本格から創作まで多種多彩なインド・ネパールカフェ

その他料理編

EARTH CAFE

日本の2大国民食と言えば「カレー」と「ラーメン」でしょう。どちらも幼い頃から食べ親しんできて、大人になっても好きな方がほとんどではないでしょうか。そしてこの2大国民食を合体させればバカ売れ間違いナシじゃね?とたくらんだ方々が全国各地で「カレーラーメン」を提供されています。しかしダブルエースが同時に登場するスペシャルメニューの割には浸透しているとは言い難い気がしませんか?ラーメン店や中華料理店でも提供しているお店はごくわずか。インド・ネパール料理店ではまず見かけません。「カレーラーメン」は意外と定食店や食堂など、カレーもラーメンも専門ではない飲食店が提供しているケースが多いように感じます。また、京都であればむしろ「カレーうどん」の勢力が凄まじく、「カレーラーメン」は「カップヌードル カレー」で十分、と思っている方もいらっしゃるようです。イヤイヤ、「カレー」と「ラーメン」ですよ?それぞれがモノ凄いポテンシャルを持っているのは疑う余地もありません。そこで今回はインド・ネパール料理店としては珍しく「カレーラーメン」を提供している「EARTH CAFE(アースカフェ)」へと伺いました。

烏丸通北大路通の交差点(烏丸北大路)を東へ100mほど行った北大路商店街の中にあるインド・ネパール料理カフェです。開業されて3年ほど経っていて、今年2019年3月には「麺処 雁木」の近くに2号店となる「EARTH CAFE 中立売店」をオープンされたそうです。こちらは22時まで営業されていて、夜遅めの夕食にも便利。インド・ネパール料理店ながらカフェの名が付いているように、アルコール類だけでなく各種ソフトドリンクやスイーツも豊富に提供されています。時刻は21:30、早速店内へ入ってみましょう。

さすがに閉店間際だけあって、お客さんは若い女性2名組の1組だけでした。普段は大谷大学などから近いこともあり、学生や女性客で賑わっているお店です。こちらはインド・ネパール料理店としては珍しく、インド国旗もネパール国旗も掲揚されていません。ただ、壁にかかっている写真や装飾物でインド・ネパールらしさを表現されています。清潔感があり明るい店内は、女性のお一人様でも安心して利用できそうです。ではメニューを…と思ったのですが、グランドメニューの冊子ページ数があまりにも多く、撮るのがメンドクサくなってしまいました。A3サイズの大判メニューのみご紹介いたします。

グランドメニューにはインド・ネパール料理店らしく大量のカレーや一品料理などが掲載されていますので、本格的なインド・ネパール料理もしっかりと楽しめます。A3という一般的なメニューの倍のサイズ感で撮影しにくかった大判メニューを眺めていると、「インド焼きそば」¥600や「ネパール ラーメン」¥730などの創作メニューにも力を入れておられるようです。学生向けのお得なセットメニューや55種類の料理が食べられるコースなど、大陸系の方が経営する飲食店はメニューが多くなる傾向にあることを改めて実感できました。個人的にはメニュー数はともかく、ノンアルコールビールを置いて欲しいと願っています。今回は「カレーラーメン」の実力を確かめる目的で伺っていますので、「バターチキンカレーラーメン セット」¥1,000を注文してみました。

炭水化物トリオでした…

メン・メシ・ナンの凶悪黄金トライアングルです!ナンはゴマナンで、もう割り箸とレンゲの敷物扱いになっています。単品の「バターチキンカレーラーメン」¥820でよかったハズなのに、なぜセットを頼んでしまったのでしょうか。プラス¥180でゴマナンとライス(小)が付くとわかった瞬間、もうセットしか考えられない貧乏性がアダとなってしまいました。しかもカレーラーメンもゴマナンも相当なボリュームのデカ盛りです。普段デカ盛りに挑戦する際は心の準備をしているので大丈夫なものの、不意を突かれるデカ盛りは結構焦ります。とにかく敷物状態のゴマナンからいただきましょう。本格的な焼き立てのナンでゴマの香ばしい風味がおいしい。ナン自体もよく味わうとほのかな甘みがあり、カレーに合いそうです。が、食べても食べても減りません。ゴマナンはいったん置いて、いよいよカレーラーメンへ向かいます。

まずはスープをひとすすり。各種香味野菜と鶏ミンチが溶けていて、バターの風味も豊かな一般的なカレーラーメンとは次元の異なる味わいです。もちろんカレーラーメン用のスープであり、インドカレーでもスパイスカレーでも欧風カレーでもない、これまで味わったことのないおいしさを楽しめます。例えるならカレー風味の担々麺のスープが一番近い感じでしょうか。もっともカレー風味の担々麺なんて今まで食べたことはありませんが。辛さは注文時に選べますので今回は「2:普通」としているため、あまり辛くはありません。辛いのが食べたい方は「4:辛口」か「5:激辛」を選ぶといいでしょう。

麺はオレンジ色の中華麺でいかにも辛そうですが、まったく辛くありません。麺にコシがないのはご愛嬌。ラーメン店ではありませんので、そのあたりはあまりツッコまないようにします。ただ、実はこのフニャフニャの柔らか麺がカレースープと結構合っているのも事実です。食べていると口の中で麺とスープの一体感が生まれます。コシのある麺だと麺が主張し過ぎて、少しアンバランスな味わいになるような気がしました。好き嫌いはあるでしょうが、新しい麺料理のジャンルと考えれば十分アリだと思います。

そしてチャーシューではなくタンドリーチキンが乗せられているのが「バターチキンカレーラーメン」です。香ばしいタンドリーチキンにバターチキンカレーは合わない訳がありません。むしろこのラーメンにチャーシューやローストビーフは合いません。麺だけでなく、ゴマナンやライスのオカズとしても有能。スープとタンドリーチキンのおかげで、どうにかゴマナンとライスを完食することができました。

不意を突かれて焦ったものの、どうにかナン敵のゴマナンを食べ終えると、インド・ネパール系の店員さんがほほえみながら近寄ってこられ“ナンのオカワリはドウデスカ?”と勧められてしまいました。思わず“い、いやいや、も、モウダイジョウブデス”途中からカタコトになりながら丁寧にお断りしつつ、現地の方はどのぐらいナンを食べているのか気になって仕方ありませんでした。やはり学生が多いお店なこともあり、リーズナブルで手軽に本格的なインド・ネパール料理をたっぷりと楽しめるお店なのでしょう。地下鉄「北大路駅」から徒歩3分と便利な立地で、周辺には京都府立植物園などの観光スポットもありますので、お店の近くに来られた際にはぜひカレーラーメンなどをお楽しみください。

[2019年10月3日訪問]

EARTH CAFE
●住所…京都市北区小山下内河原町50
●TEL…075-491-5522
●定休日…不定休
●備考…禁煙(?)
●ホームページ…facebooktwitter

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