロニサラダの下にレタスなどの葉物野菜やスライスオニオンなどの生野菜をたっぷりと入れましたのでご安心ください。バイキングやビュッフェ形式だと盛り付けのセンスが問われるのも、管理人がバイキングを敬遠する理由だったりします。では「まどいプレミアムハンバーグ」に円居デミグラスソースをアホほどかけていただきましょう。

マズいワケありませんね。牛豚合い挽き肉の旨味がしっかりと味わえる洋食店のハンバーグです。しかも昔なつかしい鉄板プレートですので香ばしく、アツアツがうれしい。そして円居デミグラスソースは昭和の洋食店のようなビターさはまったくないカジュアルさながら濃厚で、ハンバーグとの相性もピッタリ。ライスのオカズとしても有能です。そして見た目は一瞬、ちょっと小さめのハンバーグに感じますが、断面をご覧いただいておわかりのようにかなりの厚さ。それでもタネの中心部まで火がしっかりと通っていて、本格的な洋食店のハンバーグだと感じました。このハンバーグ&半バイキングなら¥1,500も納得ではないでしょうか。用事などで京セラ本社や「京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)」までお越しの際には、ぜひこちらで洋食各種をお楽しみください。お一人様からグループまで利用しやすいお店ですよ。

[2025年3月9日訪問]

洋食 まどい食堂
●住所…京都市伏見区竹田鳥羽殿町5 京都府総合見本市会館2F(Google マップ
●TEL…075-623-5377
●定休日…月曜日
●タバコ…禁煙
●交通…地下鉄「竹田駅」・近鉄「竹田駅」から徒歩15分程度
●専用駐車場…あり
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