本格中华料理 火枫源
叡電「元田中駅」周辺の田中里ノ前エリアは数多くの中華料理店がひしめき合う“京都のチャイナタウン”の様相を呈しています。当ブログでもつい最近「友楽菜館」をREPORTしたばかりですが、今回は今年2018年8月26日に開業した新店「本格中华料理 火枫源(ほんかくちゅうかりょうり かふうげん)をREPORTしてみましょう。こちらのお店は深夜2時まで営業されていて、管理人のような夜型人間にはありがたい中華店です。
外観は高級そうな、お一人様では少し入りにくい感じ。しかし管理人は知っています。このお店、オープン当初から京都大学の学生や中国の方が多い、誰もが入りやすい大陸の食堂のようなお店であることを。特に昼間はお得なランチメニューも用意されていて、お一人様もガンガン入店されていましたから。夜ももちろん大丈夫。本日11月20日、22:30にお一人様で入店してみました。


高級風な店内で、壁にはメニューがズラリ。約150種類のメニューが用意されていますが、激辛料理が目につくことから四川料理をベースに広東料理や北京料理、モンゴル系料理などを取り揃えた中華料理店であることが伺えます。メニューを見ている最中も、ホール係1名と調理3名の男性が中国語で会話されていました。こうなると完全にアウェイ状態なものの、何を喋っているかわからないのが逆に気楽だったりします。今回は「麻婆茄子(マーボーナス)」¥680と「蒜香小排(スペアリブのガーリック炒め)」¥880、「中华炒饭(中華チャーハン)」¥800を注文してみました。
まずはいきなり激辛?!「麻婆茄子(マーボーナス)」の到着です。どうせ火を吹けと言うんでしょ?と恐る恐るナスをパクリ。

こ、これは…箸が止まりません!
香ばしく揚げられたナスにちょうどいいピリ辛の味加減が絶妙なおいしさです。ナスの皮目は香ばしく、中はトロリとした甘さはプロの技術。また、タマネギやニンジン、ピーマンも素揚げされているせいで青臭さはまったくなく、野菜の旨味を堪能できます。肉味噌は少し塩っぱく感じたものの、ご飯のおかずとしてならアリではないでしょうか。ボリュームもたっぷりで、ナスや野菜を十分に堪能することができました。
次に「中华炒饭(中華チャーハン)」を試します。

意外や意外!京都中華?
あっさり味の滋味深い炒飯に驚きました。まるで京都中華のやさしい味わいです。パラパラ炒飯ではなく、少ししっとりとした炒飯ですが、これがやさしい味にはとてもよく合います。玉子、チャーシュー、ネギ、ニンジンにエビがシンボルとして飾られているシンプルな炒飯。お一人様なら一品料理とこの炒飯だけで、十分に満足できると思います。
最後に「蒜香小排(スペアリブのガーリック炒め)」。

ビールをください!今すぐに!!
ガーリック炒めと表記されていますが揚げ物です。それにつけても骨の周りの肉の旨さよ。ニンニクの風味と豚のスペアリブの旨味が合わさるのですから、おいしいに決まっています。手づかみでガツガツと、貪り食うのが正式なマナーです。歯で骨の周りの肉を削ぎ落として噛み切る、肉食獣の本能に訴えかける逸品ではないでしょうか。
またもや深夜に食べ過ぎてしまいました。お一人様なら一品+麺またはご飯物、何なら麺かご飯物だけでも十分満腹になると思います。開店3ヵ月足らずの新店ですが、外観といい料理といい老舗中華店のような風格を備える「火枫源」。京都で中華をお考えの際には、この将来有望な大型ルーキー店もぜひチェックしてみてください。
[2018年11月20日訪問]
= 本格中华料理 火枫源 =
●住所…京都市左京区田中里の前町54-1
●TEL…075-606-5216
●定休日…年中無休
●備考…店内禁煙(?)
●ホームページ…なし
※詳細は京都速報「火枫源」で検索してください。
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