京都駅ナカの本格四川料理店で食べる

2018冷やし中華
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33:四川餐館・洛楽

新幹線や近鉄京都線の乗り場がある京都駅八条口。「28:創作厨房 さいか亭」がある京都タワーなど、塩小路通に面している京都駅正面の裏側に当たります。新幹線乗り場があるにも関わらず、かつては寂れた風情でした。京都駅前地下街ポルタ京都アバンティが開業しても、何となく寂しい雰囲気。そんな八条口が今、賑やかになったのは、京都駅ビルのオープンや多くの観光客が訪れるようになり、新幹線乗り場のある八条口が名実ともに「京都の玄関口」となったからでしょう。

また、京都駅ビルの開業に伴い、京都駅周辺の再開発が進んだのも理由の一つ。八条口西側にあった「近鉄名店街」も2008年に「近鉄名店街 みやこみち」としてリニューアルオープンしました。現在、みやこみちには多くの土産物店や飲食店が立ち並んでいます。特に注目なのは飲食店。駅ナカにある観光客向けの飲食店と侮りがちですが、実は高品質・低価格な飲食店が多いと断言できます。

そんな飲食店の一つが「四川餐館・洛楽(しせんさんかん・らくらく)」です。餐館とは中国語でレストランを意味します。京都駅前地下街ポルタ内にある「四川餐館 京都ポルタ店」の系列店で、「洛楽」の方がリーズナブルな価格帯のメニューが多いような印象。ただし、味は両店とも本格的な四川料理を提供しています。そんな「洛楽」の冷たい麺は、「冷し担々麺」と「麻辣伴麺」(ピリ辛のまぜ麺)各¥1,180。

今回は四川料理のお店ということもあり、「冷し担々麺」を食べてみました。

スープは汁なし担々麺スタイルで、ゴマと唐辛子の風味が効いたタレが食欲を高めます。

麺は普通の太さの中華麺、具は肉味噌、もやし、きゅうり、白髪ネギ、温泉玉子と梅の実のような赤くて楕円形のものが3つ。赤くて楕円形のものは置いといて、それ以外を混ぜて食べます。ピリリとした辛さが口に広がり、その後にさまざまな具材、麺、タレの濃厚な味わいがしっかりと残る、四川料理らしい一皿。口が辛くなるので、例の赤くて楕円形のものを一粒食べると…ものすごく甘味を感じるミニトマトでした。まるでシロップ漬けのようなミニトマト。しかし、形状からして市販のものとは異なり、ラグビーボールのような楕円形をしているので、多分ものすごく甘い品種のミニトマトなんだと思います。ピリリとした辛味と濃厚な旨味、そして強い甘味が、奥深い味わいを生み出す、絶品の冷し担々麺です。

ちなみに「洛楽」では、麺類を注文した方だけ、プラス¥350で「ミニ中華丼」または「ミニ麻婆丼」がつきます。管理人はダイエット貴族として、ご飯モノは注文しません。が、麻婆は麻婆豆腐のことで、豆腐はダイエットに欠かせませんので、麻婆豆腐狙いで「ミニ麻婆丼」を注文してみました。

辛いだけじゃない、本当に複雑で濃厚な味わいのする麻婆豆腐です。「冷し担々麺」と食べることを考えられた、ミニサイズも高得点。そして残念ながら、やはり白飯と一番合います。こちらのお店では、来店客を太らそうしているのでしょうか。客を太らせて、痩せる漢方薬でも売りつけるつもりなんでしょうか。もし、痩せる漢方薬があるのなら、早急に用意してください。母を騙して自宅を売ってでも手に入れる覚悟はできています。

店内は清潔でカウンター席もあり、お一人様でもグループでも気軽に入れます。

京都駅直結のお店なので、京都に出張で来られた方や仕事帰りの社会人にぴったりです。惜しむらくは、21:30ラストオーダー・22:00閉店という店じまいの早さ。「洛楽」で冷たい麺などを楽しみたい方は、少しでも早く到着して、ゆっくり・じっくりと本格的でお手頃価格の四川料理に舌鼓を打たれるといいでしょう。

[2018年8月27日訪問]

四川餐館・洛楽
●住所…京都市下京区東塩小路釜殿町31-1(近鉄名店街みやこみち内)
●TEL…075-661-7367
●定休日…年中無休
●備考①…「冷し担々麺」「麻辣伴麺」は夏季限定
●備考②…店内分煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「四川料理 洛楽 近鉄京都駅店」で検索してください。

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