本場の風が感じられる東南アジア多国籍料理店

その他料理編

ビンタン食堂

管理人は子どもの頃、かなり好き嫌いがありました。今では嫌いな食べ物はパイナップルだけと公式に表明していますが、実は苦手な料理があります。それは東南アジア料理。特に女子から絶大な人気を誇っているのは知っているものの、7年ほど前に今はなき京都の名店惨敗を喫して以来、これまで口にしていませんでした。確か温かいココナッツミルクのスープだったと思うのですが、これまでの人生でも経験したことがない“料理を残す”というあやまちを犯してしまい、それがトラウマとなっています。が、しかし。イイ年をしたオッサンがいつまでも東南アジア料理を克服できないのは恥ずかしくないか?東南アジアの方々に失礼ではないのか?そしてもし、東南アジア美女から告白されたら?!ここは東南アジア料理に再挑戦して東南アジアの美女と幸せな家庭を築こう!と決意し、「ビンタン食堂」へ向かいました。

京都大学農学部の近くにあり、1階(半地下)は「定食屋 ケンケン」で、同じビルの2階にあります。23時まで営業されているようで、到着したのは22時。当日は4月18日で京都大学の新歓コンパが真っ盛り。多くの大学生がこの周辺をウロウロしていましたが幸い混んではなさそうです。2階に上がる前に、店頭の看板をチェックしてみましょう。どうしてもムリならまだ引き返せますからね。

料理の知識だけはムダにあるのでわかるのですが、管理人にとっての地雷メニューさえ避ければ克服できそうです。大人しくカツ丼でも食べに行けばいいじゃない、と悪魔の囁きが聞こえてくるものの、想いを寄せてくれる東南アジア美女のためにも頑張らなければいけません。勇気を振り絞って店内へ突入してみましょう。

さすが女子多めの店内です。しばらくしてお一人様の男子学生も3名ほど入店されていますので、若者に人気のお店であることがわかります。丁寧な接客の女性定員さんと穏やかなマスターのお人柄もあって、京都では珍しく居心地の良さも抜群です。とは言え油断は禁物。このゆったりとくつろげる雰囲気に飲まれて、ノリでパクチーマシマシなメニューを頼んだ日には、二度と東南アジア料理を食べないまま死んでいくことになるでしょう。では慎重にメニューを確認してみます。

これでもほんの一部ですが、全体的に日本人にも食べやすそうなメニューラインナップです。メニューの解説を読むだけで、どれも絶対においしい料理が出てくると確信できます。が、ここは用心深くなり過ぎるに越したことはありません。熟考を重ねたうえで注文したのは肉の力を信じて「サテ(東南アジアの串焼き)盛り合わせ」¥950、米の力を信じて「ナシゴレン(インドネシアの焼き飯)」¥900、そしてノンアルコールビール。最悪、喉に流し込む役割を担うのがノンアルコールビールですので、いつも以上に重責です。早速「サテ(東南アジアの串焼き)盛り合わせ」が到着しました。

右から豚肉×2、牛肉×2、鶏肉×2の豪華な串焼きです。まずは大根とニンジンのピクルスをいただきましょう。ほのかな酸味と甘味が絶妙なピクルスです。マイルドでやさしい味わいはピクルス嫌いな人でもおいしくいただけると思います。箸休めとしても効果的で、(ノンアルコール)ビールにもよく合う逸品ではないでしょうか。野菜の滋味や旨味が活かされている味わいを堪能することができました。ではいよいよ肉3種を食べてみましょう。

少し甘めの味付けで、ピーナッツの風味が感じられる串焼きです。豚肉は脂の濃厚な旨味と甘めのタレとの相性が見事。個人的には豚肉が一番好みに感じられました。牛肉は赤身の豊かな味わいが際立ちます。テリヤキソースのようなタレに依存した味わいではなく、素材の旨味をしっかりと味わうことができるのも高ポイントです。鶏肉はあっさりとした味と濃厚なタレとの相性の良さを実感できます。辛味を少し足していただければ間違いなく一番人気になると思いました。肉三昧を楽しんでいると、「ナシゴレン(インドネシアの焼き飯)」が到着。

見ただけで間違いのないおいしさでしょう。早速、インドネシアのえびせん「クルプック」からいただきます。サクサクの食感、口いっぱいにエビの風味が味わえる完璧なおいしさです。ナシゴレン本体はナンプラー(魚醤)が薫る東南アジアらしさがありながら、あっさりとした味付けでいくらでも食べられます。お皿の奥に添えられている「サンバルソース」は爽やかなピリ辛味で、ナシゴレンにつけて食べるともう止まりません。そして目玉焼きがいい味を出しています。中華の炒飯に飽きた方は、ぜひナシゴレンをお試しください。炒飯の新たな可能性を発見できるのではないでしょうか。

7年ぶりの東南アジア料理はどれも最高のおいしさでした。マスターからお話を伺ったところ、こちらのお店は5年ほど営業されているそうです。まだ新しいお店で知名度はさほど高くありませんが、本物の味わいを存分に楽しむことができます。エスニック料理好きな方はもちろん、東南アジア料理に馴染みのない方にもオススメです。お一人様はもちろん、カップルやグループでの利用にも適していますので、京都で東南アジア料理を堪能したい方はぜひ足をお運びください。

[2019年4月18日訪問]

ビンタン食堂
●住所…京都市左京区北白川西町82-3 光楽堂ビル 2F
●TEL…075-754-8622
●定休日…火曜日
●備考…店内分煙(テーブル席禁煙・カウンター席喫煙可)
●ホームページ…Facebook
※より詳しく知りたい方は食べログ「ビンタン食堂」で検索してください。

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