新鮮な魚介類を堪能できる人気和食店

和食編
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まる福

数年前の夜、友人に連れられて行った海鮮料理のお店がず〜っと記憶に残っていました。刺し身、焼き魚、煮魚とひと通り食べ、どれも新鮮でおいしかったのを覚えています。それ以降、行く機会はなかったのですが、本日10月20日の朝、唐突に“ランチを食べに行こう”と思い立ち、うろ覚えだった所在地や営業時間を確認。11:30開店とのことだったため、11時過ぎに自宅を出て原付を走らせました。

そのお店の名は、千本丸太町の交差点を南へ100mほどの所にある「まる福(まるふく)」。食べログの点数も高く、遠方からも食べに来られる方が多い人気店のようです。開店5分後に到着したもののすでに満席とのこと。しかし待っている人はいなかったので、入口で少し待たせてもらうことにしました。10分後に2名1組のお客さんが退店されたため、数年ぶりに「まる福」の店内へ入ってみます。

6名程度が座れるカウンター席と2名席が1つ、4〜6名座れるボックス席が3組という、こじんまりとしたお店です。2名席に案内される際、後ろには数名が並んでおられました。ランチメニューは日によって微妙に違うそうで、貼り出されていた「本日の定食メニュー」¥950は下記の4種類。
◎海鮮フライ
◎豚の生姜焼
◎ピーマンの肉詰め
◎煮魚(カレイ)

一瞬「ピーマンの肉詰め」に心奪われそうになったものの正気を取り戻し、「海鮮フライ」か「煮魚(カレイ)」で悩みます。煮魚も捨てがたかったものの、前回伺った際にフライは食べていないことを思い出し、今回は「海鮮フライ」定食を注文してみました。

ボリューム満点の定食です。ご飯が炊きたてツヤツヤでおいしそう。エノキ、油揚げ、ネギの味噌汁は、ちょうどいい塩梅の味加減で体が温まります。小松菜と油揚げのお浸しは、京都のおばんざいを思い起こさせるあっさり味。小松菜のおいしさが際立つ、地味ながら食べ飽きない一品です。では、いよいよ海鮮フライへと箸を伸ばします。

エビフライ、カキフライ、白身魚フライ、タマネギ串揚げに、キャベツの千切りとトマト、ゆで玉子といった陣容です。フライの下にはたっぷりのタルタルソースが隠れています。まずは白身魚フライ。おそらくタラでしょうか、ホクホクとした白身魚の上品な旨味とタルタルソースの濃厚な旨味が合わさった、贅沢な味わいです。フライなのに油も新鮮で揚げ方もいいためか、本当に軽い口当たり。胸焼けとは無縁のフライです。次にエビフライ。こちらもエビ本来の甘さを十分に堪能できるおいしさでした。そしてカキフライ。秋のカキは小ぶりなものがほとんどですが、こちらのカキフライはかなりの大きさです。“海のミルク”と呼ばれるコクのあるジューシーなおいしさは、絶品と言えるでしょう。まさに「海鮮フライ」と呼ぶにふさわしい、満足度の高い定食をいただくことができました。

やはり有名店のようで、管理人が食べている最中も、お客さんが目まぐるしく入れ替わっていきます。2名席を一人で占拠している後ろめたさもあり、いつも以上に早く完食したのですが、最後までフライものを食べたときに覚える胸の重たさを感じることはありませんでした。夜は新鮮な魚介類を手頃な価格で堪能できるお店です。魚好きな方が京都に来られた際は、ぜひ一度足を運ばれてはいかがでしょうか。これから多くの魚が旬を迎えますので、今が「まる福」へ向かう絶好のチャンスだと思います。

[2018年10月20日訪問]

まる福
●住所…京都市上京区千本竹屋町通東入主税町1165
●TEL…075-841-5203
●定休日…日曜日・祝日・水曜日(不定休)
●備考…店内禁煙
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「まる福」で検索してください。

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