京都生まれのコリアン・ファストフード店

その他料理編
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カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼 新堀川本店

11月に入り、特に朝晩はめっきり寒くなってきました。本日11月2日は仕事を終えて京阪「出町柳」に到着し、あるお店へ向かって原付を走らせていたのですが寒い寒い。30分ほどで到着したものの既にシャッターは閉められている有様。しかし本音を言えばすっかり冷えた体になっていたこともあり、これ幸いと体が温まる食べ物を求め、さらに30分ほど原付を走らせて伏見区までやって来ました。

向かいには「京セラ」本社がそびえる油小路通と津知橋通りの交差点北東角にある「カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼(かんどん) 新堀川本店」がめざすお店です。スン豆腐とは韓国のおぼろ豆腐のことで、こちらのスン豆腐は豆腐チゲ風の料理(正確にはスンドゥブチゲ)を指します。京都発祥の焼肉チェーン「やる気」グループの別ブランドで、京都府内の3店舗を含め愛知、大阪、三重、岐阜、福井、岡山合計14店舗を展開。噂によると全国展開を進めているそうですので、今の内にREPORTしておこうと思っていたところでした。では早速、店内に入ってみましょう。

23:00ラストオーダーで時刻は22:40にも関わらず、4割程度の座席が埋まっています。そして若い女性のお一人様や2名客、グループが多く意外な感じです。女性は男性に比べて汁物を好む方が多い印象だったものの、この時刻に食べるの?あなたが??と思うほどスレンダーな女性も複数いらっしゃって、どうすればその体型を維持できるのかマジで教えてほしいぐらいでした。ただ、管理人が声を掛けると100%不審者ですのであきらめてメニューを眺めます。ここはやはりお店の看板メニューである「カルビ丼ミニ+スン豆腐セット」¥930に「スン豆腐専用生玉子」¥60を券売機で買い求めました。スン豆腐は「海鮮」「ホルモン」「豚キムチ」「和牛すじ肉」などから選べるとのことで、今回は「和牛すじ肉」を注文します。

グツグツと湯気を立てたスン豆腐とカルビ丼ミニが到着しました。

スン豆腐は石焼ビビンバ仕様で、最後まで温かく食べられのも嬉しい配慮です。まずはスープを一口。ピリリとした辛さが舌を刺激するものの、豊富な具材から出る濃厚な味わいが体を温めてくれます。管理人は25歳から約7年間、大阪市東成区に住んでいたため、コリアンタウンなどで韓国料理を頻繁に食べていましたが、本格的な豆腐チゲやスンドゥブチゲと比べても遜色のないおいしさです。むしろこちらのものより味が平板なお店は結構あったように思います。豆腐チゲやスンドゥブチゲは“唐辛子で辛い豆腐の味噌汁”というだけではダメで、魚介や肉類、野菜の旨味がスープに溶け込んでいないと、ものすごくチープな味になる料理。この安さでこのおいしさを味わえるのは、コリアンタウンでも数少ないのではないでしょうか。

次にカルビ丼ミニを試してみましょう。

甘辛の焼肉のタレで牛バラ(ショートプレート)が焼かれ、香りだけで食欲が高まります。さらに大量の青ネギみじん切りがアクセントとなり、いくらでも食べ進められる一品です。こちらは辛くありませんので、万人受けする安定の味わいと言っても過言ではありません。しかも“肉を喰った感”もハンパなく、身も心も満足できるセットメニューだと思います。

辛いのが苦手な方には、白くて辛くない「海鮮白スン豆腐」¥630がオススメで、ご飯などがセットになった定食は¥750とこちらもリーズナブルです。魚介の旨味が渾然一体となった濃厚なスープは、値段以上に贅沢な味わいを感じることができるでしょう。京セラ本社付近にお越しの際は、お手頃価格で本格派のスン豆腐とカルビ丼で、じっくりと中から体を温めてられてはいかがでしょうか。

[2018年11月2日訪問]

カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼 新堀川本店
●住所…京都市伏見区竹田藁屋町56
●TEL…075-605-8220
●定休日…年中無休
●備考…店内禁煙
●ホームページ…http://kandon.jp/

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