DORF(ドルフ)
日本で唯一の国立による国際会議場として1966年に開業された「国立京都国際会館」。現在でもニュースでもたびたび取り上げられる気候変動枠組の条約・京都議定書は、岩倉・宝ヶ池エリアにある「国立京都国際会館」で採択されたため、京都議定書と呼ばれています。そんな自然が豊かで京都市民のドライブコースでもある岩倉・宝ヶ池エリアに、国際感覚にあふれるカフェがあるので行ってきました。
30台収容できる駐車場を完備したコーヒーレストラン「DORF(ドルフ)」。地下鉄「国際会館駅」から300mほどのところで、近隣には「宝が池公園」や「同志社小学校・中学校・高校」などのほか、先日REPORTした「グリル 宝」もあります。1979年の開業から40年近く営業していて、地元の人や外国人にも人気のカフェ。23時まで営業していることもあり、管理人も高校生ぐらいから年に数度は訪れています。今回は用事が長引いたため遅めのランチを食べるため、15時に伺ってみました。


ウッディな店内にはアンティーク家具が置かれ、冬には実際に使われている暖炉があるなど、ヨーロッパの古いカフェを思わせます。店名がドイツ語風なため、ドイツのカフェをイメージされているのでしょうか。メニューはコーヒーなどのドリンク類や焼き菓子・ケーキなどスイーツ、軽食のほか、本格的な西洋料理をいただける豊富さが特徴です。では早速メニューを見てみましょう。まずはグランドメニューから。

別紙のおすすめメニューもどうぞ。


今回はグランドメニューの中からスペシャル メニューの「タンシチュー(サラダ、ロールパン or ライス、コーヒー or ティ or ハーブ)」¥2,300を注文しました。ランチとしてはちょっと贅沢ですが、訪問日の12月29日は正月休みの初日ということでお許しください。
タンシチューとロールパン、サラダが到着しました。

続いてコーヒーの風味がしっかりと味わえるホットコーヒーです。

管理人は普段、洋食の場合はライスを選択するのですが、シチューはパン派。シチューのソースをパンですべて拭い取って、お皿がキレイになるまで楽しみます。一見、行儀が悪い感じですが、フレンチなどの西洋料理ではマナー的にも大丈夫。逆にソースを残す方が失礼ですので、堂々とパンで拭い取りましょう。ではタンシチューをいただきます。

ゴロゴロと大きめのタンが5切れにナスのソテー、ブロッコリーが入ったかなり贅沢なタンシチューです。まずソースをスプーンですくうとスープのようなサラサラ具合。一般的な洋食のタンシチューはソースの粘度が高くトロトロなのですが、こちらのタンシチューはまるでスープカレー。口に入れるとデミグラスソース風のスープです。言われてみればフランスやドイツ、ロシアなどヨーロッパの煮込み料理はソースがスープ系のものが多いように思います。
味わい深いスープに、ニンニクでソテーされたナスがよく合います。そして主役のタンは、タンシチューらしくトロットロで超柔らか。ナイフは不要でスプーンで切ることができ、口の中で牛タンの濃厚な味わいがほどけていきます。ビーフシチューのスネ肉やランプ肉とは違い、タン独特の風味が活かされた逸品。タン塩やタンの炭火焼き、タンの燻製では味わえないタンシチューならではの豊かな味わいを堪能することができました。
「DORF」では本格的な西洋料理だけでなく、普段遣いのカフェメニューも豊富にラインナップされています。モーニングでリッチな気分を愉しめたり、ティータイムにスイーツや軽食を味わうことも可能です。もちろんディナーとして「タンシチュー」をはじめとした計8種類のスペシャル メニューもおすすめです。ちなみに日曜日と祝日を除きスペシャル メニューを注文するとお会計時に「ドルフ自家製クッキー」をおみやげにいただけます。8種類のクッキー詰め合わせですので、自宅でコーヒーや紅茶を飲む際に2度おいしい思いができますよ。
[2018年12月29日訪問]
= DORF(ドルフ) =
●住所…京都市左京区岩倉東五田町4
●TEL…075-722-2367
●定休日…年中無休
●備考…店内分煙
●ホームページ…なし
※詳細はぐるなび「コーヒーレストラン ドルフ」で検索してください。
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