紅華 大宮店
久しぶりに京都の大衆中華が食べたい!と思い立ちました。最近「中華編」の更新が滞り気味なうえ、更新するのはラーメン店ばかり。実はここ数日、REPORT予定の大衆中華店に何店か訪問しているのですが、ことごとく振られていました。理由は臨時休業や満席のほか、一番多いのがお店の早じまいです。ホームページで営業時間を自ら掲載しているにもかかわらず、勝手に早じまいして閉店している店の何と多いことよ。京都の人は本当に商売っ気がなくて困ります。
そんな中、やっと1店の大衆中華店に伺うことができました。北山大宮の交差点を北へ600mほど行ったところにある中華レストラン「紅華 大宮店(こうか おおみやてん)」です。「紅華」は「桂坂店」もあるのですが、詳しい人によるとこちらが本店なのだとか。「10:みその橋 サカイ」から近く、近隣には京都産業大学があり、夜はその学生たちのたまり場と化しています。もちろん地元の方もお一人様でよく利用しているお店ですので安心です。

お店の前はかなり広い駐車(駐輪?)スペースになっていて、夜は学生のバイクが多数停まっています。店頭にはセットメニューが写真付きで貼り出されているほか、何やら気になるメニューを発見!

「本日のディナー」¥930。価格は日によって多少変動しますが、だいたい¥900ぐらいでさまざまなオカズが付くセットメニューが用意されています。名物の「紅華丼」も付くようですので「本日のディナー」に決めて入店しました。
1階はカウンター席と4名ボックス席が4組ぐらい、さらに2階もあります。店内写真を撮るのをすっかり忘れていましたので、サッサと「本日のディナー」を注文します。

これで¥930です!ちょっと凄いとは思いませんか?やはり京都では、大学の近くには安くておいしいお店がある法則は間違っていませんでした。ではまずは手前左の「紅華丼」からいただきます。店名が冠された丼、アタマは木須肉(ムースーロー)です。豚肉とキクラゲ、玉子の炒めもので、大衆中華店や街中華店では割とポピュラーな料理ではないでしょうか。濃いめに味付けされているので丼にはぴったり。これだけで立派な一品です。さらにばら肉炒めもジンギスカンのようなパンチの効いた味わい。薄味で上品な海老玉やサクサク食べられる揚ぎょうざと、意外とバランスの取れたセットメニューに思えました。そして入店時から気になっていた塩バターラーメンをいただきます。

寒い夜にはしみじみおいしいラーメンです。管理人はラーメンに詳しくないので不正確な感想ですが、京都で塩バターラーメンはあまり馴染みがないように気がします。この北海道っぽいラーメンは小学生ぐらいのとき、河原町丸太町にかつてあった「美幌(みほろ)」というラーメン店で食べた記憶があり、個人的には一番好きなラーメンです。もう何十年も塩バターラーメンを食べていませんでしたが、今回封印されていた記憶が覚醒しました。
こちらの麺類で有名なのは「カレーラーメン」¥640です。しかし今回は塩バターラーメンにやられてしまいました。以前は深夜2時ぐらいまで営業されていたように記憶しているのですが、現在は23:30閉店のようです。それでも夜遅くまで営業している貴重な大衆中華店ですので、リーズナブルな価格で中華を食べたくなった際には、一度試してみてはいかがでしょうか。最寄り駅は地下鉄「北大路駅」ですが徒歩20分程度はかかるため、ドライブがてらに寄られることをおすすめします。
[2019年1月16日訪問]
= 紅華 大宮店 =
●住所…京都市北区大宮南椿原町21-3
●TEL…075-493-5046
●定休日…火曜日
●備考…店内喫煙可
●ホームページ…なし
※詳細は食べログ「紅華 大宮店」で検索してください。
コメント