らーめん まぜそば
夕日のキラメキ一乗寺
まぜそば(まぜ麺)には「台湾まぜそば」というジャンルがあるそうです。管理人は台湾料理の1種だと勘違いしていたのですが、名古屋市のラーメン店が発祥の名古屋めしなんだとか。話を聞いていて食べてみたい!と思ったものの、今のところ名古屋へ行く用事はありません。ところがさらに話を聞いてみると、「34:らーめん キラメキノトリ」でも提供されていることが判明しました。しかし、すでにREPORTしたお店へ改めて行く意味があるのだろうか…と思案すること5秒。“姉妹店とか違う店ならええんやで”という心の声が聞こえてきたため、一乗寺ラーメン街道にある「34:らーめん キラメキノトリ」の支店(おそらく2号店)「らーめん まぜそば 夕日のキラメキ一乗寺」へ向かいました。

ラストオーダー22:30直前の22:20に到着。3名の若者が並んでいました。ヨシ!帰ろう!!とカラダの向きを変えた途端、4〜5名の若者が退店したのでその場に踏みとどまり、少しだけ並んでみることに。待っている間に店頭の看板や店内の雰囲気を確認してみます。


お目当ては「台湾まぜそば 直太朗(〆ご飯付き)」¥750ですね。直太朗が誰なのかはわかりませんが。ラストオーダー直前にも関わらず満席なのにも驚きです。この辺りの人気ラーメン店としては比較的早くに営業を終了されることも関係しているのかも知れません。また、毎週水曜日限定で「麺屋K2」という別ブランド店となり、メニューも変わりますので、また別の機会に改めてREPORTします。と、独り言をつぶやいていると数分で店内へ案内されました。券売機で食券を購入するスタイルです。今回は券売機の罠にハマってしまい、あり得ない注文となってしまいました。

「チャーシュー丼」¥200です。台湾まぜそばは“〆ご飯付き”なのを、すっかり忘れていました。券売機でサイドメニューを確認していた際、ついうっかり「チャーシュー丼」のボタンを押してしまったようです。店員さんは管理人の食券を見ながら“これだからデブは…”とあきれていたことでしょう。キラメキノトリでキラメカナイブタがやらかした話として、後世にまで伝わるがいいわ。気を取り直して「チャーシュー丼」をいただいてみましょう。

見た目よりはあっさり味ながら豚肉の旨味がしっかりと味わえるチャーシューです。豚バラなので脂の甘い味わいにウットリします。人気ラーメン店だけのことはあるチャーシューのクオリティではないでしょうか。ただ個人的には、丼にするならもう少し甘ダレを増やした方がいいように感じました。ビールなどのツマミのチャーシューとしては文句なしのおいしさだと思います。いよいよ「台湾まぜそば 直太朗(〆ご飯付き)」が着丼しました。

注文したサイズは小で、並や大も同じ金額ですのでご安心ください。台湾ミンチと卵黄を中心に、粉がつお、ニンニク、生ニラ、青ネギ、海苔のみじん切りが鮮やかに盛り付けられています。〆ご飯は二口分程度で、これなら完食できそうです。まぜそば(まぜ麺)ですのでよく混ぜて早速いただいてみましょう。

それにつけても生ニラの鮮烈な風味よ。さまざまな旨味とほどよい辛みが渾然一体となった、複雑ながら圧倒的なおいしさです。そして特に主張するのが生ニラ。よく考えれば、生のニラを食べる機会はほとんどありませんし、生ニラの料理も思いつきません。ベトナム料理の生春巻きに入ってた??という程度。それぞれの具材がそれぞれの旨味を主張しながらも、卵黄と太めの中華麺がカルボナーラのようにうまくまとめ上げた、これまでにはなかった新たな麺料理を味わうことができました。

卓上にはさまざまなスパイスが置いてありますので、6〜7割食べ進めたところで味変すると最後までおいしくいただけます。管理人的におすすめなのは「レモンペッパー」と「カレーパウダー」。特に「カレーパウダー」は、インドが中華に勝利した瞬間を体験できますので、ぜひ試していただきたいと思います。キラメキノ未来株式会社が経営するラーメン店は京都に10店舗、大阪に3店舗ありますので、“キラメキ”のラーメン店を見かけられた方はラーメンやまぜそばを一度味わってみてください。
[2019年3月18日訪問]
らーめん まぜそば 夕日のキラメキ一乗寺
●住所…京都市左京区高野玉岡町33
●TEL…075-746-538
●定休日…不定休
●備考…店内禁煙
●ホームページ…https://kirameki-mirai.co.jp/shop.php?id=02
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