京都拉麺 麺屋 愛都
京都のラーメン好きならご存知の方も多いと思われる「京都拉麺 麺屋 愛都(きょうとらーめん めんや あいと)」。京都市内に本社がある健康寝具・浄水器・ジュエリーの企画総発売元「株式会社アイアイ」の外食事業として設立され、これまで衣笠店や祇園店として展開されていたラーメン店です。現在は烏丸今出川の交差点を北へ100mほど行った今出川店として営業されています。同志社大学今出川キャンパス西門前の烏丸通に面していて大きな看板がわかりやすく、近隣の同志社大学の学生をはじめ、地元の方などで賑わっている人気店です。
先日、お店の前を偶然通った際に「冷やしラーメン」があることを知り、伺うタイミングをはかっていました。23時まで営業されていて、烏丸今出川界隈のラーメン店としては比較的遅くまで利用できる便利なお店です。時刻は22時、では店頭に掲出されているメニューを確認してみましょう。
期間限定の「冷やしラーメン」¥650と「カレーラーメン」¥850。「冷やしラーメン」はともかく、「カレーラーメン」は夏でなくても食べたい。日本では“カレーは夏”という間違った風潮がありますが、管理人的にはインドの方と同様、カレーは1年中食べるものです。だいたい暑い夏にカレーなんて食べたら汗が止まらくなって溶けてなくなってしまうバケモノですので、「カレーラーメン」は通年販売していただきたい。と、文句を言っても仕方ありませんので店内へ入ってみましょう。
京都ではお馴染みの“鰻の寝床”の店内です。カウンター席とテーブル席がバランスよく配置され、お一人様でもグループでも利用しやすラーメン店。おそらく同志社大学の学生でしょうか、若い男性のお一人様3名とカップル1組が食事をされていました。地下鉄「今出川駅」からも徒歩すぐとアクセスも便利です。では改めてメニューを確認してみましょう。
豚骨と鶏の白湯スープベースのラーメンと鶏ガラ醤油の澄んだ青湯スープベースのラーメンが主力メニューです。「唐揚げ」(2個¥260〜)や「チャーシュー丼」¥250もおいしそうですが、今回の目的は「カレーラーメン」です。いや「冷やしラーメン」です。券売機で食券を購入するスタイルですので、「冷やしラーメン」を注文してみました。
海苔のいい香りがたまりません!具は味玉、海苔、青ネギ、大葉、そして梅肉で、チャーシューだの蒸し鶏だのといった動物性タンパク質は味玉のみという潔さ。日本の現代人は肉を食べ過ぎですので、夏の暑い夜などにはあっさりと肉ナシ冷やしラーメンもヘルシーで健康的ではないでしょうか。“味玉だけに動物性タンパク質を任せられない!”という肉食獣な方はトッピングで「チャーシュー」¥250で増強するか、「味玉」¥100で玉子だらけにするといいでしょう。セレブな方は「全部」¥350というテもありますが、おそらく他の人から白い目で見られると思います。では「冷やしラーメン」をいただきましょう。
麺は中細のストレート麺、スープは冷たい青湯スープです。キリリと冷たい青湯スープがさっぱりとしつつも濃厚で、食欲がないときでもスムーズに食べられます。そしてこの「冷やしラーメン」の鍵となっているのは大葉と梅肉。大葉の爽やかさと梅肉の酸味が主張し過ぎず、しかし全体の味を決めています。まさに和のテイストで、一般的な冷やし中華の甘酸っぱさではない、日本人好みの旨酸っぱさを楽しむことができる「冷やしラーメン」と言えるでしょう。
あっさり、さっぱりとした「冷やしラーメン」で身も心もスッキリとした食後感に包まれました。チャーシューや蒸し鶏などの肉系がないと物足りないような気がしがちですが、そんなことありません。むしろたまには肉系を食べずに過ごし日があってもいいのではないでしょうか。ただ、腹ペコの場合はサイドメニューの「唐揚げ」や「チャーシュー丼」で腹具合を調整するといいかも知れません。「チャーシュー丼」はフレーク状の炙りチャーシューがキャベツの千切りとともにご飯の上にかけられていて、1杯をペロリと食べられるおいしさでした。
[2019年8月1日訪問]
京都拉麺 麺屋 愛都
●住所…京都市上京区御所八幡町115-13
●TEL…075-406-1756
●定休日…不定休
●備考①…「冷やしラーメン」は夏季限定
●備考②…禁煙
●ホームページ…twitter
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